【2025年】暗号化ソフトのおすすめ10製品(全44製品)を徹底比較!満足度や機能での絞り込みも
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DESlock Plus Proとは、PCやリムーバブルメディアの盗難・紛失、あるいはインターネット経由での外部送信などのリスクから機密情報を守る、暗号化のツールです。フルディスク暗号化で内蔵のHDDやSSD全体を暗号化、さらにはOS起動時に利用するシステムドライブを暗号化できます。PCやリムーバブルメディアを紛失したり、盗まれた場合でも、第三者への情報流出を防ぐことが可能。また、OS起動前に行うプリブート認証により、第三者によるPC起動を防ぎます。導入企業の業界は、製造、小売り、サービス、教育機関などです。
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4.4
機能満足度
平均:3.9
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4.9
使いやすさ
平均:3.6
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5.0
導入のしやすさ
平均:3.4
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4.0
サポート品質
平均:3.5
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Security Platformとは、ハミングヘッズ株式会社が提供している暗号化ソフト製品。ITreviewでのユーザー満足度評価は2.9となっており、レビューの投稿数は2件となっています。
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CyberCryptとは、個々のユーザーがファイル単位の暗号化を手軽に行えるとともに、万が一の際には企業全体のマスターキーを用いた復号も可能な、暗号化のツールです。ファイル1つ1つを異なる「鍵」で暗号化できるので、メールの誤送信、PCの盗難・置き忘れ、USBメモリの紛失時にも、機密情報の中身が漏えいせず、強固なセキュリティを保つことができます。また、復号パスワードを紛失、暗号化した本人が不在などの場合でも、企業に1つだけ配布される「マスターキー」で復号できる可用性も兼ね備えています。導入企業の業界は、製造、小売り、金融、保険、ソフトウェア/システム開発、教育機関、自治体などです。
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セキュリティ・ウェアハウス-portableとは、株式会社スカイネクサスが提供している暗号化ソフト製品。ITreviewでのユーザー満足度評価は4.5となっており、レビューの投稿数は1件となっています。
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セキュリティ・ウェアハウスとは、株式会社スカイネクサスが提供している暗号化ソフト製品。ITreviewでのユーザー満足度評価は4.5となっており、レビューの投稿数は1件となっています。
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Sophos Encryption は、Windows や Mac のネイティブ ディスク暗号化機能(Bit Locker / File Vault)を利用し、暗号化されたデバイスの鍵管理などを Sophos Central から管理できます。 ディスク暗号化:Windows および macOS 用のフルディスク暗号化で、デバイスとデータを保護。ソフォスのサイバー セキュリティ ポートフォリオ全体とともに Sophos Central で管理されます。 直感的:簡単なセットアップと管理。サーバーを構築したり、バックエンドのキーサーバーを設定したりする必要もありません。デバイスの保護を数分で開始できます。 コンプライアンス:リモートワークの増加に伴い、デバイスとデータのセキュリティを確保することは今まで以上に重要です。デバイスの暗号化状態を確認し、コンプライアンスを実証します。 セルフサービス ポータル:IT ヘルプデスクへの問い合わせを削減。ユーザーはセルフサービス ポータルを使用して自分のデバイスへのアクセスを復旧できるので、迅速に作業を再開できます。また、IT ヘルプデスクは、対処が必要なチケットの数を減らすことができます。 安全なファイル共有:機密性の高いファイルを安全に共有。パスワードで保護された HTML ラッパーを使用すると、正しいパスワードを持つ受信者のみがドキュメントにアクセスできます。 可視化:管理者は、管理サイト全体にわたってデバイスを可視化できます。単にマシンが暗号化されていることを確認するか、またはディスクと暗号化方式の詳細をドリルダウンできます。
