動画を作成するために、動画編集ソフトを探している方も少なくないでしょう。もしMacのPCを利用して動画編集を行う予定なら、本記事で紹介する6つの動画編集ソフトの導入を検討してみてください。

本記事では、MacとWindowsにおける動画編集ソフトの違いや、ソフトの選び方も解説します。初めて動画編集ソフトを探している方にも理解しやすいように解説しますので、動画編集に興味のあるMacユーザーは参考にしてください。

動画編集ソフト|MacとWindowsの違いとは

前提として、動画編集ソフトはPCのOS(Mac、Windows)によって利用の可否が変わります。Macユーザーだと利用できないソフトもあるので、事前に対応OSを確認しましょう。またMacとWindowsは、対応ソフトに対して次のような違いを持っています。

  • Mac:クリエイティブな操作に特化している
  • Windows:仕事やプライベートの作業など汎用性に優れている

Macは、ディスプレイが高画質であるため、高品質な動画作成に対応できるのがメリットです。細かい調整やディテールにこだわった動画編集を行いたい方は、Macを利用するのがおすすめだと言えるでしょう。

※Windowsユーザーも動画編集は可能です。

Macユーザーにおすすめの動画編集ソフト6選

Macユーザーにおすすめの動画編集ソフトは、あわせて6つあります。クリエイティブな動画編集にぴったりのソフトばかりです。特徴や費用感も含めて整理しているので、気になる動画編集ソフトを利用してみてください。

1.Filmora

Filmoraは、クリエイティブソフト開発を行っているWondershareが提供する動画編集ソフトです。自由に使える素材を5,000万種類も提供しており、テンプレートに合わせて動画を整理するだけで、簡単におしゃれな動画を作り出せます。

データをクラウドで管理するため、PCでの編集はもちろん、スマホやタブレットでも気軽に編集できるのも魅力です。

Filmoraの特徴

対応デバイス PC、スマホ、タブレット
料金 ・マルチプラット1年間プラン:7,980円/年(税込)・1年間プラン:6,980円/年(税込)・永続ライセンス:8,980円(税込)

2.Adobe Premiete Pro

Adobe Premiete Proは、クリエイティブソフト開発大手のAdobe株式会社が提供する動画編集ソフトです。AI機能を駆使して、初心者でも高品質な動画編集ができるほか、動画内の不要なモノを自動削除できるなど、理想の動画作品を生み出せます。

また、Adobe Premiete Proは単体プランだけではなく、Adobeが提供するソフト20種類以上がまとまったコンプリートプランに集約されているのが特徴です。お得にクリエイティブソフトを利用できることから、クリエイティブに全般に対応したい人向けのサービスだと言えます。

Adobe Premiete Proの特徴

対応デバイス PC
料金 ・単体プラン:2,728円/月(税込)・コンプリートプラン:6,480円/月(税込)・法人版:1ライセンス当たり4,380円/月(税込)

3.DaVinci Resolve

DaVinci Resolveは、ビデオテクノロジー開発を行うBlackmagic Designが提供する動画編集ソフトです。海外映画で利用されている編集ソフトであり、動画編集に必要な機能がひとつにまとめられているため、タスクごとにソフトウェアを切り替えずに編集作業を実施できます。

基本無料で利用できるのもメリットです。Macユーザーはもちろん、Windowsでも動作することから、世界中で愛されている製品だと言えます。

DaVinci Resolveの特徴

対応デバイス PC
料金 ・基本プラン:無料・有料プラン:47,980円(税込)

4.PowerDirector 365

800万種類以上の素材を利用できるため、イメージ通りの動画作品を生み出せるソフトだと言えるでしょう。

PowerDirectorは、マルチメディアソフトウェア開発を実施するサイバーリンク株式会社が提供する動画編集ソフトです。AI技術を活用して、人の動きに合わせてフォントや画像を自動で動作させるモーショントラッキング機能を利用できるので、複雑な編集が必要ありません。チュートリアルも充実していることから、初心者でも導入しやすいのが魅力です。

PowerDirector 365の特徴

対応デバイス PC
料金 ・PowerDirector単体:6,200円/年(税込)・PowerDirector+PhotoDirectorセット:9,800円/年(税込)

