Box
生成AI機能
検索補助
複数サービス横断で、自然文や曖昧なキーワードから最適な情報をAIが抽出・提示。
生成AI機能満足度
3.1
13
カテゴリーレポート2025 Summer 掲載中

Boxの製品情報(特徴・導入事例)

time

Box(NYSE: BOX)はインテリジェントコンテンツ管理(ICM)プラットフォームのリーディングカンパニーです。Box のプラットフォームは、企業のコラボレーション促進や、コンテンツのライフサイクル全体の管理、重要なコンテンツの保護、そしてエンタープライズ AIによるビジネスワークフローの変革を実現することを目指しています。2005 年に米国で設立され、アストラゼネカ、JLL、モルガン・スタンレーなどを含む大手グローバル企業や日本では約 19,000 社および日経 225 の 76%の企業の業務効率化を支援しています。

Boxは圧倒的な世界シェアを誇るコンテンツクラウドです。新しく使う方でも特別なトレーニング無しですぐに、いつでもどこでもファイルの共有や編集が容易なユーザビリティに加え、セキュリティ面、コラボレーション面でも多くの企業から信頼を得ています。

Boxには、組織の規模や共有したいファイルの容量、利用用途などに応じたさまざまなプランがあります。個人向けや中小企業向けのプランから高度なコンテンツ管理を可能とするエンタープライズ向けプランなどが用意されており、用途や予算に合わせてライセンスをお選びいただきます。

文書ファイルだけでなく、容量の大きい動画ファイルや制作データ、顧客向けや社内向けのプレゼンテーションデータ、議事録、稟議書などのデータを一括して保存できます。さらにそれはBox直接ではなく、業務アプリケーション越しにも同じことができるため、必要な業務ファイルにすばやくアクセスでき、かつセキュリティも内部統制も管理できます。オフィスからでも自宅からでも出先からでも業務ファイルにセキュアにアクセスできるようになり、Boxを使うことでコンテンツの利用と管理が変わり、企業の効率化と必要な統制が自然と進むでしょう。

【Box DriveとBox Sync】
Boxは、クラウドストレージなので基本はオンラインで利用するものですが、インターネットにつながっていないオフラインでも「Box Sync」という専用のツールを使うことにより作業が可能です。Box SyncはBoxの専用アプリケーションで、パソコン本体のドライブにアプリをインストールして使います。
ローカル環境で編集した内容は、インターネットにつないでサーバーに保存されている同名ファイルと同期することにより、更新した内容が反映されるしくみです。Box Syncがあれば、移動中やインターネットの通信環境が悪いときでも、安心して作業が続けられます。
より多く使われているツールが、ブラウザ以外でもBoxに素早くアクセスできる「Box Drive」というアプリです。
Box Driveも、ブラウザを使わずに直接デスクトップから目的のファイルにアクセスして編集作業ができます。こちらは、インターネットのサーバーに保存されているファイルをデスクトップアプリから直接開いて作業することになるため、常時インターネットの接続が必要です。Box Driveはモバイルアプリも用意されているため、iPhoneやiPadといったPCではないデバイスでも同じことができます。

【アクセス権限の設定機能】
具体的には、ユーザーを「共同所有者」「編集者」「ビューアー・アップローダー」「プレビューアー・アップローダー」「ビューアー」「プレビューアー」「アップローダー」の7種類に振り分け、各レベルがどの作業を行えるか割り当てることができます。

詳しくはお問い合わせください!

Boxの画像・関連イメージ

Box〜デジタルワークプレイスを支えるクラウドストレージ〜

ITreviewによるBox紹介

  Boxとは、世界の高収益企業を評価するFortune 500ランキング企業の70パーセントが採用し、世界で95,000社、国内で約5,200社の企業ユーザーを有する、グローバルメジャーなオンラインストレージサービスです。個人向け無料プラン、個人向け有償プランもありますが、メインであるビジネス向けのプランでは、利用ストレージ容量は無制限(アップロード可能なファイルサイズは5GBまで)で、主に利用機能によってプランが変わる料金形態となっています。

 なお、国内販売代理店のほとんどがSIerであり、Box提供のAPIを利用した連携ソリューションが各社から多数提供されています。例えばグループウェア、メール、AI/RPA、ビジネスチャット、メール、複合機/スキャナ、ワークフロー、電子サイン、遠隔会議、EMM、認証、セキュリティ、各種業務ツールなど多数の連携ソリューションを組み合わせて利用することができます。連携ソリューションの豊富さを魅力に選んでいるユーザーも多いでしょう。

