非公開ユーザー
食料品・酒屋|社内情報システム(企画・計画・調達)|300-1000人未満|IT管理者|契約タイプ 有償利用
Microsoft Officeのサブスクリプション
オフィススイートで利用
良いポイント
従来のMicrosoft Officeは1台1ライセンスの買い切りであったが、このMicrosoft365はサブスクリプションサービスとなる。
Microsoftやリセラーとの契約で異なるが基本月額(ただし年間契約の場合もある)となり、解約しない限り自動的に継続される。Microsoftとの契約ではクレジットカードが必要となるが、別のベンダー(リセラー)を通して契約する場合は必ずしも必要ではない。
Word、Excel、PowerPoint、Teams、Outlookといった主要なアプリケーションが使用可能。Web版を主に使用することが想定されているのかファイルはブラウザを介して操作することができ、OneDriveに作成したファイルを保存可能。最安プラン以外ではデスクトップ版も用意されており、従来のOffice製品のようにPCにインストールして使用することもできる。
Officeのアップデートは必要なく(悪く言えば強制的に)、最新バージョンのOfficeを使用することになる。
プランによって異なるがライセンス1つにつき複数台で同時に利用できる点が従来のものと比べて便利になった点だろう。
改善してほしいポイント
Microsoftの見解ではライセンスは「人」に紐づき共有することができない。従って共有PCではOfficeを使用する人数分だけライセンスを購入する必要があることになる。アルバイトやパートの方に少しだけ入力業務をやらせる場合でも厳密には、その人数分だけライセンスを購入することになり、結果として買い切り版のOffice2024を購入するよりコストが高くなる場合がある。単純な「人」に紐づくライセンス形式ではなく、実際の業務での利用場面を想定したライセンス規定を考えてほしい。
また円安の影響を受けて年々値上げがされている。
どのような課題解決に貢献しましたか?どのようなメリットが得られましたか?
文書を扱う業務では基本的に使用されるアプリケーションであるため、別のOffice製品では取引先から渡された添付ファイルやダウンロードしたファイルではフォーマットが崩れて表示されたり、関数やマクロが想定通りに動作しないことがある。
Microsoft365ではそのようなことがほぼなく、主要なGoogleWorkSpeaceなど他のオフィススイートとも互換性が高い。
特に行政機関が配布する文書ではWordやExcelが基本であるため、一番使用に安定感があるOfficeアプリケーションである。
検討者へお勧めするポイント
言うまでもなく最も安定したオフィススイート。GoogleWorkSpeaceはブラウザを通して使用することが基本となっているため、従来のMicrosoft Officeに慣れていると若干の使いにくさがある。また他のOfficeアプリケーションもMicrosoft Officeに寄せて作られており、初心者にとってもこのアプリケーションを入り口にしたほうがよい。Microsoft365はMicrosoft OfficeとWeb利用以外の点ではほぼ同じであり、短期間の利用も可能なのでOfficeアプリケーションを使用したことのないユーザーは短期間契約してOfficeアプリケーションがどういったものなのか理解することができるだろう。
Officeアプリケーションの中では一番安定しており選んで間違いはないが、コストを重視するなら他のOfficeアプリケーションは存在するので使い勝手を覚えたら、他のOfficeアプリケーションへ乗り換えるということでもいいだろう。