【2025年】クラウドバックアップのおすすめ10製品(全29製品)を徹底比較!満足度や機能での絞り込みも
-
【簡単設定で自動保存】 国内で会員数100万人以上の実績があるAOSBOXシリーズは、お客さまのご希望に合わせた柔軟なプランと簡単な操作性で選ばれています。サポートサービスも充実していますので、導入後も最適なバックアップ環境を維持できます。 【堅牢性】 高い信頼性を誇るAmazon Web Service(AWS)を利用。データは、日本国内リージョンでマルチAZを採用し、冗長化管理されています。また、軍事レベルの暗号化技術「AES 256」で、データ暗号化を3重に施しています。(PC上・通信経路・サーバ上で暗号化) 【利便性】 チェックを入れるだけの簡単な初期設定の後は、全自動でクラウドバックアップが開始されます。 世代管理も自動で行うため、誤って削除や修正してしまったデータのバックアップが、クラウド上から削除されることなく復元できます。 お困りの際は、専用保守サポート(電話・メール)に相談できて安心です。 【低コスト】 復元速度が速い「通常ストレージ」と、大量データを安価に長期保存するのに適した「コールドストレージ」を選べるので、ニーズに合わせた環境を構築できます。 また、契約容量の範囲内であればデータのダウンロード量に関係なく、毎月の利用料は定額でお得です。 年額料金のみで、 ユーザー・サーバー数無制限 で利用できるので、費用を抑えてバックアップを運用できます。 【充実のサポート】 お客様のご要望に応じてサービス導入前からバックアップソリューションの専門家がお客様の環境を診断し、最適なバックアップ環境のご提案をします。 導入後はバックアップのセットアップおよび環境設定、サービス運用時の不具合診断、更新プログラム情報のご提供など充実の保守メニューを揃えて、電話・メール・オンサイトでサポートしています。 # AOSBOX Business
-
4.4
機能満足度
平均:4.3
-
4.6
使いやすさ
平均:4.3
-
4.8
導入のしやすさ
平均:4.4
-
4.4
サポート品質
平均:3.8
- 通常ストレージ100GB:40000円/年
- コールドストレージ1TB:120000円/年
Good Response詳細を閉じる -
-
比較
Dropbox が支持される理由は、 1. 誰もが使いこなせる高い操作性と安全なファイル共有による生産性向上 2. 独自技術を組み合わせた快適な同期スピードの実現 3. 企業ITに求められる管理機能 の3つです! 1. 誰でもカンタンに 〜高い操作性でファイル共有による共同作業&生産性向上 オンラインストレージで大切なのはストレスなく利用できることです。それはPC/Macのブラウザ経由の体験のみならず、ファイルサーバを使う感じでのデスクトップ上のエクスプローラー/Finderでの体験、iPhone/Androidでのモバイルアプリでの体験、利用者が使う全てのシーンで高い操作性が求められます。Dropboxが世界中で7億人のユーザーに利用される理由は、これらのシーンで高い操作性を持ち合わせているからです。 2. 圧倒的なパフォーマンス 〜環境下に合わせた独自技術が同期スピードの秘訣 ブラウザ、デスクトップアプリ、モバイル、どの環境でも圧倒的なダウンロード/アップロードスピードを提供します。独自の自社インフラ網と特許技術により、速度、信頼性、高いセキュリティを提供します。また、WANネットワークや脆弱(ぜいじゃく)なWi-Fi環境下でも、HWやネットワークに不要な負荷を与えずに最適な同期スピードを実現する独自技術が「ストレスフリー」もう1つの秘訣です。 3. 企業が必要とする管理機能 〜ユーザー中心型の設計+IT管理者にもやさしい設計 企業がガバナンスを効かすための高度なセキュリティと管理機能(2FA、ログ管理、AD連携、モバイルワイプ、認証デバイスのみからの接続、ランサムウェア検知と復旧支援機能など)がビジネス向けの Dropbox プランには搭載されています。ユーザー側にもファイルを共有する際のパスワードや期間設定、ユーザー承認など、大切なファイルを保護する機能が多く搭載されています。
詳細を開く -
比較
Box(NYSE: BOX)はインテリジェントコンテンツ管理(ICM)プラットフォームのリーディングカンパニーです。Box のプラットフォームは、企業のコラボレーション促進や、コンテンツのライフサイクル全体の管理、重要なコンテンツの保護、そしてエンタープライズ AIによるビジネスワークフローの変革を実現することを目指しています。2005 年に米国で設立され、アストラゼネカ、JLL、モルガン・スタンレーなどを含む大手グローバル企業や日本では約 19,000 社および日経 225 の 76%の企業の業務効率化を支援しています。 Boxは圧倒的な世界シェアを誇るコンテンツクラウドです。新しく使う方でも特別なトレーニング無しですぐに、いつでもどこでもファイルの共有や編集が容易なユーザビリティに加え、セキュリティ面、コラボレーション面でも多くの企業から信頼を得ています。 Boxには、組織の規模や共有したいファイルの容量、利用用途などに応じたさまざまなプランがあります。個人向けや中小企業向けのプランから高度なコンテンツ管理を可能とするエンタープライズ向けプランなどが用意されており、用途や予算に合わせてライセンスをお選びいただきます。 文書ファイルだけでなく、容量の大きい動画ファイルや制作データ、顧客向けや社内向けのプレゼンテーションデータ、議事録、稟議書などのデータを一括して保存できます。さらにそれはBox直接ではなく、業務アプリケーション越しにも同じことができるため、必要な業務ファイルにすばやくアクセスでき、かつセキュリティも内部統制も管理できます。オフィスからでも自宅からでも出先からでも業務ファイルにセキュアにアクセスできるようになり、Boxを使うことでコンテンツの利用と管理が変わり、企業の効率化と必要な統制が自然と進むでしょう。 【Box DriveとBox Sync】 Boxは、クラウドストレージなので基本はオンラインで利用するものですが、インターネットにつながっていないオフラインでも「Box Sync」という専用のツールを使うことにより作業が可能です。Box SyncはBoxの専用アプリケーションで、パソコン本体のドライブにアプリをインストールして使います。 ローカル環境で編集した内容は、インターネットにつないでサーバーに保存されている同名ファイルと同期することにより、更新した内容が反映されるしくみです。Box Syncがあれば、移動中やインターネットの通信環境が悪いときでも、安心して作業が続けられます。 より多く使われているツールが、ブラウザ以外でもBoxに素早くアクセスできる「Box Drive」というアプリです。 Box Driveも、ブラウザを使わずに直接デスクトップから目的のファイルにアクセスして編集作業ができます。こちらは、インターネットのサーバーに保存されているファイルをデスクトップアプリから直接開いて作業することになるため、常時インターネットの接続が必要です。Box Driveはモバイルアプリも用意されているため、iPhoneやiPadといったPCではないデバイスでも同じことができます。 【アクセス権限の設定機能】 具体的には、ユーザーを「共同所有者」「編集者」「ビューアー・アップローダー」「プレビューアー・アップローダー」「ビューアー」「プレビューアー」「アップローダー」の7種類に振り分け、各レベルがどの作業を行えるか割り当てることができます。 詳しくはお問い合わせください!
