良くも悪くもクラウド型の王道です

改善してほしいポイント

【表記名称に柔軟さが欲しい】
組織部門ごとに、支給項目・控除項目のラベル名称を変えたい。
もしくは給与明細用の表記名称を設定できるようにしたい。
現状は、インセンティブなどの名称を変えるためには給与体系をすべて分ける必要がある。

⇒事業部ごとの独自にインセンティブ設計された制度名称を反映できる

【支給控除一覧表のダウンロード】
１か月単位ではなく、一定期間を一度にダウンロードできるようにしていただきたい。
現状は、全従業員の複数月を一度にCSVにする方法がない。

⇒経営分析に役立てられる

【反応が鈍い】
クラウド型で妥協が必要だが、オンプレミスと比べるとやはり反応が遅い。
あやまった帳票を開いてしまった場合にディレイが発生する。

どのような課題解決に貢献しましたか？どのようなメリットが得られましたか？

【会計との連動】
マネーフォワード会計との連動に助かっている。
人件費のデータに対して、かなり詳細に勘定科目設定ができるため、予算管理に役立っている。
（最初の設定がかなり大変ではある）

【社労士との情報共有】
社労士にユーザアカウントを発行することで帳票のやり取りが不要になった。
従業員情報、給与情報等はシステムに反映（あるいは給与確定）してメールで連絡し、
あとは社労士事務所がシステムにログインし確認してもらうスタイル。
データダウンロードや添付が不要なのは効率的。

検討者へお勧めするポイント

初期導入はライトである一方で、クラウド環境のため柔軟性は欠けてしまいます。
また、従業員数によって従量課金となります。
このため、今後の長期的な経営によって、従業員規模が急拡大するか、給与体系が複雑化していくか。
を踏まえた上で判断されるとよろしいかと思います。
加えて、社会保険手続き・年末調整・マイナンバーは別機能としてオプション化されました。
別途コストが発生する可能性があります。