非公開ユーザー
繊維工業|社内情報システム(開発・運用管理)|300-1000人未満|IT管理者
Web会議システムで利用
良いポイント
従来のTV会議システムは古く、安定性が欠けていたため、切り替えを検討していました。その際に、PCからも容易に接続できることと、海外拠点からも利用できるということでBlueJeansを選定しました。コロナ前に採用しましたが、簡単に接続することができ、費用も安価であったことが決め手となりました。また、TV会議システムとH.323/SIPで接続することができたため、従来のTV会議システムともオプション等が不要で接続できる点も良かったです。導入当初は、Web会議の必要最低限の機能しかありませんでしたが、品質も問題なく利用することができていました。コロナ以降、ZoomやTeams等が出てきたことで、それらの機能が増えるに従い、BlueJeansもWeb会議中にサブルームに分割したり、ホワイトボードを使ったり、背景を変えることができるようになりました。また、コマンドセンターという会議の情報を集計してみるツールも含まれており、利用者の接続状況や品質の問題があった際に、簡易に状況を把握することが可能です。
改善してほしいポイント
既に2024年2月末でサービスの終了が案内されているため、特に改善していただきたいポイントはありません。ただ、その案内方法に疑問もあったため、改善ポイントとして記載しておきたいと思います。2020年にVerizonがBlueJeansを買収しましたが、その中で彼らは製品ポートフォリオの見直しを行った結果、サービスを終了すると2023年8月に私たち利用者へ通知しました。別の製品に切り替えるための期間が6か月程度となるのですが、同タイミングで日本のサポートを提供してくれている会社および販売代理店に問い合わせたところ、まだ販売代理店には詳細が案内されていない状況であり、既に支払っている年間保守費用がどうなるのか、後継製品をどうすればよいのかを議論できる状態にはありませんでした。そのため、もう少し前もって案内をする、あるいは販売代理店に事前に連絡し、販売代理店の先にいる顧客への切り替え方法を提案できる状況で、利用者への案内をしていただくなど販売代理店(販売パートナー)や利用者に対して、自社ブランドの顧客満足度を下げないような取り組みをして頂けるとありがたいです。
どのような課題解決に貢献しましたか?どのようなメリットが得られましたか?
TV会議システム同士の接続に上限がありましたが、BlueJeansを仲介することで複数の拠点を接続した会議を行えるようになりました。また、コロナ禍の社員が在宅勤務に移行する中で、日々のコミュニケーションを行う手段とし役立てることができ、社員のテレワーク率を80%以上にすることができました。また、グループ企業や取引先企業との打ち合わせを行う際、Web会議を有していないグループ企業や取引先に対して、自社がホストとしてWeb会議を開催することができたため、喜んでいただくことができました。また、コロナ禍における新入社員研修も、従来であればオンサイトでグループわけを行い、グループごとの発表を行っていたのが、BlueJeansの中でサブルームに分割して議論を行い、ホワイトボードを利用した説明ができるなど、オンサイトでの実施とそん色のない研修を開催することができました。やはり、コロナ禍における新しい働き方(ニューノーマル)を実現するうえで、社員の安全を確保しつつも、生産性を下げずに企画やモノづくりを行う上で、Web会議の仕組みがあったことは、売上を維持することに役立ったと考えています。