生成AI機能
検索補助複数サービス横断で、自然文や曖昧なキーワードから最適な情報をAIが抽出・提示。生成AI機能満足度3.113
詳細を開く -
比較
DirectCloudは、大容量のファイル転送、社内外とのファイル共有、NAS・ファイルサーバのクラウド化を安全かつ手軽に実現できる、初期費用無料の法人向けクラウドストレージ・オンラインストレージです。「データ消失」「情報流出」「管理の手間」「運用コストが高い」といった、従来のクラウドストレージに対する懸念を解消します。 \DirectCloudの特徴/ ■高セキュリティ クラウドサービス導入時の企業セキュリティ・ニーズを満たす高度なセキュリティを標準提供 ・データ暗号化 ・デバイス認証 ・IPアドレス制限 ・271種類の操作ログ ・3カ所の国内データセンターにファイルを分散保存 ・SLA(サービス品質保証制度)を定め、サーバ稼働率99.95%以上を保証 ■ファイル共有の利便性向上 社内外でのさまざまな利用条件に応じて、柔軟で安全なファイル共有をサポート ・最大30GBの大容量ファイルを高速転送 ・誤送信防止(有効期限、パスワード、利用回数制限、上長承認) ・受取フォルダ(IDの無いユーザーからファイル受取) ・ゲスト招待(ゲストアカウント発行) ・きめ細やかなアクセス権設定 ・3カ国語に対応(海外拠点ともスムーズに情報共有) ・共同作業をサポートする機能(ファイルロック、バージョン管理) ■管理者の負担軽減 ・フォルダの容量制限、自動削除により煩雑な作業を自動化 ・CSVおよびAD連携によるユーザー管理登録 ■コスト削減 ・ユーザー数無制限による高いコストパフォーマンス ・初期費用無料、月額定額制
生成AI機能
問い合わせ自動応答FAQなどのドキュメントファイルをクラウドストレージにアップロードして、そのファイルの内容からAIが回答を答えるサービス。生成AI機能満足度-0
詳細を開く -
比較
Veeamは、EMEAにおける市場シェアが1位、世界では2位のデータ保護のグローバルリーダーです。世界全体で40万社以上のお客様を保護しています。これには、フォーチュン 500の82%以上、グローバル 2,000の69%以上が含まれます。 Veeam Backup & ReplicationはVeeamプラットフォームの基盤であり、VMwareやAWS、Microsoft Azure、Windows、Linux、NAS、エンタープライズアプリをはじめとした多数の重要なワークロードについて、バックアップ・復元・レプリケーションを可能にします。 ・シンプル:導入が簡単で使い勝手も良いデータ保護 ・柔軟:ソフトウェア定義でハードウェアに依存しないため、クラウド・仮想・物理に対応 ・高い信頼性:どんなワークロードも確実にバックアップ・復元 ・パワフル: 大規模なデータも高速で一括復元 Veeam Backup & Replication 無償評価版のダウンロードはこちら https://www.veeam.com/jp/vm-backup-recovery-replication-software.html インストール、JOB作成、4つのリストア方法、レプリケーション含め、 Veeam Backup & Replicationの実際の動き、操作方法を紹介する動画はこちら https://go.veeam.com/abc-start-backup-replication-jp ご不明な点、ご質問、お見積りはこちら https://www.veeam.com/jp/salesinc.html
詳細を開く -
比較
バックアップとセキュリティーを統合した次世代の「サイバープロテクションソリューション」。企業情報システム、アプリケーション、データのバックアップ、リカバリ、ランサムウェアをはじめとするサイバー脅威からの保護により、企業の情報資産を守り事業の継続をサポートします。アクロニスの得意とするシステム全体のイメージ、任意のボリューム、フォルダからファイルのバックアップまで簡単操作で柔軟なバックアップと復元が可能です。 しかし情報資産の保護は、バックアップだけでは十分ではありません。データ喪失のリスクは、ITシステムの故障、ヒューマンエラーや誤った操作、天災、人災といった各種災害から、ランサムウェアをはじめとするサイバー攻撃の脅威まで様々です。Acronis Cyber Protectの統合サイバープロテクションは、エンタープライズクラスのバックアップとマシンラーニングベースの振舞い検知による、ランサムウェアの検知と防御、脆弱性評価、アンチウイルス機能によるサイバー攻撃の脅威に対応することで最短のRPOとRTOを実現し情報資産の保護、ダウンタイムの防止と事業継続をサポートします。 ■特徴 1.サイバーセキュリティとエンドポイントプロテクション 脆弱性診断、パッチ管理、リモートデスクトップとドライブのヘルスチェック 2.マルウェア対策 フルスタックの次世代型マシンラーニングベースの振舞い検知、URLフィルタリングや自動バックアップ スキャン 3.バックアップ & リカバリ あらゆるデバイス、アプリケーション、システム、データを迅速かつ確実に復元 ■製品ラインアップ • Acronis Cyber Protect Standard: 標準のバックアップ機能と、あらゆる脅威に対する多層的サイバープロテクションを必要とするSMB向けに設計されています。包括的なデータ保護に加えて、データ保護マップ、URLフィルタリングと分類、継続的データ保護、HDDヘルスなどの追加のサイバーセキュリティ機能が含まれます。 • Acronis Cyber Protect Advanced: 大規模で複雑な環境を利用する企業向けに設計されています。追加ワークロードのサポート、共有保護計画、バックアップノータリゼーション、バックアップのセーフリカバリ、マルウェアのバックアップスキャン、ダッシュボード構成、セキュリティ体制の評価など、高度なバックアップおよびサイバーセキュリティ機能が含まれています。 • Acronis Cyber Protect - Backup Advanced: 多くのユーザーと複雑なインフラストラクチャを持つ、大規模な環境を利用する企業向けに設計されています。ランサムウェアおよびクリプトマイニングに対するデータ保護と、グループ管理、共有保護計画、オフホストデータ処理、テープサポート、重複除外、カスタマイズ可能レポートなどの、高度なバックアップ機能が含まれます。
詳細を開く -
比較
Veeam Backup for Microsoft 365では、Amazon S3、Azure Blob、IBM Cloud、またはオンプレミスのS3対応プロバイダーなど、オンプレミスでもクラウドのオブジェクトストレージでも、あらゆる場所に安全にOffice 365をバックアップできます。
詳細を開く -
比較
