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一人あたり1TBの容量はメリットだがあくまで個人用の保存領域
オンラインストレージで利用
この製品・サービスの良いポイントは何でしょうか?
Office365の一番低価格なプランでも1人あたり1TBのクラウドストレージがついてくる。1TBあれば、個人の領域としては必要十分。PCのバックアップや外出先から閲覧したいデータなどを格納するのに十分使える。またOneDrive上のOfficeドキュメントであれば、ブラウザで編集可能。(OfficeOnline)デスクトップアプリのOfficeほどの機能は備えていないが、一般的な編集用途であれば十分な機能である。
改善してほしいポイントは何でしょうか?
1TB×全ユーザと聞くと、膨大な容量のクラウドストレージを手に入れて、様々な用途が思いつくが、注意すべきなのはあくまで個人用の領域ということ。大人数でファイルを共有するような利用方法には向いていない。まずOneDrive上のファイルは同じ組織のユーザと共有できるのだが、この共有はユーザが自由に行えるため、ファイルサーバのようなアクセス権を管理することは不可能。すべてユーザ任せになる。さすがに外部のユーザと共有することは管理者側で禁止できるが、組織全体に行う設定のため、このユーザだけ外部共有を許可したい、といった融通は効かない。また一番注意すべきは、退職等でユーザを削除するとき。ユーザを削除するとデータも消えるため、事前にオーナーを他社に引き継いでおく必要があるが、GoogleDriveのようにGUI上で付け替えることはできず、いったんローカルにダウンロードして、引き継ぎ先のアカウントでアップロードし直す必要がある。退職者が出るたびにこんなことをしていられないので、やはり、あくまで個人用の領域ということを肝に命じておいたほうが良い。
どのようなビジネス課題を解決できましたか?あるいは、どのようなメリットが得られましたか?
個人用途の大容量のストレージ+Officeをブラウザ編集できる+PCバックアップという用途に限るのであれば、Office365に付随してくるサービスとしては利用価値は高い。ただしファイルサーバのように管理された領域としてしようするのであれば、やはりSharePointが必要になる。