良いポイント
まずはじめに、KARTEBlocksは同期タグなのでABテストを読み込んだ際に画面のフラッシングがなく、JSなどで複雑なABテストを実装しても、ユーザー側に違和感なく表示させられるのが良い点です。
いかに、勝ちが見えそうな施策でも、画面の表示が遅れたりすると正しい検証が出来ない可能性もあるので、この点はとても良いと思います。
各種に関しては、非常にシンプルでブロック(テストをする箇所)の指定が画面上から設定できたり、Chromeの拡張機能を使うことによってテストパターンごとの確認や、現在あたっているセグメントなどの確認もできるので、ABテスト未経験者の方にも気軽に使うことができると思います。
また、画像やテキストの差し替えであれば基本的にノーコードで設定が可能なツールですが、複数の箇所を変更したり、サイト上の機能を追加したりするJSの実装などを行う場合にも対応しているので、シンプルなテストから複雑なテストまで幅広く対応しているので使い勝手がよいです。
改善してほしいポイント
昨今のWebサイトを運営している企業さまでよくある事例で複数のドメインを利用したクロスドメイン構成の場合、ツール側が対応していないので、オフィシャルページで商品詳細→(ドメインをまたぐ)→ECサイトで購入のようなゴール設定が出来ないのが難点なので、クロスドメイン構成に対応してもらえると幅が広がるかと思います。
細かいとこでいえば、テストを設定するエディターのCSSやJSを書くスペースの幅が狭いので、任意で幅を広げられるようにすると使い勝手がよくなると思います。
また、配信条件を作成する画面で条件の変更をしたいのに配信条件のリストをクリックすると、サイトの要素選択画面に行くので、利用者の想定している動作と違うような気がしています。。。
あとは、ページ一覧画面で使用する絵文字の汎用性の少なさ、、、とかですね。動物よりサイトのディレクトリに関係ありそうな無機物が増えると嬉しいです(笑
どのような課題解決に貢献しましたか?どのようなメリットが得られましたか?
トップページやLPのFVの改善で改善率を大幅に改善できることが多いです。
フラッシングが無く違和感が少ないので、ユーザーが最初に目に入る部分のパーツではテストの良い、悪いが正しく把握できるので、比較検討の積み重ねが積み重ねやすいメリットがあります。
また、セグメントを利用して自然検索経由・広告経由などの流入経路や初回来訪・再来訪・会員などユーザーの状況に合わせた訴求をする接客サービス的なツールとしても利用しています。
各種流入で利用している訴求とサイト内の情報のマッチ度の向上やサイト利用状況に合わせた情報入れ替えでCVR改善にもつながっています。
検討者へお勧めするポイント
コストパフォマンス、ABテスト実施のシンプルさ、フラッシング対策