Oda Kaoru
Fidelitywires, inc.|情報通信・インターネット|ITアーキテクト|20人未満|ユーザー(利用者)
IaaSサービスで利用
この製品・サービスの良いポイントは何でしょうか?
日本でもよく使われるAWSのEC2と比べてみると、サーバの性能は同じCPU/メモリであればGCEの方が良いです。価格も月内の25%以上使うと割引が効くようになり、最大30%引きになります。EC2のようにリザーブドにしなくても自動で割引されるところがよいですね。サーバのデプロイはEC2と同じように速いです。CPUやメモリの割り振りが自由なのも結構ポイント大きいと思います。VPCが若干ネックで、AWSのように細かい切り分けはできずに、大きく1個を使うような形になります。このあたりは頭の切り替えが必要ですね。GCEの場合、SSHがコンパネから使えます。しかもAWSにはないコンソール接続も可能です。何かあった場合にコンソール接続が使えるのは大きいと思います。最後に大きいのは、裏でメンテナンスがあってもライブマイグレーションをして、表面上のダウンがないことです。これは地味に便利だと思います。
改善してほしいポイントは何でしょうか?
欲を言うと、AWSにある、LightSailのようなVPS的なものがGCEにもあるとよいですね。また、転送料金が結構高いのも微妙なとこですね。日本の会社のVPSだと転送料金ないところも多いので、そういう部分で比べると難しいかもしれません。EC2の場合は、CloudFrontの転送料金に大幅な割引がきくので、そのあたりでコスト削減できますが、GCEだとなかなか難しいところですね。現状困ってることの一つに、Stackdriverのエージェントが Ubuntu 18.04 に対応していない(2018/12/1現在)ので、VMとしては立ち上げられるのに詳細監視できないというのはジレンマですね
どのようなビジネス課題を解決できましたか?あるいは、どのようなメリットが得られましたか?
スピード感をもってインスタンス構築を行うことができました。AWSに比べると提供されている機能の種類は少ないかもしれませんが、工夫を行うことによって対応していくことは可能です。EC2からの移行によって、固定費の削減には貢献していると思います。
検討者にお薦めするポイントがあれば記入ください
EC2もGCEもいいところ悪いところあると思うので、自社でどのように使うのかを考えて選ぶことをお薦めします。GCEをお薦めするとすれば、インスタンスの可用性かと思います。裏でメンテナンスがあってもサーバはライブマイグレーションして、止まることがないというところです。EC2の場合は、メンテナンスの時にはサーバが止まります。調整がつく場合はよいですが、そうではない場合もあるので、要求との勘案ですね。