【利用社数23,000社以上!※】Fileforceはユーザー数無制限・初期費用0円の法人向けクラウドストレージ・オンラインストレージです。NAS・ファイルサーバーのクラウド化だけでなくランサムウェア対策やPPAP対策にも最適、安心の国産ストレージSaaSです。※OEMパートナーなど 含む 【ランサムウェア対策】や【不正アクセス】など、企業のあらゆる脅威から お客様のデータを守りぬく安心のクラウドストレージサービスです。 データバックアップや、漏えい対策、ハードウェア管理などの 従来のファイル管理におけるサービス/機器の運用・コストの課題を解決します。 また、社内外のファイル共有や、メールで送れない大容量ファイルの転送、 PPAP対策、電子帳簿保存法対応など、幅広いファイル管理、共有、コラボレーション用途にご活用いただけます。 +++Fileforceの特長+++ ■生産性向上!エクスプローラー操作で社内外のファイル共有 ・大容量ファイルをかんたん高速共有する共有リンク(URL発行) ・誤送信防止(有効期限、パスワード、アクセス権限管理、上長承認) ・ユーザではない社外のメンバ-との相互のファイル共有(プロジェクトフォルダ ・柔軟なアクセス権設定 ・共同作業を効率化:Officeファイルの同時編集、オンライン編集 ・ファイルバージョン管理 ■高セキュア!標準仕様で企業のセキュリティ要件を満たす ・ランサムウェア対策機能を標準実装! ・お客様のデータは国内データセンターに保存 ・通信、データ暗号化 ・管理者ログ記録 ・ユーザログログ記録 ・IPアドレス制限 ・BCP対策としても有効な複数拠点へのデータコピー ■コスパ良し!柔軟なユーザ数管理 ・ユーザー数無制限で月額定額制!ユーザ数が増えるほどおトクに利用できる ・初期費用無料で導入しやすい ・バックアップ不要でセキュリティ機能も兼ね備え多機能、高コストパフォーマンス ■システム管理者の運用負荷を軽減 ・ActiveDirectory連携や、AzureAD連携によるユーザ管理 ・柔軟なアクセス権限付与で、不注意によるファイル削除や書き換えといったトラブル時の対応を回避
詳細を開く -
比較
kBackup(ケイバックアップ)は、kintoneと連携してデータの自動バックアップ・リストアを実現するクラウドサービスです。kintoneアプリのデータや設定情報を定期的に自動保存し、万が一のデータ消失や誤操作時にも迅速に復元できるため、安心してkintoneをご利用いただけます。 【特徴】 1.自動バックアップ:設定したスケジュールに従い、kintoneアプリのデータや設定情報を自動でクラウド上にバックアップします。 2.ワンクリックでリストア:バックアップから必要なデータやアプリ全体を、簡単な操作でkintoneに復元できます。誤削除や上書きミスなど、万が一の際にも迅速に対応できます。 3.柔軟なバックアップ管理:レコードの追加、編集、削除の操作がされたタイミングで、更新後のデータを自動的にバックアップします。必要に応じて過去の任意の時点のデータを選択して復元できます。 4.強固なセキュリティ対策:ISO 27001(ISMS)認証取得、定期的な外部脆弱性診断、経済産業省・総務省のガイドラインに準拠したセキュリティチェックシート公開など、安心して利用できる体制が整っています。 【主な活用シーン】 ・定期バックアップ(kintoneアプリのデータを定期的に自動保存) ・誤操作対策(データを迅速に復元、業務を継続) ・災害対策(システム障害や自然災害によるデータ損失から復旧) ・運用管理者の負荷軽減(バックアップ作業の自動化、管理者の手間を削減) 【導入事例】 https://www.kintoneapp.com/case 【製品資料】 https://www.kintoneapp.com/catalog_list#menu2 【動画ライブラリ】 https://www.kintoneapp.com/seminar
詳細を開く -
比較
Veeam Availability Suite の無償評価版を公開中です! 全機能を3ヶ月間無償でお試し可能です。 Veeam Backup & Replication 無償評価版のダウンロードはこちら https://www.veeam.com/jp/data-center-availability-suite.html インストール、JOB作成、4つのリストア方法、レプリケーション等、実際の動きを紹介する動画はこちら https://go.veeam.com/abc-start-backup-replication-jp ご不明な点、ご質問、お見積りはこちら https://www.veeam.com/jp/salesinc.html
詳細を開く
クラウドバックアップの基礎知識
クラウドバックアップとは、クラウド上にデータをバックアップするサービスのことです。
従来のオンプレミス環境でのバックアップとは異なり、クラウドを利用することで、ハードウェアの購入やメンテナンスが不要になり、コストを抑えることができます。
また、地理的に離れた場所にデータを保管できるため、BCP対策や災害対策にもなります。クラウドバックアップはその他にクラウドバックサービス、クラウドバックツールとも呼ばれています。
クラウドバックアップには、オンプレミスバックアップやクラウドストレージとの違いがあり、後述するそれぞれの特徴を理解することが重要です。
- クラウドバックアップの人気おすすめ製品比較
- クラウドバックアップと他のツールの違い
- クラウドストレージとクラウドバックアップの違い
- オンプレミスバックアップとクラウドバックアップの違い
- クラウドバックアップの必要性
- クラウドバックアップの仕組み
- クラウドバックアップの種類
- イメージバックアップ
- ファイルバックアップ
- クラウドバックアップのメリット
- BCP対策に貢献
- ランサムウェア対策などのセキュリティ対策
- バックアップ業務の効率化
- バックアップコストの削減
- 社外PCなどもバックアップ対象
- クラウドバックアップのデメリット
- インターネット環境が必須
- データ量が多いと格納や復元に時間がかかる
- 運用やセキュリティは事業者任せになってしまう
- クラウドバックアップの価格・料金・費用相場
- 無料のクラウドバックアップ
- 有料のクラウドバックアップ
- クラウドバックアップをおすすめする中小企業・大企業
- バックアップコストが肥大化している組織
- リモートワークによるデータ散在に悩む組織
- ランサムウェア被害に不安を抱える組織
- 災害対策が不十分な組織
- バックアップ運用の負荷に悩む組織
- 法人向けクラウドバックアップの選び方と比較のポイント
- ①:セキュリティの品質は高いか
- ②:復元可能な範囲や世代は広いか
- ③:重複排除機能はあるか
- ④:複数のバックアップ拠点があるか
- ⑤:設備や装置に予備を用意しているか
- 法人向けクラウドバックアップの導入フロー
- ①:自社の課題を整理する
- ②:必要な機能を整理する
- ③:機能で製品を絞り込む
- ④:自社にあった製品を選ぶ
- ⑤:サービスをテスト運用する
- クラウドバックアップの機能一覧・できること
- クラウドバックアップの市場動向・業界シェア
- クラウドバックアップの最新トレンド2024
- AIを活用した自動化の進展
- ランサムウェア対策の強化
- コンテナ化アプリケーションのバックアップ
- エッジデバイスのバックアップ
- マルチクラウド環境への対応
- サステナビリティへの配慮
- クラウドバックアップと関連のあるソフトウェア
- 【規模別】ウェビナーツールの人気おすすめランキング
- ウェビナーツールの高評価ランキング
- 中小企業で人気のウェビナーツールランキング
- 中堅企業で人気のウェビナーツールランキング
- 大企業で人気のウェビナーツールランキング
クラウドバックアップの人気おすすめ製品比較
製品名 | 満足度 | レビュー数 | 価格 |
---|---|---|---|
AOSBOX Business Pro | 4.6/5点 | 54件 | 40,000円~ / 月額 |
DirectCloud | 4.3/5点 | 24件 | 36,000円~ / 月額 |
Acronis Cyber Protect | 4.2/5点 | 15件 | 8,600円~ / 月額 |
Veeam Backup & Replication | 3.7/5点 | 25件 | 要お見積り |
