非公開ユーザー
自動車・輸送機器|製造・生産技術|1000人以上|ユーザー(利用者)|契約タイプ 分からない
一部かゆいところに手が届いたことを評価したい
良いポイント
Google翻訳やDeepL翻訳は使い勝手が良く、自分で翻訳文を読み返しても、ほとんどの場合納得がゆきます。しかしながら社内向けあるいは特定顧客向け文書は機密性が高く、これらサイトを使用は禁止されています。また以前会社が導入していた翻訳ソフトは、機密性は問題ない(と説明されていた)ものの、専門的な言い回しや用語に対する応用力が乏しく、あまりにも翻訳に時間がかかるため使用する機会がほとんどありませんでした。
本商品はこの両者のいいとこ取りをしてくれているという印象を持っています。
まず単純な使い勝手が良いです。上記有名サイトとほぼ同じ感覚で使用できる上、専門用語も問題なく翻訳してくれます(例えば『加硫接着』と入力すれば『vulcanization bonding』と返してくれる)。機密性+専門用語翻訳は、論文や特許の翻訳において画期的です。
また自分のような英語力に自信の無い者は、機械翻訳の結果を再翻訳し、意味の通る文章になるかを試しがちですが、これを基本機能として搭載してくれているおかげで、作業時間が短縮できるのも魅力です。
改善してほしいポイント
入力している言語を自動認識してほしいです。日本語→英語の翻訳をしたいとき、当然ボックスに日本語の文章を入力しますが、デフォルト設定が英語→日本語になっていると、ボックス内の文章が認識されません。できれば打ち込んでいる文章が何語なのかを認識し、指定しなくても翻訳を返してほしいです。
また、日本語で丁寧な言い回しをすると翻訳英文がおかしくなる現象は承知していますが、翻訳された英文が、ネイティブの方にとってラフな(失礼な)言い回しになっていないか、不安を感じます。丁寧,フレンドリー,ラフなど、相手との関係性や文書の使用目的に応じて、翻訳の結果を返してくれると助かります。
どのような課題解決に貢献しましたか?どのようなメリットが得られましたか?
先にも記載しましたが、専門用語が問題なく翻訳され、かつ再翻訳を返しておかしな文章になっていないかを確認させてくれる機能により、作業時間を短縮することができています。
それまでは手元に電子辞書を置き、翻訳ソフトにはダミーの用語(一般的で分かり易い名詞や動詞)で翻訳してもらい、専門用語に置き換えるという作業をしていましたが、本品はその置換えが必要ありません。更に、そのようにして作った翻訳英文が、意味の通る文となっているか確認するため、別ウィンドウに英語→日本語翻訳を待機させ、都度確認するという作業をしていたのですが、これも必要なくなりました。
これら機能により、例えば技術説明プレゼン1本(PowerPoint 10ページ程度)を英語翻訳する際、原稿を作るのに4~5時間かけていたものが、2~3時間で完了できるようになりました。
検討者へお勧めするポイント
中学卒業程度の英語力があるものの、今ひとつ自信を持って表に出せないというレベルの方におすすめです。
また、機械翻訳をある程度使い慣れていて、正確な翻訳文を作らせるコツが分かっていれば、非常に使い勝手意良いツールとなります。