非公開ユーザー
食料品・酒屋|経営・経営企画職|300-1000人未満|ユーザー(利用者)|契約タイプ 有償利用
顧客分析だけでなく、社内の様々なデータを一元管理できます
CDPツールで利用
良いポイント
優れている点・好きな機能
・Audience Studioを使用することで、エンジニアでなくても対象データの抽出ができる
UIによる操作によって、マーケティング担当者でも顧客セグメントを切って施策に生かすことができるようになりました。
・社内のあらゆるデータや日々増える購買データを十分格納でき、データ統合が可能
仕入れデータと販売データはシステムが異なっているのですが、一度Workflowで定期実行を組むことでエンジニアや担当者がExcelを使って集計作業をしなくても自動で集計結果を出力してくれます。
・オフラインとオンラインの顧客データを紐づけることできめ細やかな施策ができる
実店舗の購買データとECサイトの購入履歴を会員IDで紐づけることで顧客の行動の全体を可視化することができ、購入商品など今まで以上に顧客理解が深まりました。
改善してほしいポイント
欲しい機能・分かりづらい点
・トレジャーデータを使いこなすにはSQLスキルが必要
テーブル間の連携や複雑なデータ抽出・分析を行うにはまだまだSQLの知識が必要になります。定型的な作業はマーケティング担当者でも可能ですが、ドリルダウンを行おうとすると場合にハードルが高いと感じます。
・導入時のデータの設計に時間もコストもかかる
導入時はCSの担当者の方・技術支援会社の方にデータ設計をお願いしました。契約・導入してすぐに使えるようになるわけではないため、綿密なデータの統合設計が必要になります。初期投資はかかりますが、この段階での投資を惜しむと後々データが蓄積し、活用する段階で苦しむことになりますのでご注意ください。
どのような課題解決に貢献しましたか?どのようなメリットが得られましたか?
・部署間で同じデータ・指標を見てコミュニケーションができるようになった
これまで取得できるデータが限定的だったため、お互いが持っている情報が見えていなかったのですが、集計したデータをコネクタを利用して帳票に出力しマーケティングチームや店舗運営部に配布したり、BIツールに繋ぎこむことでデータの民主化が可能になりました。
・パーソナライズされた施策の実行が可能になった
アプリ会員のデータが十分活用できず、一律のプッシュ配信しかできておりませんでしたが、TreasureDataを導入したことによって、顧客のセグメント・行動分析はもちろん、パーソナライズされたメッセージを配信できるようになり、再来店率向上のきっかけになりました。
検討者へお勧めするポイント
導入するにはやや敷居は高いですが、その分活用ができれば頼もしいビジネスパートナーになることは間違いありません
。単なるデータ分析ツールやデータベースではなく、顧客起点でビジネスを動かせるエンジンになります。
データが集まれば集まるほど顧客の解像度は高くなり、質の高い施策が実行できるようになります。
また、CDPツールである一方で社内のデータ統合にも活用できるため、社内に点在しているあらゆるデータを集めて一元管理ができるツールとしても使えますので、抱えている課題と合致するようであれば導入検討の余地は十分にあると思います。
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