※Leader製品のうち、2024年9月20日時点における満足度の高い順番で表示しています。
各おすすめ製品の機能の有無や操作性、サポート品質や料金プランなど、さらに詳しい比較表は、こちらの「製品比較ページ」から確認することができます。
クラウドバックアップと他のツールの違い
クラウドストレージとクラウドバックアップの違い
クラウドストレージとクラウドバックアップは、どちらもクラウド上にデータを保管するサービスですが、その目的と機能に違いがあります。
クラウドストレージは、主にファイルの保管や共有を目的としたサービスです。ユーザーはインターネット経由でファイルにアクセスでき、他のユーザーとファイルを共有することも可能です。クラウドストレージでは、バックアップ機能はあくまでもオプションの一つであり、バージョン管理や世代管理などの機能は限定的です。
一方、クラウドバックアップは、データのバックアップを主目的としたサービスです。定期的な自動バックアップ、バージョン管理、世代管理など、バックアップに特化した機能が充実しています。また、ランサムウェア対策などのセキュリティ面でも優れており、データの安全性を高めることができます。
そのため、ファイルの保管や共有を主目的とする場合はクラウドストレージ、データのバックアップを主目的とする場合はクラウドバックアップを選ぶことが適しています。
オンプレミスバックアップとクラウドバックアップの違い
オンプレミスバックアップは、自社内にバックアップ用のサーバーやストレージを用意し、そこにデータをバックアップする方式です。この方式では、ハードウェアの購入やメンテナンスにコストがかかります。また、自社内にバックアップデータを保管するため、災害などでオフィスが被災した場合、バックアップデータも失われてしまうリスクがあります。
一方、クラウドバックアップは、クラウド上にデータをバックアップするため、自社でハードウェアを用意する必要がありません。これによりコストを抑えることができます。また、地理的に離れた場所にデータが保管されるため、災害対策にもなります。
クラウドバックアップは、オンプレミスバックアップと比較して、コスト面でのメリットが大きいといえます。加えて、災害対策の観点からも優れているため、事業継続計画(BCP)の一環としても効果的です。
クラウドバックアップの必要性
近年、企業におけるデータ量は急激に増加しており、それに伴いバックアップの重要性も高まっています。
従来のオンプレミスバックアップでは、物理的な制約やコスト面での課題がありました。
まず、オンプレミスバックアップでは、自社でバックアップ用のサーバーやストレージを用意する必要があります。これには、機器の購入費用だけでなく、設置スペースや電力、メンテナンスなどの運用コストがかかります。さらに、データ量の増加に合わせてストレージを増設する必要があり、拡張性にも制限がありました。
また、NAS(Network Attached Storage)などの物理的なストレージにバックアップを取る場合、災害などでオフィスが被災すると、バックアップデータも失われてしまうリスクがあります。
クラウドバックアップでは、これらの課題を解決することが可能です。クラウドサービスプロバイダーが管理するインフラストラクチャを利用するため、自社での設備投資は不要です。また、必要に応じて柔軟にストレージを拡張できるため、データ量の増加にも対応しやすくなります。
さらに、クラウドバックアップでは、地理的に離れた場所にデータが保管されるため、災害対策としても有効です。仮に自社のオフィスが被災しても、クラウド上のバックアップデータは影響を受けません。
加えて、ランサムウェア攻撃などのサイバー脅威が増加する中、クラウドバックアップはセキュリティ対策としても重要です。クラウドサービスプロバイダーは高度なセキュリティ対策を講じており、自社での対策よりも効果的な場合が多いです。
以上のように、クラウドバックアップは、コスト削減、災害対策、セキュリティ対策など、様々な観点から企業にとって必要不可欠なソリューションといえるでしょう。
クラウドバックアップの仕組み
クラウドバックアップは、インターネット経由でデータをクラウドストレージに転送・保存する仕組みです。
まず、クラウドバックアップサービスを契約し、クライアントソフトウェアまたはWeb画面からバックアップ対象のデータやフォルダを指定します。バックアップ方式として、初回はフルバックアップ、次回以降は差分のみを転送する増分バックアップなどが一般的です。データは暗号化されてからクラウド上に保存されるため、セキュリティ面でも安全性が高くなっています。
バックアップデータは高い冗長性を持つクラウドストレージに保管されます。ディスク障害に備え、複数の場所に分散して保存する仕組みで、データの安全性が担保されています。実際に事故が発生した場合は、クラウド上のバックアップデータから必要なデータを簡単に復元できます。
このように、インターネット経由でデータをクラウドに転送・保管するため、場所を選ばず、手軽にバックアップが可能になります。サーバーコストや保守運用が不要なため、比較的低コストで導入・運用できるのがクラウドバックアップのメリットです。
クラウドバックアップの種類
クラウドバックアップには、主にイメージバックアップとファイルバックアップの2種類があります。それぞれの特徴を理解し、自社のニーズに合ったバックアップ方式を選択することが重要です。
以下では、イメージバックアップとファイルバックアップの違いについて説明します。バックアップ対象や復元方法の違いを把握することで、より効果的なクラウドバックアップ戦略を立てることができるでしょう。
イメージバックアップ
イメージバックアップは、コンピュータのハードディスク全体をまるごとバックアップする方式です。オペレーティングシステム(OS)やインストールされたアプリケーション、設定情報なども含めて、ディスク上のすべてのデータをバックアップします。
イメージバックアップの最大の利点は、システム全体を丸ごと復元できることです。ハードウェアの故障やソフトウェアの問題によってシステムが起動しなくなった場合でも、イメージバックアップからシステム全体を復元することができます。これにより、迅速に業務を再開できます。
また、イメージバックアップは、復元先のハードウェアが異なる場合でも、システムを復元できる可能性があります。ハードウェアの移行や更新の際に、イメージバックアップを活用することで、システムの移行作業を効率化できます。
ただし、イメージバックアップは、バックアップデータのサイズが大きくなる傾向があります。ディスク全体をバックアップするため、不要なデータも含めてバックアップされてしまうためです。また、個別のファイルを復元する場合、イメージバックアップからの復元は手間がかかる場合があります。
イメージバックアップは、システム全体の復元を重視する場合や、ハードウェアの移行・更新が頻繁に行われる環境に適しています。ただし、バックアップデータのサイズや個別ファイルの復元の容易さについては、十分に検討する必要があるでしょう。
ファイルバックアップ
ファイルバックアップは、個別のファイルやフォルダをバックアップする方式です。バックアップ対象として指定したファイルやフォルダのみがバックアップされ、OS やアプリケーションなどのシステム全体はバックアップされません。
ファイルバックアップの利点は、バックアップデータのサイズを最小限に抑えられることです。必要なファイルやフォルダのみをバックアップするため、イメージバックアップと比べてバックアップデータのサイズが小さくなります。これにより、バックアップや復元にかかる時間を短縮できます。