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セキュリティ・ウェアハウス-miniとは、株式会社スカイネクサスが提供している暗号化ソフト製品。ITreviewでのユーザー満足度評価は4.0となっており、レビューの投稿数は1件となっています。
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Rohos Logon Key for Macとは、Tesline-Service SRLが提供している暗号化ソフト製品。ITreviewでのユーザー満足度評価は4.0となっており、レビューの投稿数は1件となっています。
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Dekart Private Diskとは、Dekartが提供している暗号化ソフト製品。ITreviewでのユーザー満足度評価は4.0となっており、レビューの投稿数は1件となっています。
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暗号化ソフトの基礎知識
暗号化ソフトとは、データやファイルの内容を第三者が判読できない状態に変換するためのソフトウェアのことです。平文(元の状態)を暗号文へと変換し、情報漏洩や不正アクセスから機密性の高いデータを保護するために利用されます。
セキュリティの強化が求められる企業環境において重要な役割を果たすツールであり、具体的な活用事例としては、顧客情報を保管するフォルダの暗号化、外部記録媒体(USBなど)の暗号化、社外へのメール送信時の添付ファイル暗号化などが挙げられます。
クラウドやリモートワークが一般化する現代においては、デバイスを問わずにデータが持ち運ばれるケースも多く、暗号化ソフトの導入がセキュリティ対策の基本として定着しつつあります。
- 暗号化ソフトの比較ポイント
- ①:暗号方式の安全性で比較する
- ②:対応デバイス・OSの種類で比較する
- ③:管理機能や操作性で比較する
- ④:導入コスト・ライセンス形態で比較する
- ⑤:ログ管理・証跡機能で比較する
- 暗号化ソフトの選び方
- ①:自社の解決したい課題を整理する
- ②:必要な機能や選定基準を定義する
- ③:定義した機能から製品を絞り込む
- ④:レビューや事例を参考に製品を選ぶ
- ⑤:無料トライアルで使用感を確認する
- 暗号化ソフトの価格・料金相場
- オンプレ型(買い切り型)の価格・料金相場
- サブスクリプション型(月額課金型)の価格・料金相場
- 暗号化ソフトの導入メリット
- 情報漏洩リスクを大幅に低減できる
- 法令対応・監査対策が容易になる
- 運用の手間を最小限に抑えられる
- 暗号化ソフトの導入デメリット
- 導入・運用にコストがかかる
- 操作性や互換性の問題が発生することがある
- パスワード管理が煩雑になるリスク
- 暗号化ソフトの導入で注意すべきポイント
- 復号トラブル発生時の対応体制の確認
- 社内ポリシーとの整合性チェック
- 他のセキュリティ対策との併用設計
- 暗号化ソフトの最新トレンド
- ゼロトラストセキュリティとの統合
- クラウドストレージとの連携強化
- パスワードレス技術の採用
- AIによる異常検知との連動
- 法令改正に対応した自動機能
- 暗号化ソフトと関連のあるソフトウェア
暗号化ソフトの比較ポイント
暗号化ソフトの比較ポイント
- ①:暗号方式の安全性で比較する
- ②:対応デバイス・OSの種類で比較する
- ③:管理機能や操作性で比較する
- ④:導入コスト・ライセンス形態で比較する
- ⑤:ログ管理・証跡機能で比較する
①:暗号方式の安全性で比較する
暗号化ソフトの比較ポイントの1つ目としては「暗号方式の安全性で比較する」というものが挙げられます。暗号化されたデータが安全であるかどうかは、採用されているアルゴリズムの信頼性に依存します。
例えば、AES-256は米国政府機関でも採用されるほど堅牢な暗号方式として知られていますが、一方で独自規格や古い暗号方式(DESなど)は、解読リスクが高まる懸念があります。万が一、暗号方式に脆弱性が見つかった場合には、機密情報の漏洩に直結する可能性があるため、業界で標準的に利用されている強力なアルゴリズムを採用していることが必須条件です。
②:対応デバイス・OSの種類で比較する
暗号化ソフトの比較ポイントの2つ目としては「対応デバイス・OSの種類で比較する」というものが挙げられます。暗号化の対象となるデータは、PCだけでなくスマートフォン、タブレット、USBメモリや外付けHDDなど多岐にわたります。
特定のOSやデバイスにしか対応していない暗号化ソフトを選んでしまうと、モバイルワークやクロスデバイス環境におけるセキュリティの穴となる危険性があります。特にBYOD(私用端末の業務利用)を推進する企業では、iOS・Android・Windows・macOSのすべてに対応する製品を選定することが望ましいでしょう。
