良いポイント
Office系ソフトウェアの標準的な存在としてWordは今では欠かせない存在になっています。
私は編集という仕事を通して様々な著者の方とやりとりをさせて頂いていますが、著者の方が使用しているWodは最新版やWindows版だけとは限りません。Mac用Officeやごく稀にOffice95など、過去発売された様々なバージョンのWordで作成した原稿は、docxフォーマットのみならずdocやRTFなど様々なフォーマットで原稿が送付されてきます。しかし今までそれらの文書ファイルはほぼ問題無く開くことが可能で、長年に渡って業界標準であり続けたソフトウェアを使用している恩恵を受けていると感じています。
改善してほしいポイント
最新版Wordではアクセシビリティチェック機能が搭載されていますが、この機能の拡充を期待したいと考えています。
具体的には、現状は視覚障害者の方が文書にアクセスした際に音声読み上げ用代替テキストの有無などのチェックのみですが、色弱・色盲の方向けの配色チェックによるカラーユニバーサルデザイン(CUD)への適合と修正アドバイス等などを行う機能の実装を望みます。
どのような課題解決に貢献しましたか?どのようなメリットが得られましたか?
Microsoft 365版Wordは、Offcie 95時代から利用しているが、近年かゆいところに手が届く様な機能が実装され、今までなら他社の様々なアプリケーションと連携して処理していたようなプロセスもWord単体で完結するようになってきた点がとても良いと思います。
例えばPDFのワードでの読み込み・編集だが、数年前までは他社製ソフトウェアでPDFからWordにコンバートしてからWord文書として編集作業を行っていましたが、その変換ソフトは精度が低く、文字化けの突き合わせ確認など後処理が大変でした。
それに対して最新バージョンのWordで直接PDFを読み込んで編集することが可能、さらに文字化け等はほぼ見られず、作業後のチェックにも時間を多く割く必要がなくなり、今や私の仕事場では時短を実現するためには欠かせない存在です。
検討者へお勧めするポイント
Office作業に欠かせない存在であり、他社等と文書データのやりとりをするなら間違いなく購入するべきだと思います。なお、本製品は買い切りとパッケージ両方が提供されています。私は以前は買い切り版を利用していましたが、ソフトウェアの高性能化等が著しい状況を見ると、予算や社内的な管理体制上、問題が無いのであればサブスクリプション版で常に最新の機能を使い続ける方のメリットが大きいと感じています。