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仮想サーバーは近年、安定稼働するようになった
IaaSサービスで利用
良いポイント
順次、新しいクラウドサービスに移行が進んでいるが12年以上も稼働させているIBM CloudのClassic仮想サーバーがある。
IBM Cloudを含むメガクラウド事業者の仮想サーバーは、VPC環境のアーキテクチャーで構成されることが一般的だが、IBM Cloudのクラシック仮想サーバーはオンプレミスのLAN内とDMZ内にまたがって配置されるアーキテクチャーであり、システム構成を描くと、非クラウドエンジニアにも説明しやすく理解を得られやすかった。
まだSoftLayerと呼ばれていた時代は、仮想化基盤やCPUの脆弱性が見つかる都度、仮想サーバーを再起動させる保守が頻繁に要求され、アプリケーションを利用しているお客様に緊急で保守計画をお願いすることになりご迷惑をかけてしまった。現在は、IBM Cloud基盤側にホットパッチ機能が実装されて再起動が要求されることがなくなり、ここ数年はとても安定して稼働している。
改善してほしいポイント
IBM Cloud もVPC環境のアーキテクチャーが主流になったことで他のメガクラウド事業者と差異の無いサービスになったことで提案や採用の機会が減ってしまった。現在は、Powerサーバー(AIX OS)やサーバー仮想化環境向けベアメタルサーバーなどの特定の要件が差異化されたサービスという印象。幾つかのサービスが提供終了になることがあるが、クラウド型WAFサービスのCIS(Cloud Internet Services)はマルチクラウドのセキュリティ対策でこれまでも今後も活用するので、ずっと提供を続けて欲しい。
どのような課題解決に貢献しましたか?どのようなメリットが得られましたか?
デジタルマーケティング領域でのオンプレミス物理サーバーおよびサーバー仮想化環境のリプレースでは、検証環境と本番環境合わせて50台弱を設計期間含めて半年もかからずClassic仮想サーバーに移行できた。ITコストを変動費化することで固定資産を保有しないライトアセットな経営も実現した。