 ちなみに、Box社はオンラインストレージサービスの概念を超えたクラウドコンテンツ管理を提唱し、パートナーとともに業務システム開発・運用のエコシステムを構築する方向に向かっています。日本で2019年3月に提供開始されたBox PlatformはBox連携カスタムアプリケーション(自社システムにBoxを統合)を開発する基盤であり、日本では140以上のクラウドサービスとの連携、組み合わせによるシステムのカスタマイズを可能にしています。こうした戦略は他のオンラインサービスとは異なるポイントです。オンラインストレージとしての機能比較も大事ですが、連携ソリューション導入やクラウドサービス連携も視野に入れて考慮することをお勧めします。主な特徴は次のとおりです。

ファイル、フォルダの共有がセキュア

 
Box契約ユーザー同士なら共有フォルダを作成してファイル共有ができます。この時、ユーザーID/パスワードだけでなく2段階認証機能を利用して、本人認証を重ねることが可能です。標準でSMSコードによる認証(ユーザーID/パスワード入力後、スマートフォンなどへログインコードがSMSで送られ、そのコード入力でログオンが完了する)が設定できます。

 また、ビジネス向けに開発された製品ならではの管理機能の豊富さも魅力の1つです。例えば、管理責任をもつユーザーにも3種類の権限設定が施せます。

・管理者:最上位の権限をもつ
・共同管理者:管理者と同等の操作権限をもちながら、請求情報などにはアクセスできない
・グループ管理者:グループ作成時のグループ内管理操作権限をもつ

 一方、管理される対象である一般ユーザーは、7種のアクセス権限を付与されます(編集者、共同所有者、およびビューアー、アップローダー、プレビューアーの組合せ)。

 Box契約ユーザーではない、外部の人にファイルをダウンロードしてもらいたい場合は、そのファイルのリンクをメールで送信し、そのリンクからファイルをダウンロード可能することも可能です。この時、リンクにパスワードと有効期限を設定できます。

 Boxへのアップロードやダウンロードなどの通信では、高強度のTLS 1.2による暗号化が行われ、データの保存時は256ビットAES暗号化が施されて複数のデータセンターに分散保存されます。また暗号化キーラッピング(暗号鍵の暗号化)も行われるため、情報漏洩リスクは最小限にできます。

保存ファイルのプレビュー、コメント、タスク付与機能が充実

 
ファイルをダウンロードすることなく、オンラインでプレビュー表示が可能です。Boxの場合はプレビュー可能なファイル種類が多く、WordやExcel、PowerPointなどの文書はもちろん、PhotoshopやIllustratorデータ、3Dグラフィックスやモデリングデータ、動画、オーディオ、Flashビデオなど、ファイル拡張子の種類でいえば130種以上に対応しています。

 また、ファイルのプレビュー時に、共有しているユーザーや管理者がコメントやタスクを付与できるのも特徴です。特定相手だけに向けたコメント記入もできるため、例えば、「承認お願いします」「承認しました」、「〇〇の部分、修正してください」「修正完了。確認お願いします」などというように、ファイルベースの単純なワークフローを標準機能だけで実現できます。リアルタイム通知機能、メンバーへのタスク割り当て、期限設定、進捗確認も簡単に行えます。

オフラインでのファイル利用、オンライン時の同期が可能

 
Box Drive機能は、クラウド上のフォルダをあたかもデスクトップにあるかのように表示できます。一度利用したファイルは端末側のキャッシュデータとして保持されるため、開いた文書を外出先で編集することも可能です。オンラインになり次第にクラウド側のファイルも更新されます。

ファイルの編集や保存、バージョン履歴保持

Box上のファイルは、対応するアプリケーションで直接開くことができ、上書き保存も可能です。またBox Edit機能により、どのデバイスからでもBox上のファイルを直接開いて編集できます。編集されたファイルや新しく追加されたファイルはバージョン履歴が記録され、古いバージョンが必要な場合にもすぐに利用できます。最大で100世代のデータが保持されます。

 またOffice 365やG Suiteの文書の保存先としてBoxを指定したり、GmailやOutlookなどのアプリケーションから共有リンクを送信したり、受信したメールの添付ファイルをBox上に保存することも可能です。