5.iMovie

iMoveは、Macユーザー御用達のAppleが提供する無料の動画編集ソフトです。シンプルな操作画面が特徴のソフトであり、撮影した動画を切り貼りすることで簡単に動画作品を生み出せます。

また、20種類以上のスタイルをテンプレートとして用意しているので、初めての動画編集でも高品質な作品を作り出せるのが魅力です。

iMovieの特徴

対応デバイス PC・スマホ・タブレット
料金 無料

6.Keynote

Keynoteは、前述したiMovieと同様にAppleが提供するソフトです。ただしKeynoteは、一般的な動画編集ソフトではありません。プレゼンテーションの動画化に特化した編集ソフトです。

アニメーションをスムーズに反映できることから、資料作成やプレゼンテーションで活用できます。Apple独自で提供される素材をふんだんに利用できるため、業務として利用しやすいソフトだと言えるでしょう。

Keynoteの特徴

対応デバイス PC・スマホ・タブレット
料金 無料

Macユーザー向け、動画編集ソフトの選び方

さまざまな動画編集ソフトが提供されているなか、ひとつに絞り込めないと悩んでいる方もいるでしょう。最後に、自分に合ったソフトの選び方を3つご紹介します。ポイントを押さえつつ、自分に合った動画編集ソフトを比較検討してみてください。

YouTube掲載動画を参考にする

動画編集ソフトで作成された作品は、次のような場所で公開されます。

  • TVメディア
  • 映画館
  • YouTubeなどの動画配信サイト

動画編集ソフト自体の性能を確かめたいのなら、上記の動画をチェックしてみてください。なかでも動画編集ソフトの名称などを詳しく知りたい場合には、YouTubeで検索することをおすすめします。

動画配信サイトでソフト名を検索すれば、さまざまな動画作品をチェック可能です。無料で作品を確認できるため、自分の思い描く編集方法を実現できるソフトを探してみましょう。

自分好みの機能を持つソフトから選ぶ

動画編集ソフトに対して求める機能があるのなら、気になるソフトの機能ページをチェックしてみてください。動画編集ソフトの公式サイトを訪問すれば、利用できる機能を細かくチェックできます。

また、AI機能など最新の機能に対応した動画編集ソフトを求めている方もいるでしょう。最新情報は、公式サイトのTOPページに掲載されている場合が多いため、ページ内検索を利用して求める機能を探してみてください。

無料体験で操作性をチェックする

動画編集ソフトは、提供元の信頼度や機能、価格を見ていくことが大切です。ただし、それに勝る要素となるのが「操作性」です。

どんなに高品質なソフトでも、使いづらければ良い動画作品を生み出せません。一方、操作性に優れているソフトを導入すれば、動画編集作業を効率化しながらディテールにこだわった作品を制作可能です。

有料ソフトの多くが無料体験版を提供しています。いきなり導入に進むのではなく、まずは無料のソフトや無料体験版を利用し、使いやすいと感じるソフトを選びましょう。

Macで使えるおすすめソフトを比較したら実際に利用してみよう

MacのPCは、クリエイティブな作品を生み出せる魅力的なハード機器です。対応している動画編集ソフトも多く、大手企業が提供する有名な動画編集ソフトはもちろん、無料の動画編集ソフトも導入できます。

本記事でご紹介した6つのソフトは、世界中で利用されている便利なものばかりです。実際に高品質な動画作品が作られており、導入するとクリエイティブ力を高められるでしょう。気になるソフトが見つかったら、まずは無料体験版を利用して、そのまま導入に進んでみてはいかがでしょうか。

この記事の執筆

ももひき

ライター

WEBライター(ライティング、編集、構成、SEO対策)やイラストレーター(キャラクター、WEB画像)として活動するフリーランスライター。現在はグルメ・IT・仮想通貨ジャンルを中心に執筆、福岡県で活動中。

この記事の監修

ITreview Labo編集部

ITreviewの記事編集チーム。ITreviewの運用経験を活かし、SaaSやIT製品に関するコンテンツをお届けします。

おすすめ記事