また、ファイルバックアップでは、個別のファイルを簡単に復元できます。バックアップデータから必要なファイルを選択して復元できるため、利便性が高いと言えます。
ただし、ファイルバックアップでは、システム全体を復元することはできません。OS やアプリケーションの設定情報などはバックアップされないため、システムの復元には別の方法が必要になります。
ファイルバックアップは、重要なファイルやフォルダの保護を重視する場合に適しています。また、バックアップデータのサイズを抑えたい場合や、個別のファイルを頻繁に復元する必要がある環境にも適しています。ただし、システム全体の復元が必要な場合は、イメージバックアップとの併用が必要になるでしょう。
クラウドバックアップサービスの中には、イメージバックアップとファイルバックアップの両方に対応しているものもあります。自社のニーズに合わせて、適切なバックアップ方式を選択することが重要です。
クラウドバックアップのメリット
クラウドバックアップには、オンプレミスバックアップと比較して、コスト削減、災害対策、セキュリティ対策など、様々なメリットがあります。以下では、これらのメリットについて詳しく説明します。
BCP対策に貢献
クラウドバックアップは、地理的に離れた場所にデータを保管するため、仮に自社のオフィスが災害に見舞われても、バックアップデータは影響を受けません。これにより、災害発生時にデータをすばやく復旧することができ、事業継続計画(BCP)の実現に大きく貢献します。
また、クラウドバックアップは自動的にデータをバックアップするため、人為的なミスによるバックアップ漏れのリスクも軽減できます。これは、BCPの観点からも重要な要素です。
クラウドバックアップを活用することで、災害によるデータ損失のリスクを最小限に抑え、事業の継続性を高めることが可能だと言えるでしょう。
ランサムウェア対策などのセキュリティ対策
近年、ランサムウェア攻撃などのサイバー脅威が増加しており、企業はデータ保護のためのセキュリティ対策が求められています。クラウドバックアップは、こうしたセキュリティ対策の一環としても効果的です。
クラウドサービスプロバイダーは、高度なセキュリティ対策を講じており、データの暗号化や不正アクセス防止など、様々な措置を施しています。これにより、ランサムウェア攻撃などのサイバー脅威からデータを守ることができます。
また、クラウドバックアップでは、バックアップデータを複数の拠点に分散して保管できるため、たとえ一部の拠点が攻撃を受けても、他の拠点からデータを復旧することが可能です。
さらに、クラウドバックアップは、社内のIT環境とは独立しているため、社内のシステムが感染した場合でも、バックアップデータは影響を受けません。これにより、感染したシステムをすばやく復旧できます。
クラウドバックアップを活用することで、ランサムウェア攻撃などのサイバー脅威に対する防御力を高め、データの安全性を確保することが可能だと言えるでしょう。
バックアップ業務の効率化
オンプレミスバックアップでは、バックアップ用のサーバーやストレージを自社で用意し、バックアップスケジュールの設定や管理を行う必要があります。また、バックアップ作業は手動で行うことも多く、作業負荷が高くなる傾向にありました。
クラウドバックアップを導入することで、これらのバックアップ業務を大幅に効率化できます。クラウドバックアップでは、バックアップスケジュールの設定や管理をクラウド上で行うことができ、自動的にバックアップが実行されるため、手動でのバックアップ作業が不要になります。
また、クラウドバックアップは、インターネット経由でバックアップデータにアクセスできるため、社外からでもバックアップ状況の確認や管理が可能です。これにより、バックアップ業務に関する場所的な制約がなくなり、柔軟な運用が実現できます。
さらに、クラウドバックアップでは、バックアップデータの検索や復元もクラウド上で行えるため、迅速なデータ復旧が可能です。これは、災害対策やランサムウェア対策の観点からも重要な要素と言えるでしょう。
クラウドバックアップを活用することで、バックアップ業務の効率化を図り、IT管理者の負担を軽減しつつ、より確実なデータ保護を実現することが可能だと言えます。
バックアップコストの削減
オンプレミスバックアップでは、バックアップ用のサーバーやストレージ、ソフトウェアなどの初期費用が必要です。また、それらのハードウェアやソフトウェアの保守・運用にも継続的なコストがかかります。さらに、バックアップデータの増加に伴い、ストレージの追加や増設が必要になることもあり、コスト増大の要因となります。
一方、クラウドバックアップでは、こうした初期費用や保守・運用コストを大幅に削減できます。クラウドバックアップサービスを利用することで、バックアップ用のインフラを自社で用意する必要がなくなり、ハードウェアやソフトウェアへの投資が不要になります。また、クラウドサービスプロバイダーが保守・運用を行うため、その手間やコストも削減できます。
さらに、クラウドバックアップでは、使用した分だけの課金モデルが一般的です。つまり、バックアップデータ量に応じた料金体系になっているため、無駄なコストを抑えることができます。また、バックアップデータの増加に合わせて柔軟にストレージを拡張できるため、過剰な投資を避けられます。
加えて、クラウドバックアップを活用することで、バックアップ業務の効率化によるコスト削減効果も期待できます。バックアップの自動化や運用の簡素化により、人件費や作業コストの低減につながるでしょう。
このように、クラウドバックアップは、初期費用、保守・運用コスト、ストレージコストなど、バックアップにかかる様々なコストを削減する有効な手段だと言えるでしょう。
社外PCなどもバックアップ対象
近年、リモートワークの普及により、社外で業務に使用するPCやモバイルデバイスが増えています。これらのデバイスには、業務に関する重要なデータが保存されていることが多いため、バックアップ対象に含めることが重要です。
クラウドバックアップであれば、社外のデバイスからでもインターネット経由でバックアップを行うことができます。従来のオンプレミスバックアップでは、社外のデバイスをバックアップ対象にするのは難しいケースが多かったのですが、クラウドバックアップではその課題を解決できます。
また、クラウドバックアップサービスの中には、エンドポイント保護の機能を持つものもあります。エンドポイント保護とは、PCやモバイルデバイスなどのエンドポイントデバイスを保護する仕組みのことで、ウイルス対策やデバイス管理などの機能が含まれます。これにより、社外のデバイスのセキュリティ対策も同時に行うことができます。
社外のデバイスをバックアップ対象に含めることで、業務データの保護範囲を広げられるだけでなく、リモートワーク環境のセキュリティ強化にも役立ちます。データ損失のリスクを最小限に抑え、業務の継続性を高められるのです。
クラウドバックアップは、社内外を問わず、幅広いデバイスのデータ保護を可能にする、現代のワークスタイルに適したバックアップソリューションと言えるでしょう。
クラウドバックアップのデメリット
クラウドバックアップには多くのメリットがある一方で、いくつかのデメリットも存在します。クラウドバックアップを導入する際は、これらのデメリットを理解し、対策を講じることが重要です。
以下では、クラウドバックアップの主なデメリットについて説明します。
インターネット環境が必須