検索とお気に入り

キーワードによる検索結果を、ファイルタイプ、ファイルサイズ、変更日、ファイル所有者、メタデータなど絞り込むことができます。よく使うファイルは「お気に入り」設定をすれば、いつでもすぐに表示・利用できるようになります。なお、メタデータはBox上でテンプレートを用いて設定できます。例えば小売業では「ライン」、「カテゴリ」、「高さ」、「幅」、または「マーケティング承認済み」などの属性を設定し、ファイルにはその属性項目の値を入力します。すると「高度な検索」のメタデータ検索機能で目的の属性値をもつファイルを簡単にフィルタできます。ファイルやフォルダの整理にも便利です。

モバイルアプリとBox Capture

iOS、Android端末用の無償モバイルアプリが利用できます。またiOS用には写真、音声、動画、文書のスキャンデータなどを直接BoxにアップロードできるBox Captureが用意されています。例えば工事現場の状況を動画で本部に知らせるなど、これまでにない業務効率化やサービス品質向上が可能になっています。

ログの取得、保存期間

常時利用状況のログを取得し、表示やレポートが可能です。約80種のログを取得し、必要な種類だけを表示、エクスポートできます。必要なログを提起的にエクスポートして企業側で保管する運用にすれば、長期保存が可能になり、監査業務も効率化します。

BoxのITreview最新受賞実績

※Grid Awardの受賞実績は「総合部門」での受賞結果のみ表示しています

Boxの満足度、評価について

BoxのITreviewユーザーの満足度は現在4.0となっており、同じオンラインストレージのカテゴリーに所属する製品では29位、ワークプレイス・イノベーション・プラットフォームのカテゴリーに所属する製品では4位、クラウドバックアップのカテゴリーに所属する製品では14位、となっています。

バッジ 満足度 大企業 中堅企業 中小企業
image 3.9 3.9 3.9 4.0
レーダーチャート 価格 使いやすさ サポート品質 導入のしやすさ 機能への満足度 管理のしやすさ
3.4 4.0 3.5 4.0 4.2 4.1

※ 2025年10月01日時点の集計結果です

Boxの機能一覧

Boxは、オンラインストレージの製品として、以下の機能を搭載しています。

  • Webインタフェースでの利用

    アプリケーションなどをインストールすることなく、Webブラウザを用いてドキュメントのアップロード/ダウンロードができる

  • 多様なファイル形式への対応

    オフィスドキュメント、画像、動画など、あらゆるファイル形式をサポートし、主要なファイル形式についてはブラウザ上でのプレビューや直接編集にも対応する

  • ファイルの検索・分類

    キーワード、もしくは詳細条件を指定して、必要なファイルを容易に検索できる

  • バージョン管理

    ファイルが更新された際に、古いファイルを削除せずに保持し、バージョン(世代)履歴を管理する。これにより、何か不具合が生じた際には、古いバージョンのファイルをダウンロード、あるいは最新バージョンへと変更することが可能