③:管理機能や操作性で比較する
暗号化ソフトの比較ポイントの3つ目としては「管理機能や操作性で比較する」というものが挙げられます。セキュリティ対策として導入しても、現場で運用が煩雑であったり、誤操作が頻発したりしては逆効果です。
管理者が一括でポリシー設定や復号キーの管理を行える管理コンソールの有無、ユーザー視点での直感的な操作性の高さなども重要な要素です。たとえば、ファイルを右クリックして簡単に暗号化できる機能や、指定フォルダ内の自動暗号化機能などがあれば、業務を妨げずにセキュリティを確保できる運用体制を築くことが可能です。
④:導入コスト・ライセンス形態で比較する
暗号化ソフトの比較ポイントの4つ目としては「導入コスト・ライセンス形態で比較する」というものが挙げられます。多くの暗号化ソフトはサブスクリプション型(月額課金)ですが、中には買い切り型ライセンスを提供する製品も存在します。
一見すると安価な製品でも、管理機能が別ライセンスで追加購入が必要なケースや、年間保守費用が別途かかる場合もあるため、導入時点の価格だけでなくトータルコストの試算が欠かせません。また、ユーザー数やデバイス数によって料金体系が異なる場合もあるため、自社の導入規模に合ったライセンスモデルを選ぶ必要があります。
⑤:ログ管理・証跡機能で比較する
暗号化ソフトの比較ポイントの5つ目としては「ログ管理・証跡機能で比較する」というものが挙げられます。情報セキュリティにおける可視化は、内部統制やインシデント対応の面でも非常に重要です。
誰がいつどのファイルを暗号化/復号したかといった操作履歴を残すことで、不正利用や情報漏洩があった際にも追跡が可能になります。特にISO27001やISMS認証を取得している企業では、監査対応のためにログの保管要件を満たす機能が必要になるため、この点を無視して製品選定を行うと、後々対応コストが膨らむリスクもあります。
暗号化ソフトの選び方
暗号化ソフトの選び方
- ①:自社の解決したい課題を整理する
- ②:必要な機能や選定基準を定義する
- ③:定義した機能から製品を絞り込む
- ④:レビューや事例を参考に製品を選ぶ
- ⑤:無料トライアルで使用感を確認する
①:自社の解決したい課題を整理する
暗号化ソフトの選び方の1つ目のステップとしては「自社の解決したい課題を整理する」というものが挙げられます。情報漏洩リスクの防止を目的とするのか、それとも監査対応や法令順守の一環として導入するのかで、必要となる機能や製品タイプが大きく異なります。
例えば、テレワーク中のPCからの持ち出しデータを保護したい企業と、USBや社外メールを通じた情報流出を防ぎたい企業では、選定すべき機能が異なります。導入の目的を明確にすることで、製品選定のブレを防ぐことができます。
②:必要な機能や選定基準を定義する
暗号化ソフトの選び方の2つ目のステップとしては「必要な機能や選定基準を定義する」というものが挙げられます。復号の手間が少ないこと、ファイル単位での自動暗号化機能、USB接続時の自動暗号化、クラウド連携への対応など、具体的な要件を洗い出しておく必要があります。
また、ユーザー側の利便性やIT部門の管理負荷なども考慮したうえで、自社のセキュリティポリシーと整合性の取れる機能要件を策定することが、失敗しない製品選びにつながります。
③:定義した機能から製品を絞り込む
暗号化ソフトの選び方の3つ目のステップとしては「定義した機能から製品を絞り込む」というものが挙げられます。特に、エンタープライズ向け製品では多機能であるがゆえに、使わない機能まで含まれてしまい、費用対効果が下がるケースもあります。
本当に必要な機能が備わっている製品に絞り込むことで、運用負荷の軽減とコスト最適化の両立が可能になります。比較検討の際は、メーカーの導入実績やサポート体制も同時にチェックしておくと良いでしょう。
④:レビューや事例を参考に製品を選ぶ
暗号化ソフトの選び方の4つ目のステップとしては「レビューや事例を参考に製品を選ぶ」というものが挙げられます。実際に製品を導入している他企業の評価や活用事例を見ることで、実運用における課題や成功パターンを把握できます。
特に、同業種や同規模の企業の導入事例は非常に参考になります。「想定していた運用ができるのか」「サポート体制が充実しているか」など、ユーザー視点の情報を確認することで、製品選定の確度を高めることが可能です。
⑤:無料トライアルで使用感を確認する
暗号化ソフトの選び方の5つ目のステップとしては「無料トライアルで使用感を確認する」というものが挙げられます。UIの使いやすさや暗号化・復号の手順、操作ログの出力方法などは、実際に触れてみないと判断がつきにくい項目です。
多くの製品では30日間の試用版やトライアルアカウントが提供されており、導入前に自社の業務フローとの親和性を確認できることは、導入後のミスマッチを防ぐうえで重要です。
暗号化ソフトの価格・料金相場
