非公開ユーザー
経営コンサルティング|その他専門職|100-300人未満|導入決定者|契約タイプ 有償利用
kintoneをCRM/SFAとして使う場合の帳票出力ツール
kintoneプラグインで利用
良いポイント
kintoneをCRM/SFAとして運用する中で、最大の課題だったのが「見積書や帳票の外部出力」でした。レポトンは、レコードに入力した見積・顧客情報をほぼそのままPDFやExcelに落とせるため、営業現場の“転記作業”を確実に減らせた点が最も評価しています。特に、kintoneの一覧・詳細画面の設計思想を理解したうえで帳票設計ができるため、業務フローを無理に変えずに導入できました。また、Excel出力にも対応していることで、社内用・顧客提出用を使い分けられる点も実運用では便利です。「kintoneは便利だが帳票が弱い」という定番の不満を、比較的シンプルに解消できる点は、実ユーザーとして素直に好きなポイントです。
改善してほしいポイント
帳票設計の自由度が高い一方で、初期設定や細かいレイアウト調整の学習コストはやや高いと感じました。特に、kintone側のフィールド構造とレポトン側の設定の対応関係は、慣れるまで試行錯誤が必要です。テンプレートのバリエーションや「よくあるCRM/SFA向け帳票(見積・請求・申込)」のサンプルがもう少し充実すると、非エンジニアの導入ハードルはさらに下がると思います。また、帳票出力時の条件分岐(金額帯や契約種別による表示切替)がより直感的に設定できると、複雑な営業組織でも活用範囲が広がり、結果としてkintone活用の定着度向上につながると期待しています。
どのような課題解決に貢献しましたか?どのようなメリットが得られましたか?
導入前は、kintoneに入力した見積情報をExcelや別システムに転記し、帳票を作成する運用が残っていました。レポトン導入後は、kintoneへの入力を正とし、そのまま帳票出力する運用に統一できたことで、1件あたり約10〜15分かかっていた見積作成・転記作業をほぼゼロにできました。月50件程度の見積業務があるため、単純計算でも月8〜12時間程度の工数削減につながっています。また、入力元が一本化されたことで、金額ミスや顧客情報の差異といったヒューマンエラーも明確に減少しました。「kintoneをSFAとして使っているが、帳票だけが弱点」という課題に対して、実務レベルで効果を実感できる改善でした。
検討者へお勧めするポイント
kintoneをCRM/SFAとして本格運用する場合、帳票出力は必ずボトルネックになります。レポトンは誰でも簡単に使える魔法のツールではありませんが、kintoneの思想を壊さず、現実的な工数で帳票問題を解決できる選択肢です。Excel文化が根強い組織や、見積・申込書を多用する営業組織には特に相性が良く、「kintone活用を一段上に引き上げたい段階」で検討する価値のあるプラグインだと感じています。