  • 同期ツール

    専用のアプリケーションなどをインストールすることで、PCやモバイルデバイス内のフォルダをオンラインストレージと同期して、ファイルの変更を自動的に反映させる

  • ファイル更新通知

    ファイルの更新、追加、削除、移動などが行われた際に、フォルダあるいはファイルを共有しているメンバーへ通知する

  • コメント機能

    ファイルに関するコメントを書き込むことで、ファイル共有の付随的なコミュニケーションツールとして活用できる

  • ゲスト招待

    組織外のユーザーを招待して、ファイルやフォルダを共有できる

  • モバイルアプリ対応

    モバイルデバイス用のアプリを提供し、どんなデバイスからでもスムーズに利用できる

  • ユーザー管理

    オンラインストレージを利用するユーザーの追加、削除、変更を行う。Excelファイルなどを用いた一括追加や一括編集などにも対応するものもある

  • アクセス制御

    登録されたデバイス以外のアクセスを制御したり、グループやアカウントごとにユーザーの追加やアクセスレベルの変更などを行える

  • モバイルデバイス制限

    モバイルデバイスからのアクセスの場合、ファイルのダウンロードや記載内容のコピーといった機能の一部に制限をかけられる

  • 二要素認証

    IDとパスワードの組み合わせに加え、登録された電話番号へ確認コードを送り、そのコード入力による二段階の認証を設けることで成りすましの登録を防ぐ

  • ログ管理

    誰が、いつ、どのファイルに、どんな操作を行ったかというログを出力することで、監査証跡に役立てられる

Boxは、ワークプレイス・イノベーション・プラットフォームの製品として、以下の機能を搭載しています。

  • ワークフロー

    承認や支払などの業務をワークフローとして作成することで、対象業務を効率化・自動化することができる

  • レポーティング

    レポートやダッシュボードを作成し、データを可視化して分析することができる

  • 情報保護

    データの暗号化、ログイン認証、アクセス権制御などによって機密情報を保護することができる

  • 外部アプリケーション連携

    APIによって接続することで、CRMやマーケティング、人事、チャットなどの外部アプリケーションとデータ連携させることができる

Boxは、クラウドバックアップの製品として、以下の機能を搭載しています。

  • クラウド保管

    バックアップ対象のファイルやデータをオンライン/クラウドへ転送し、保管する

  • リカバリー

    最新もしくは任意の時点をターゲットに、全データもしくはファイル/フォルダ単位での復元を行う

  • セキュリティ

    データ暗号化などを用いてデータの転送/保管/利用の安全性を保つ

  • 検索

    さまざまな条件で検索を実行し、目的のファイルを探せる

  • ファイル操作

    バックアップされたファイルへ個別にアクセスし、ダウンロード/利用できる

Boxの生成AI機能一覧

Boxは、生成AI機能として、以下の機能を搭載しています。

  • 検索補助

    複数サービス横断で、自然文や曖昧なキーワードから最適な情報をAIが抽出・提示。

  • 文字認識・文字起こし

    画像や写真・音声からAIが文字を高精度で認識しテキスト化。自動分類や多言語対応、外部連携も可能。

Boxを導入して得られた効果やメリット

ツールは導入するだけでなく、その後どんな影響があったのかが一番重要となります。 では、Boxを導入することでどんな効果や、メリットがあるのでしょうか?実際に投稿されたレビューからその一部をご紹介します。

    非公開ユーザー

    ソフトウェア・SI|ITアーキテクト|1000人以上|ユーザー(利用者)|契約タイプ 有償利用

    企業所属 確認済
    投稿日:

    手軽にファイルの保管、管理ができる。

    オンラインストレージで利用

    良いポイント

    優れている点・好きな機能
    ・ファイル管理の基本的な機能をすべて備えている
    ・プレビュー機能が良くできている
    ・ちょっとしたMTGメモであればBoxnotesが便利
    その理由
    ・フォルダ管理を手軽に行え、Drag&Dropでファイルを保管できる。
    ・履歴管理もされており、安心して使える
    ・よく使われる基本的なドキュメント(pptx,xlsx,pdf)はプレビューできるので、ファイルを開くまでもなく表示・参照ができて、時間の節約になる
    ・Boxnotesを使って、複数のユーザーでリアルタイムにメモを編集できる

    続きを開く

    非公開ユーザー

    不動産開発|社内情報システム(企画・計画・調達)|20人未満|ユーザー(利用者)|契約タイプ 無償利用

    企業所属 確認済
    投稿日:

    安全にファイル共有できます

    オンラインストレージで利用

    良いポイント

    権限の設定を適切に行うことで、社内のみ、外部のBoxアカウント保有者との共有、Boxアカウントを持っていない人との共有など、ユースケースに応じて使い分けが可能なところが良いと思います。
    また、ファイルの検索も強力で、テキストファイルだけでなく、パワポ資料などの中身も検索できることで、ファイルを探す手間が省けました。
    Windowsエクスプローラとの統合も、動作が安定しており使い勝手はいいと思います。

    続きを開く
    北村 太一

    北村 太一

    Ohina|ソフトウェア・SI|プログラミング・テスト|20人未満|ユーザー(利用者)|契約タイプ 有償利用

    企業所属 確認済 利用画像確認
    投稿日:

    細かなアクセス権限の設定ができるクラウドストレージ

    オンラインストレージで利用

    良いポイント

    優れている点・好きな機能
    ・アクセス権限を細かく設定でき、外部パートナーや顧客と安心してファイル共有ができる
    ・ファイルのバージョン管理やコメント機能が便利で、資料の更新履歴を追いやすい

    その理由
    ・OneDriveに比べて、セキュリティ面での設定項目が豊富で、社外との共同作業に向いている
    ・大容量ファイルのアップロードやプレビュー対応が安定しており、映像や設計図など重いデータを扱うときに助かる

    続きを開く
開発・提供元の情報

ITreviewに参加しよう!