良いポイント
iPadでの採用です。
以前採用していた他社製フィルタリングサービスでは、フィルタリングサービスの動作を推測しながらキッティングをしなければなりませんでした。
フィルタリングサービスがきちんと止まらなかったり予期せず起動したりして、アクティベーションの通信を止めてしまい、キッティングの手戻りが多く発生していましたが、ISGCでは、バイパスを設定することでアクティベーションの通信を阻害することなくキッティングの手戻りがなくなり、キッティングにかける時間を大幅短縮することができました。
また、バイパスの設定をすることで動画サイトやオンラインミーティングの遅延も気にならなくなり、ユーザーの使用感も向上させることができています。
改善してほしいポイント
大きな点としては3つです。
1.フィルタリングが強すぎる
標準のフィルタリングセットを用いていましたが、到底有害と思えないサイトもブロックすることが多くありました。
たとえば、中学生の設定ではオリンピック委員会のウェブサイトがブロックされました。
同じサイトでも、トップページはブロックされるがサイト内のURLを直接指定するとアクセスできるなどやや杓子定規なフィルタリング動作は改善を期待したい点です。
2.フィルタリングが動作しないタイミングがある
サポートに問い合わせたところ、フィルタリングアクティベーション後もわずかな時間フィルタリングが動作しないタイミングがあるとのこと。
3.管理サイトのUIがとっつきにくい
あまり直観的ではないサイト構造になっているように思います。
特にフィルタリングのルール周りはどこで何を設定すればフィルタリングを制御できるか慣れるまで時間がかかりました。
サイト構造の整理はされていると思うので、こちらの慣れの問題なのかもしれませんが改善の検討をいただきたい点です。
どのような課題解決に貢献しましたか?どのようなメリットが得られましたか?
・キッティング作業の手戻り解消と時間短縮
それまで使用していた他社製フィルタリングサービスでは、キッティングの際うまくフィルタリングが停止せず、iOSのアクティベーションの通信を阻害してしまい再度キッティングしなおしとなることが多々ありましたが、ISGCでは手戻りをほぼ0にすることができました。
管理サイト側で登録する手間は増えましたが、トータルでもキッティング時間の短縮(1台当たり1時間30分程度→40分程度)を実現しました。
・機動的なフィルタリング動作の変更
バイパス機能やURLを登録することで、フィルタリング精度を向上させることができました。
一時的に通信させたいときや、ミーティングアプリなど恒久的に高速通信が必要など利用するサービスによって柔軟に設定することができ、ユーザー使用感の向上につながりました。
検討者へお勧めするポイント
・フィルタリングを細やかに設定したい
・オンラインミーティングなどの動作を向上させたい
・キッティング頻度が高く、工程を効率化したい