暗号化ソフトの料金体系は、主に「オンプレ型(買い切り型)」と「サブスクリプション型(月額・年額課金型)」に大別されます。以下にそれぞれの価格帯と特徴をまとめた表を記載します。
製品タイプ | 初期費用の目安 | 主な特徴 |
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オンプレ型 | 20,000円〜150,000円前後 | 一括購入で永続使用、長期的には割安 |
サブスクリプション型 | 月額1,000円〜5,000円 | 常に最新機能を利用可能、初期コストを抑えやすい |
オンプレ型(買い切り型)の価格・料金相場
オンプレ型の暗号化ソフトの料金相場としては20,000円から150,000円前後が一般的です。このタイプは一度の支払いで永久ライセンスを取得できるのが特徴です。
特にセキュリティ要件が明確で、頻繁な機能追加が不要な企業にとっては、長期的に見てコストパフォーマンスが高くなる選択肢です。たとえば、法人向けのUSB暗号化ツールやローカルPC内の自動暗号化ツールなどが該当します。
サブスクリプション型(月額課金型)の価格・料金相場
サブスクリプション型の暗号化ソフトの料金相場としては月額1,000円から5,000円程度が目安です。クラウド連携やサポート込みのプランも多く、初期投資を抑えながら始められるメリットがあります。
一例としては、Microsoft 365のE5プランに含まれる暗号化機能や、法人向けエンドポイントセキュリティソリューションに統合された暗号化機能があり、クラウド時代のセキュリティに柔軟に対応できる点が魅力です。
暗号化ソフトの導入メリット
暗号化ソフトの導入メリット
- 情報漏洩リスクを大幅に低減できる
- 法令対応・監査対策が容易になる
- 運用の手間を最小限に抑えられる
情報漏洩リスクを大幅に低減できる
暗号化ソフトのメリットの1つ目としては「情報漏洩リスクを大幅に低減できる」というものが挙げられます。万が一デバイスの紛失や盗難、誤送信などが発生しても、ファイルが暗号化されていれば内容の読み取りを防ぐことが可能です。
特に、USBメモリや外部ストレージにデータを保存する際には、暗号化を義務化することでセキュリティポリシーの徹底を図ることができ、インシデント発生時の被害を最小限に抑えられます。
法令対応・監査対策が容易になる
暗号化ソフトのメリットの2つ目としては「法令対応・監査対策が容易になる」という点です。個人情報保護法やGDPR、ISMSなどの各種法令・ガイドラインでは、機密情報に対する暗号化が推奨または義務付けられている場合があります。
証跡管理やログ出力に対応したソフトを導入すれば、監査時の証明資料としても有効に機能し、コンプライアンスを担保する体制を構築できます。
運用の手間を最小限に抑えられる
暗号化ソフトのメリットの3つ目としては「運用の手間を最小限に抑えられる」という点です。ファイル保存時に自動で暗号化が行われたり、ユーザーが意識せずとも復号できるシームレスな運用が可能な製品も存在します。
このような製品を活用することで、現場の負担を軽減しながらセキュリティを維持できる運用体制を実現することができます。
暗号化ソフトの導入デメリット
暗号化ソフトの導入デメリット
- 導入・運用にコストがかかる
- 操作性や互換性の問題が発生することがある
- パスワード管理が煩雑になるリスク
導入・運用にコストがかかる
暗号化ソフトのデメリットの1つ目としては「導入・運用にコストがかかる」という点です。高機能なソフトほどライセンス料や保守費が高くなる傾向にあり、規模が大きいほどコスト負担も増大します。
さらに、導入時の教育や設定作業も発生するため、導入コストとランニングコストの両方を見積もっておく必要があります。
操作性や互換性の問題が発生することがある
暗号化ソフトのデメリットの2つ目としては「操作性や互換性の問題が発生することがある」という点です。ファイルの暗号・復号プロセスが複雑だったり、他のアプリケーションとの連携に不具合が生じると、業務効率が低下する恐れがあります。
特にメール添付のファイルを暗号化する場合、受信者が対応ソフトを持っていないと復号できないトラブルが発生する可能性もあります。
パスワード管理が煩雑になるリスク
暗号化ソフトのデメリットの3つ目としては「パスワード管理が煩雑になるリスク」というものが挙げられます。復号用のパスワードを忘れてしまうと、正規のユーザーであってもデータを復元できなくなるケースが存在します。
これを防ぐために、一元管理やパスワードレス認証を採用した製品を検討することが推奨されます。
暗号化ソフトの導入で注意すべきポイント
暗号化ソフトの導入で注意すべきポイント
- 復号トラブル発生時の対応体制の確認
- 社内ポリシーとの整合性チェック
- 他のセキュリティ対策との併用設計
復号トラブル発生時の対応体制の確認
暗号化ソフトの導入で注意すべきポイントの1つ目としては「復号トラブル発生時の対応体制の確認」というものが挙げられます。復号キーを紛失した場合や復号エラーが発生した場合のサポート体制が不十分であると、業務が停止してしまうリスクがあります。