クラウドバックアップを利用するには、インターネット環境が不可欠です。バックアップデータをクラウドに転送したり、クラウドからデータを復元したりする際は、インターネット回線を使用します。そのため、インターネット回線の速度や安定性がクラウドバックアップの性能に大きく影響します。
インターネット回線が遅い場合や、通信が不安定な場合は、バックアップや復元に時間がかかったり、エラーが発生したりする可能性があります。特に、大容量のデータをバックアップする場合は、インターネット回線の速度が重要な要素になります。
また、インターネット回線が停止した場合は、クラウドバックアップが利用できなくなります。災害時などにインターネット回線が寸断された場合、クラウドバックアップからデータを復元することが難しくなる可能性があります。
こうしたインターネット環境に関する問題は、クラウドバックアップを導入する際に考慮すべき重要なポイントです。インターネット回線の速度や安定性を確保するための対策を講じたり、バックアップデータの保管先を複数用意したりするなど、リスクを最小限に抑える工夫が必要でしょう。
データ量が多いと格納や復元に時間がかかる
クラウドバックアップでは、バックアップデータをクラウド上のストレージに転送します。そのため、バックアップデータの量が多い場合、クラウドへのデータ転送に時間がかかる可能性があります。特に、初回のフルバックアップ時は、大量のデータを転送する必要があるため、時間を要することがあります。
同様に、クラウドからデータを復元する際も、データ量が多いと時間がかかります。大容量のデータを復元する場合、ネットワーク回線の速度によっては、復元完了までに長い時間を要する可能性があります。
これらの問題を解決するには、いくつかの対策が考えられます。まず、差分バックアップや増分バックアップを活用することで、バックアップデータの転送量を減らすことができます。また、データ圧縮や重複排除の技術を用いることで、バックアップデータのサイズを縮小できます。
さらに、クラウドバックアップサービスの中には、初回バックアップ時に物理的なストレージを利用できるものもあります。これにより、ネットワーク経由でのデータ転送を回避し、初回バックアップにかかる時間を大幅に短縮できます。
データ量が多い場合のバックアップや復元にかかる時間は、クラウドバックアップを導入する際に考慮すべき重要な要素です。適切な対策を講じることで、これらの問題を最小限に抑えることができるでしょう。
運用やセキュリティは事業者任せになってしまう
クラウドバックアップでは、バックアップデータをクラウドサービスプロバイダーが管理するストレージに保管します。つまり、バックアップデータの運用やセキュリティの多くの部分を事業者に委ねることになります。
事業者が適切なセキュリティ対策を講じていない場合、バックアップデータが漏洩したり、不正アクセスを受けたりするリスクがあります。また、事業者側の人的ミスや管理体制の不備により、バックアップデータが失われる可能性もゼロではありません。
運用面でも、事業者のサービス品質によっては、バックアップや復元の性能が低下したり、サポート対応が不十分だったりする可能性があります。また、事業者が突然サービスを終了した場合、バックアップデータの移行や確保に困難が生じる恐れもあります。
これらのリスクを軽減するためには、信頼できるクラウドサービスプロバイダーを選ぶことが重要です。サービス品質やセキュリティ対策について、十分に確認・評価した上で、事業者を選定する必要があります。また、サービスレベルアグリーメント(SLA)を締結し、サービス内容や責任範囲を明確にしておくことも有効でしょう。
さらに、クラウドサービスの運用状況を定期的にモニタリングし、問題があれば速やかに対処する体制を整えることも重要です。自社でコントロールできない部分が多いからこそ、リスク管理を徹底する必要があるのです。
クラウドバックアップでは、運用やセキュリティの多くを事業者に委ねることになりますが、適切な事業者選定とリスク管理を行うことで、そのデメリットを最小限に抑えることができるでしょう。
クラウドバックアップの価格・料金・費用相場
無料のクラウドバックアップ
無料のクラウドバックアップサービスも存在しますが、ほとんどが非常に制限された容量しか提供されていません。例えば、Google Driveは最初の15GBが無料で、Microsoft OneDriveも5GBが無料になります。無料分を超えると有料プランへの移行が必要になります。これらの無料クラウドストレージは、個人のファイル共有・同期には使えますが、企業の重要データのバックアップとしては容量が不足しがちです。
有料のクラウドバックアップ
企業が本格的にクラウドバックアップを導入する場合は、有料のクラウドバックアップサービスを検討する必要があります。国内外の大手クラウドベンダーから様々なプランが用意されています。従量課金制が一般的で、バックアップデータ容量に応じた月額利用料金を支払います。例えば1TBあたり月額1,000円前後が相場と言われています。初期費用も必要になる場合があり、ベンダーによって価格は大きく異なります。長期的な利用を前提に、ストレージ容量やセキュリティ対策などのスペックとコストを比較検討します。
初期費用
サービス導入時にかかる一時費用で、設定や設置にかかる費用などが含まれます。サービスによっては、初期費用が無料または非常に安価な場合もあります。
月額料金
クラウドストレージの利用量や、バックアップするデータ量に応じて、月々または定期的に発生する費用です。従量課金制と定額制があります。
オプション費用
追加のサポートサービスや、特別な機能を利用する際に発生する費用です。
中小企業向けのクラウドバックアップサービスの場合、月額料金は数千円から数万円程度が一般的です。例えば、バックアップデータ量が1TB程度であれば、月額1万円前後のサービスが多く見られます。
大企業向けのサービスになると、月額料金は数十万円以上になることもあります。ただし、大容量のデータをバックアップできるため、1GBあたりの単価を考えると必ずしも高くはありません。
価格の幅が広いのは、バックアップデータ量や保持する世代数、利用する機能などが、サービスや利用者によって大きく異なるためです。自社のニーズに合わせてサービス内容を選ぶことで、コストを最適化することができます。
クラウドバックアップサービスの多くは、従量課金制と定額制を組み合わせた料金プランを用意しています。どの料金プランが自社に合っているかを検討し、コストを抑えつつ、必要十分なバックアップ機能を確保することが重要です。
クラウドバックアップをおすすめする中小企業・大企業
クラウドバックアップは、様々な課題を抱える組織に適したソリューションです。以下では、クラウドバックアップが特に有効な解決策となるような課題を抱えている組織について説明します。
バックアップコストが肥大化している組織
オンプレミスでバックアップ環境を構築・運用するには、バックアップ用サーバーやストレージ、ソフトウェアのライセンス費用など、多額の初期投資が必要です。また、バックアップデータの増加に伴い、ストレージの増設や定期的なメンテナンスが必要となり、運用コストも肥大化しがちです。こうしたコスト問題に悩む組織には、クラウドバックアップがおすすめです。
リモートワークによるデータ散在に悩む組織
リモートワークの普及により、社外で業務に使用するPCやモバイルデバイスが増えています。こうしたデバイスに保存された業務データを、社内のバックアップ環境で一元的に保護することは困難です。その結果、重要なデータが社外に散在し、データ損失のリスクが高まっています。クラウドバックアップを活用することで、社外のデバイスからもバックアップが行えるため、データ散在の問題を解決できます。
