良いポイント
とにかく日本語対応であること、SSOが利用できること、チーム間共有が可能なことで製品を選定すると限られてきます。初期費用もかからず、UIがわかりやすくクラウド管理であることからすぐに利用できたのがKeeperでした。
権限設定も可能なので、各チーム内で共通利用するID/パスワードなどをチームフォルダで分けて共有することが可能です。
最近追加された機能で、アラートを設定することができるのですが、不明なデバイスでログインしようとした際は、管理者にアラートを出す、など設定が可能で、PCリプレイスなのか不正ログインなのか判別がつきやすいようになりました。
当初は海外サポートしか対応がなかったので返信に時間を要したりしましたが、最近日本支社が作られたようでレスポンスが早くなりました。日本法人でも海外社員のようですが日本語は問題なく、こちら側の問題理解も早く、サポート対応に不足を感じることはありません。
改善してほしいポイント
SSO利用するにはエンタープライズしか提供されていませんので、費用面で導入しづらさを感じると思います。
弊社は少数ユーザーで利用するためおよそ年間1人1万円くらいならセキュリティ対策の一環だけでなく、ユーザー自身でパスワード管理も可能なサービスとして費用対効果の賛同を取ることができました。
どのプランでもSSOが標準機能であれば導入しやすいとおもいます。
どのパスワード管理ソフトにもいえますが、SSOが標準でその他機能による料金プラン設定があればいいのに、と思います。。
どのような課題解決に貢献しましたか?どのようなメリットが得られましたか?
当社では元々各サービスのID/パスワード管理が煩雑化し、社員が個別にLastPassなどを使用していました。しかし、LastPassの無償提供終了を受けて、会社全体で新しいソリューションを導入することが必要になりました。
その際、我々は社内利用にあたりセキュリティの一貫性を確保するために、Keeperを選びました。特に、日本語UIが提供されている点、シングルサインオン(SSO)が利用可能である点、そしてIT管理者がチーム内でパスワードの共有が可能である点が選定の決め手となりました。
SSOの利用はエンタープライズプランでしか提供されていませんが、当社では重要な役職に就いている専務や経理から始めて導入しました。その結果、IT管理者が不在でも再ログイン時のパスワード確認の必要がなくなるなど、効率化が図られました。また、Chromeの拡張機能を使用することで自動入力が可能になり、新規のログイン作成もユーザーが直感的なUIを通じて自身で行うことができるようになりました。
そのためパスワード管理にかかる工数が大幅に軽減されました。
検討者へお勧めするポイント
IT管理者が1対多ユーザーのパスワード管理を行う上で、セキュリティが高く日本語対応でユーザーでもわかりやすいUIの製品は少ないです。その中でもKeeperは機能が網羅されているので管理しやすいです。チームで使用するにも同期が早いので使い勝手がいいです。SSOがエンタープライズにしかないのでコストは要検討です。