良いポイント
企業間契約で多いのが「自動更新」。更新しない場合は「○○月前までに相手側に通知する」というのが多い。これを忘れていると、契約見直しのタイミングを逃してしまったり、場合によっては契約していることすら忘れてしまう。
リーテックスでは新規契約の「承認待ち」状況はもちろん、既存契約の「満了日」が近いものがないか、そして契約に伴う「支払日」が差し迫ったものはないかを毎週メールで知らせてくれる。
契約書を登録しておけば、あとはこのリマインダーを毎週見ておけば漏れがないので、安心できる。必要なくなった契約の解約にも役立つ。
改善してほしいポイント
新規登録の際に、会社の登記簿謄本登録が必要など、他社のサービスに対してユーザー確認が厳格。これは他社のサービスが(どんな権限を持っているのかもわからない社員がメールアドレスだけで)簡単に登録でき、逆に、相手側法人が本当に存在するのか、社員は会社承諾を得て契約しているのか、不安になることがあるのに対して、相手も同様に厳格なユーザー確認がされていると思うと安心できる。
一方、このユーザー確認プロセスの全容が最初に示されないので、今どこまで進んでいるのか、まだ終わらないのか、とイライラした。ユーザー確認が厳格なのは本サービスの特徴なので、それは維持しながら、なぜ登記簿謄本登録が必要なのかや、新規ユーザー登録のための流れを最初に示すことで、その煩わしさは軽減されると思う。
どのような課題解決に貢献しましたか?どのようなメリットが得られましたか?
他社のサービスの中には、「これだけで登録できていいの?」というところもあった。そのため、新規取引先との契約など、やはり不安があり、従来通り紙に代表印を押してもらって契約していた。さすがに、代表印管理はどの会社でも代表者がやっており、一社員が勝手に押印はできないからだ。
それが便利でも、電子契約に踏み切れない理由だったが、リーテックスのサービスはそこが解決されている。どの会社でも新規契約の数よりも、既存契約のほうが多いので、既存契約のメンテナンスが容易にできることもメリット。ログインして見に行かなくても、毎週、契約状況のリマインダーが来るので安心できる。
また、リーテックスだけの特徴として、契約を「電子記録債権」として登録することで、法律によって契約の存在が永久に保護される機能があるらしいが、こちらは追加料金が必要。そこまでの法的保護が必要と思われる契約がないため、まだ使ったことがない。