ランサムウェア被害に不安を抱える組織
ランサムウェア攻撃は年々増加しており、多くの企業がデータ損失の脅威にさらされています。オンプレミスのバックアップ環境がランサムウェアに感染してしまった場合、バックアップデータまで暗号化されてしまう可能性があります。クラウドバックアップであれば、ランサムウェア感染の影響を受けにくく、データ復元の可能性が高まります。
災害対策が不十分な組織
自然災害などでオフィスが被災した場合、オンプレミスのバックアップ環境も被害を受ける可能性があります。その結果、業務に必要なデータを失ってしまい、事業継続が困難になるおそれがあります。クラウドバックアップを利用することで、地理的に離れた場所にデータを保管できるため、災害対策の強化につながります。
バックアップ運用の負荷に悩む組織
オンプレミスでのバックアップ運用には、バックアップスケジュールの管理、バックアップ状況の監視、エラー対応など、多くの手間がかかります。また、バックアップ運用を担当する人材の確保・育成も課題となります。クラウドバックアップを導入することで、これらの運用負荷を軽減し、人的リソースを他の業務に振り向けることができます。
以上のような課題を抱える組織には、クラウドバックアップがおすすめです。自社の課題を見直し、クラウドバックアップの導入を検討してみてはいかがでしょうか。
法人向けクラウドバックアップの選び方と比較のポイント
法人向けクラウドバックアップサービスを選ぶ際は、自社のニーズに合ったサービスを選ぶことが重要です。サービスによって、セキュリティ対策や復元可能な範囲、バックアップ拠点の配置などが異なります。
これらの違いを理解し、自社の要件に照らし合わせて評価することが、最適なクラウドバックアップサービスの選定につながります。以下では、法人向けクラウドバックアップサービスを比較する際の主要なポイントについて説明します。
①:セキュリティの品質は高いか
クラウドバックアップサービスを選ぶ際、最も重視すべきポイントがセキュリティの品質です。企業のデータには機密情報が含まれるため、十分なセキュリティ対策が不可欠になります。データの暗号化、認証システム、アクセス制御など、セキュリティに関する各種機能を備えているかを確認する必要があります。さらに、サービスデータセンターの物理的な入室管理やネットワーク監視体制なども重要なポイントです。
②:復元可能な範囲や世代は広いか
万が一のトラブル時に、必要なデータをスムーズに復元できるかどうかが重要です。復元可能な範囲が広ければ広いほど、復元時のリスクが低くなります。また、過去のバックアップデータを一定期間保存する世代管理機能があると、復元の選択肢が広がるメリットがあります。データが多世代にわたり保管されていれば、古いバージョンのデータも復元可能になります。
③:重複排除機能はあるか
企業のデータには重複するファイルが多数存在します。重複したデータをそのままクラウドに保存すると、無駄にストレージ容量を消費してしまいます。この課題を解決する重複排除機能の有無もポイントになります。同一データは1つにまとめられ、ストレージ容量を最小限に抑えることができるため、コストを大幅に削減できます。
④:複数のバックアップ拠点があるか
クラウドベンダーには、都市障害などに備えて複数の拠点でデータを保管していることが求められます。単一拠点だと、災害時にデータを失う危険性が高くなります。そのため、地理的に離れた複数のデータセンターを運用し、そこにデータを分散して保管できるかどうかがポイントになります。データの冗長性を高め、可用性を担保する観点から重要です。
⑤:設備や装置に予備を用意しているか
クラウドベンダーには、設備の予備を確保し、障害発生時に速やかにシステムを切り替えられる体制が求められます。バックアップサーバーのみならず、ストレージ、ネットワーク機器、電源設備なども予備機を用意しているかどうかをチェックする必要があります。設備の多重化によりシステムの可用性が高まり、災害などに強くなるためです。
法人向けクラウドバックアップの導入フロー
法人向けクラウドバックアップサービスを選ぶ際は、自社のニーズや要件を明確にし、それに合ったサービスを選ぶことが重要です。以下では、クラウドバックアップサービスの選定プロセスについて、ステップバイステップで説明します。
各ステップを丁寧に進めることで、自社に最適なクラウドバックアップサービスを見つけることができるでしょう。選定に際しては、IT部門だけでなく、経営層やユーザー部門の意見も取り入れながら、組織全体で合意形成を図ることが大切です。
①:自社の課題を整理する
クラウドバックアップ製品を選定する前に、まず自社のバックアップに関する課題を明確にする必要があります。従来のバックアップ方式の問題点を洗い出し、なぜクラウドバックアップが必要なのかを検討します。データ量の増加や復旧に時間がかかる、メディア管理が煩雑などの課題があれば、それらを解決できるようなクラウドバックアップ製品を探すことになります。
②:必要な機能を整理する
次に、自社で求められるクラウドバックアップの機能要件を整理します。バックアップ対象データの容量、自動実行の有無、暗号化の要否、復旧ポイントの細かさなど、必須の機能を洗い出します。特定の業種ごとに求められる機能は異なるため、自社の業務内容に即した機能が備わっているかをチェックする必要があります。
③:機能で製品を絞り込む
整理した必須機能を満たす製品を、ベンダーのカタログや製品サイトなどから抽出します。この際、望ましい機能なども考慮すると良いでしょう。セキュリティ対策が高度である、世代管理機能がある、重複排除機能があるなど、優先度は低くてもあれば望ましい機能を備えた製品を選びます。
④:自社にあった製品を選ぶ
必須機能を備え、望ましい機能も多く搭載した製品の中から、自社にあったものを選びます。この際のポイントは価格とサポート体制です。同等の機能でも、価格が高すぎる製品は避けましょう。障害発生時の対応体制やバックアップデータの復元作業をサポートしてくれるかなども重要です。機能とコストパフォーマンスを総合的に勘案して、最適な製品を選びます。
⑤:サービスをテスト運用する
適切な製品に絞り込めたら、テスト運用を行いましょう。バックアップと復元の手順を実際に試し、自社の業務に適しているかどうかを確かめます。サポートの質なども確認できるでしょう。これらのテスト結果を基に、最終的に製品を選定することをおすすめします。
クラウドバックアップの機能一覧・できること
機能 |
解説 |
---|---|
バックアップ | アプリケーションとの統合、もしくはエンドポイントと同期してバックアップを実行する |
クラウド保管 | バックアップ対象のファイルやデータをオンライン/クラウドへ転送し、保管する |
転送容量削減 | 重複排除などによって容量を削減し、バックアップ/復元時のデータ転送を効率化する |
リカバリー | 最新もしくは任意の時点をターゲットに、全データもしくはファイル/フォルダ単位での復元を行う |
セキュリティ | データ暗号化などを用いてデータの転送/保管/利用の安全性を保つ |
検索 | さまざまな条件で検索を実行し、目的のファイルを探せる |
ファイル操作 | バックアップされたファイルへ個別にアクセスし、ダウンロード/利用できる |
クラウドバックアップの市場動向・業界シェア
クラウドバックアップ市場は近年急速に拡大しており、2027年には世界市場で約125億ドルに達すると予測されています(Stratistics MRCデータ)。コロナ禍によるリモートワークの普及や、サイバー攻撃のリスク増大などを背景に、クラウドバックアップへのニーズが高まっています。
