藤森 啓充
株式会社 NTTデータ関西|ソフトウェア・SI|プロジェクトマネージャ|300-1000人未満|ビジネスパートナー|契約タイプ 有償利用
信頼のファイル転送ソフト
良いポイント
HULFTといえば、多彩なプラットフォーム対応、相互のバージョンが違っても問題ない互換性、安定した動作ですね。
RedHad LinuxとWindows間のファイル転送だけでなく、HP-UXなどのUNIXに対応しており、システム間連携インタフェースファイルのやり取りで非常に使えるソフトウェアです。
また、やり取りする相互システム間のHULFTバージョンが違っても、問題なく使えるケースが多いため、新規システムを構築して、基幹システムのHULFTと連携させたい時、両方のソフトを同一バージョンに合わせる必要がないため、余計なコストやバージョンアップの手間やリスクを回避できます。
なお、導入したシステムでHULFTが停止してトラブルや、HLULFTがファイル転送に失敗してトラブルといった、HULFT起因のソフトトラブルはまず発生してませんので、信頼性の高い安心のソフトです。
改善してほしいポイント
非常に古い歴史を持つソフトなので、設定がシンプル故にポートとかプロトコルとか、昨今の技術進歩で隠蔽され、主に業務ロジックを実装してるエンジニアだと設定項目の意味がわからないようです。
なので、ビギナー向けのテンプレ設定があれば助かる人が多いのかもしれません。
また、環境設定はiniファイルの編集だったりするので、このあたりも画面を用意してもらえると敷居が下がるのかもしれません。
どのような課題解決に貢献しましたか?どのようなメリットが得られましたか?
ホストとWindowsサーバ間のインタフェースファイルのやり取りや、HP-UXとWindowsサーバ間のインターフェースファイルのやり取りに利用しています。
企業内システムにおいて、システム間連携はかなりのケースで必要になると思いますが、そのインタフェース開発には結構な工数がかかります。
しかしながらHULFTを使うとホストと他サーバ間のファイルインタフェース仕様を決めておけば、HULFTの接続先を増やすだけで連携できるようになり、接続先が増えれば増えるほど導入効果を得ることができます。
手がけたシステムでは、新規システム構築の度、インタフェース関連工数を70%以上削減できています。
検討者へお勧めするポイント
信頼性の高いソフトで、このソフトが起因のトラブルはほぼ発生しません。なので、システム開発する側はビジネスロジックに集中できるため、全体的に品質の高いシステム構築に寄与します。