非公開ユーザー
病院|社内情報システム(CIO・マネージャ)|300-1000人未満|ユーザー(利用者)|契約タイプ 無償利用
自分で構築して監視する楽しさがあります。
統合運用管理ツールで利用
良いポイント
Zabbixは、まず、Linuxで稼働する無償ソフトウェアであるという事、チューニングは必要ですがインターネット上に多くの情報があり、検索するとおおよその事は解決できます。
通常、トラブルシューティングで使用するPingなどを自動的にZabbix内で行い、Pingが通らなかった場合には通知を行うなどまずはPingの監視から始めるとわかりやすいです。
次に、SNMPにて監視を行う。SNMPを実装している機器(スイッチ、ルータ、サーバなど)に対して、定期的に稼働状況を収集しグラフ化するなんて事ができます。スイッチでしたら各ポートのトラフィック、ルータでしたらインターネット接続状況などグラフで表現できます。WindowsサーバなどもSNMPを実装していますので同様の方法で監視ができます。一般的なOSでしたらZabbixエージェントが用意されているので、Zabbixエージェントを各サーバなどに設定するとCPUの状況、メモリーの使用状況、ディスクの稼働も監視できます。
監視に関しては、Zabbixからテンプレートが提供されており、有名な海外通信機器メーカーでしたら流用できるテンプレートが揃っています。
改善してほしいポイント
無償で使用するには十分するぎるくらい機能が充実しております。ただ、テンプレートに関してはあまり多いとは言えません。特に有名海外製品に関してはテンプレートは多々ありますが、日本製の製品、あまり多いとは言えません。なので一般的なテンプレートを使用して複雑な監視は深く調査をしてSNMP、OIDなど調べて構築する必要があります。
また、Zabbixを一度稼働してしまうと、なかなか止める事ができないシステムになります。最初のうちは、チューニング方法もあまりわからないで構築してしまうので、ディスクの割り当てをミスして不足してしまうなどOSからセットアップを何度もやり直しました。
初期設定段階で設定しておいた方が有効な設定を広く公開して欲しいです。
どのような課題解決に貢献しましたか?どのようなメリットが得られましたか?
Zabbixを使い始めたきっかけですが、シスコ製スイッチが頻繁に停止する事象が発生しておりました。
触れたら火傷するぎりぎりの高熱・・・そこで、数値的根拠を構築した企業へ提示したくSNMPでの温度監視を始めました。
全体の監視を始めると、いくつかのハブボックスで高熱問題がある事が明確になり、対策を依頼する事ができ、予防もする事ができました。
高所に取り付けられたハブボックス、設置方法にも問題があったのですが状況がはっきりして対策ができた事は良かったです。
検討者へお勧めするポイント
空いているサーバをLinuxセットアップから始めてみて下さい。必ず構築できます。運用できるとかなり楽になります。