導入前に、バックアップ機能や復号支援サービスの有無を確認しておくことが重要です。
社内ポリシーとの整合性チェック
暗号化ソフトの導入で注意すべきポイントの2つ目としては「社内ポリシーとの整合性チェック」という点です。暗号化ルールが既存の業務フローと齟齬をきたすと、現場での混乱を招きます。
社内規定やセキュリティポリシーとの整合性を確認し、運用に無理が生じないように導入計画を立てることが重要です。
他のセキュリティ対策との併用設計
暗号化ソフトの導入で注意すべきポイントの3つ目としては「他のセキュリティ対策との併用設計」という点です。アンチウイルスやEDR、DLPなどの既存対策との干渉や重複がないか事前に確認する必要があります。
セキュリティ対策は複数の層を組み合わせて初めて効果を発揮するものであり、暗号化だけに依存した片手落ちの体制にならないよう注意が必要です。
暗号化ソフトの最新トレンド
暗号化ソフトの最新トレンド
- ゼロトラストセキュリティとの統合
- クラウドストレージとの連携強化
- パスワードレス技術の採用
- AIによる異常検知との連動
- 法令改正に対応した自動機能
ゼロトラストセキュリティとの統合
暗号化ソフトの最新トレンドの1つ目としては「ゼロトラストセキュリティとの統合」というものが挙げられます。「誰も信用しない前提」でアクセスを管理するゼロトラストモデルにおいて、データそのものを暗号化して保護するアプローチが注目されています。
これにより、アクセス制御とデータ保護の両立が実現され、社内外を問わず安全な情報共有が可能になります。
クラウドストレージとの連携強化
暗号化ソフトの最新トレンドの2つ目としては「クラウドストレージとの連携強化」という点が挙げられます。Google DriveやOneDriveなどのクラウドストレージとシームレスに連携することで、保存時に自動で暗号化を実行する製品が増えています。
クラウドファーストの時代に即したセキュリティ対策として、導入企業が急増しています。
パスワードレス技術の採用
暗号化ソフトの最新トレンドの3つ目としては「パスワードレス技術の採用」です。FIDO認証や生体認証を活用し、ユーザーの利便性とセキュリティを両立する動きが進んでいます。
パスワード忘れによるトラブルを回避し、スムーズな運用を実現できる新たな選択肢として注目されています。
AIによる異常検知との連動
暗号化ソフトの最新トレンドの4つ目としては「AIによる異常検知との連動」が挙げられます。不自然なアクセスや大量ファイルの暗号・復号操作をAIが検出し、管理者にアラートを出す機能が一部製品で実装されています。
インシデントを未然に防ぐ“予防的セキュリティ”として今後の普及が期待されます。
法令改正に対応した自動機能
暗号化ソフトの最新トレンドの5つ目としては「法令改正に対応した自動機能」というものが挙げられます。GDPRや日本の個人情報保護法改正などに即したデータ処理要件に応じて、自動で暗号化を施す機能が搭載されつつあります。
グローバル企業や多国籍取引のある企業にとっては、法令準拠の大きな支援となる機能です。
暗号化ソフトと関連のあるソフトウェア
DLP
DLPは機密情報の外部流出を防ぐためのソリューションで、暗号化ソフトと連携することで、重要データの保護をより強固なものにします。DLPが機密情報の特定と監視を行い、暗号化ソフトがそのデータを暗号化することで、包括的なデータ保護が実現します。
MDM・EMMツール
MDM(Mobile Device Management)・EMMツール(Enterprise Mobility Management)は、モバイルデバイスのセキュリティ管理に使用されます。暗号化ソフトと連携することで、モバイルデバイス上の重要データを暗号化し、デバイスの紛失や盗難時のデータ保護を強化できます。
ファイアウォール機器
ファイアウォール機器は、ネットワークセキュリティの基本的な要素ですが、暗号化ソフトと組み合わせることで、より強固なセキュリティ体制を構築できます。ファイアウォールが外部からの不正アクセスを防ぐ一方で、暗号化ソフトがデータそのものを保護することで、多層的な防御が可能になります。
バックアップソフト
バックアップソフトは、暗号化ソフトと連携して活用することで、バックアップデータの安全性を高めることができます。重要データをバックアップする際に自動的に暗号化することで、バックアップデータの漏洩リスクを大幅に低減できます。
CSPM
CSPM(Cloud Security POSture Management)は、クラウド環境のセキュリティ管理を行うツールです。暗号化ソフトと連携して活用することで、クラウド上のデータやワークロードの暗号化を管理し、クラウド環境全体のセキュリティポスチャを強化することができます。
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