良いポイント
承認権限を持つ人に承認されないとサーバーに対する作業が何もできない、また監査レポートにより適正に使用されたかどうかも確認できるので、作業者に対するセキュリティ的な縛りがかなり厳しくなるので良いと思う。
作業するSE側もいらぬ疑いをかけられることがないのでどちらにとっても良いと思う。
また貸し出されたIDを使用したサーバーへの接続も専用ソフトからダブルクリックで済むのも良い。
システム全体を一斉にメンテナンスするときなどは、全てのサーバーの全てのユーザーのパスワードをPDFでエクスポートする機能もあるので、あらかじめダウンロードしておけばiDoperationのサーバーが使用できない状態でも問題ない。
ID貸し出しの登録作業についてはかなり手間はかかるが、セキュリティを重視するのであれば導入する価値は十分あると思う。
改善してほしいポイント
Webからの登録が非常に手間なのでCSVやExcelのテンプレートからインポートして登録できるような機能がほしい。
同じドメインユーザーを別々の申請で同じ時間帯に貸し出し登録をすると重複エラーとなるので、改善してほしい。
例えば警告は出すが、登録はできるなど。
全サーバーの全ユーザーパスワードをエクスポートする機能があるが、ユーザーを限定してエクスポートできるようにしてほしい。全サーバー、全ユーザーだと膨大なページ数になるため、使用するユーザーのパスワードを確認するのに時間がかかる。
どのような課題解決に貢献しましたか?どのようなメリットが得られましたか?
これまで共通のパスワードや作業者側でパスワードが管理されており、いつでもだれでもサーバーを操作することができてしまう状況となっていた。
これは顧客の知らぬ間に委託業者のSEが勝手に操作することが可能な状態であり、セキュリティ的にはとても危険な状態となる。
iDoperationを使用することで、いつどのサーバーのどのユーザーが誰によって使用されたかが記録に残るため、作業者側は勝手なことができず、作業者による内部的な犯行などを抑止することができる。
作業者側も当然承認されないとIDを使えないので勝手なことができなくなる。
内部犯行による情報漏えい対策として有効な製品の一つだと思う。
検討者へお勧めするポイント
・いつ誰がどのサーバーにどのユーザーでアクセスしたかを管理できる。
・承認がないとIDが使用できないため、SEの勝手な作業を抑止することができる。
・監査レポートにより証跡が取得できるのでPマーク対応などに有効