現在の業界シェアを見ると、アマゾンウェブサービス(AWS)、マイクロソフト、IBMなどの大手ITベンダーが上位を占めています。中でもAWSが圧倒的な31.5%のシェアを持ち、首位に立っています(Gartner, 2021年データ)。一方で、Dell EMC、Commvaultなどのバックアップ専業ベンダーも存在感を示しています。
国内市場に目を向けると、日本マイクロソフト、NTTデータ、富士通クラウドテクノロジーズなどが高いシェアを持っています。グローバルベンダーに加えて、日本を代表する大手SIerやITベンダーが主導権を握っています。
今後はAIやIoTの発展に伴ってデータ量が更に増大すると予想されており、クラウドバックアップ製品へのニーズが一層高まると見られています。コストパフォーマンスの良さから、中小企業の導入も進むとの予測もあり、市場は引き続き拡大基調が続くと考えられます。
クラウドバックアップの最新トレンド2024
クラウドバックアップサービスは、技術の進歩と市場の成熟に伴って、常に進化し続けています。ここでは、2024年に向けたクラウドバックアップのトレンドについて予想してみましょう。
AIを活用した自動化の進展
クラウドバックアップの運用管理には、バックアップ対象の選定やスケジュール設定など、多くの手間がかかります。AIを活用することで、これらの作業を自動化し、運用の効率化を図る動きが加速するでしょう。
ランサムウェア対策の強化
ランサムウェア攻撃は、今後も大きな脅威であり続けると予想されます。クラウドバックアップサービスには、ランサムウェア対策として、不正侵入の検知や、改ざんされたバックアップデータの隔離などの機能が求められるようになるでしょう。
コンテナ化アプリケーションのバックアップ
コンテナ技術の普及に伴い、コンテナ化されたアプリケーションのバックアップニーズが高まっています。コンテナのデータや設定情報を確実にバックアップできるサービスが、今後さらに重要になると考えられます。
エッジデバイスのバックアップ
IoTの普及により、エッジデバイスで生成されるデータが増加しています。これらのデータをクラウドにバックアップすることで、データ活用やセキュリティ対策を進める企業が増えるでしょう。
マルチクラウド環境への対応
クラウドサービスの利用が進むにつれ、複数のクラウドを組み合わせるマルチクラウド環境が一般的になりつつあります。異なるクラウド間でのデータ連携や、統合的なバックアップ管理のニーズが高まると予想されます。
サステナビリティへの配慮
環境問題への関心の高まりを受け、クラウドサービスにおいてもサステナビリティへの配慮が求められるようになるでしょう。再生可能エネルギーの利用や、効率的なデータ管理による消費電力の削減など、環境に優しいバックアップサービスが注目されるかもしれません。
クラウドバックアップサービスは、これらのトレンドを踏まえながら、さらなる進化を遂げていくと期待されます。自社のニーズに合わせて、最新のトレンドを取り入れたサービスを選ぶことで、より効果的なデータ保護を実現することができるでしょう。
クラウドバックアップと関連のあるソフトウェア
・オンラインストレージ:インターネットを介してデータを保存、取得、共有するためのクラウドサービスです。 クラウドストレージとも呼ばれています。
・バックアップソフト: データをバックアップするためのソフトウェアで、オンプレミス型方式で利用されることが多いです。
・バックアップアプライアンス: ハードウェアとソフトウェアが一体化したバックアップ装置で、オンプレミス型方式で利用されることが多いです。
・PCバックアップ: 個人向けのバックアップソフトで、PC内のデータをバックアップすることができます。
【規模別】ウェビナーツールの人気おすすめランキング
ウェビナーツールの高評価ランキング
製品名 | スコア | 満足度 | レビュー数 | 価格 |
---|---|---|---|---|
AOSBOX Business Pro | 4.7 | 4.6/5点 | 54件 | 40,000円~ / 月額 |
Fileforce | 4.4 | 4.4/5点 | 10件 | 900円~ / 月額 |
DirectCloud | 4.1 | 4.3/5点 | 24件 | 36,000円~ / 月額 |
Acronis Cyber Protect | 4.1 | 4.2/5点 | 15件 | 8,600円~ / 月額 |
※上記のランキング表は、2024年9月20日時点の「クラウドバックアップの高評価ランキング」から引用しており、ITreviewの保有するユーザーレビューデータに基づいて選出されています。
各製品の機能の有無や操作性、サポート品質や料金プランなど、さらに詳しい比較表は、こちらの「製品比較ページ」から確認することができます。
中小企業で人気のウェビナーツールランキング
製品名 | 満足度 | レビュー数 | 価格 |
---|---|---|---|
Fileforce | 4.6/5点 | 6件 | 900円~ / 月額 |
AOSBOX Business Pro | 4.5/5点 | 33件 | 40,000円~ / 月額 |
Acronis Cyber Protect | 4.1/5点 | 9件 | 8,600円~ / 月額 |
DirectCloud | 4.0/5点 | 13件 | 36,000円~ / 月額 |
※上記のランキング表は、2024年9月20日時点の「中小企業で人気のウェビナーツールランキング」から引用しており、ITreviewの保有するユーザーレビューデータに基づいて選出されています。
各製品の機能の有無や操作性、サポート品質や料金プランなど、さらに詳しい比較表は、こちらの「製品比較ページ」から確認することができます。
中堅企業で人気のウェビナーツールランキング
製品名 | 満足度 | レビュー数 | 価格 |
---|---|---|---|
AOSBOX Business Pro | 4.8/5点 | 18件 | 40,000円~ / 月額 |
DirectCloud | 4.4/5点 | 10件 | 36,000円~ / 月額 |
Fileforce | 4.2/5点 | 4件 | 900円~ / 月額 |
Veeam Backup & Replication | 4.0/5点 | 7件 | 要お見積り |
※上記のランキング表は、2024年9月20日時点の「中堅企業で人気のウェビナーツールランキング」から引用しており、ITreviewの保有するユーザーレビューデータに基づいて選出されています。
各製品の機能の有無や操作性、サポート品質や料金プランなど、さらに詳しい比較表は、こちらの「製品比較ページ」から確認することができます。
大企業で人気のウェビナーツールランキング
製品名 | 満足度 | レビュー数 | 価格 |
---|---|---|---|
Acronis Cyber Protect | 4.5/5点 | 4件 | 8,600円~ / 月額 |
AOSBOX Business Pro | 4.3/5点 | 3件 | 40,000円~ / 月額 |
Veeam Backup & Replication | 3.5/5点 | 9件 | 要お見積り |
※上記のランキング表は、2024年9月20日時点の「大企業で人気のウェビナーツールランキング」から引用しており、ITreviewの保有するユーザーレビューデータに基づいて選出されています。
各製品の機能の有無や操作性、サポート品質や料金プランなど、さらに詳しい比較表は、こちらの「製品比較ページ」から確認することができます。
関連ブログ
ITreviewに参加しよう!