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ロボパット導入後の効果と課題について
RPAツールで利用
良いポイント
作業の自動化シナリオを設定する方法について、普段自身が操作している動きをそのままロボパットに読み込ませるだけで作成でき、比較的容易に感覚的に設定できるその扱いやすさが良い。
またシナリオを構成する各種操作コマンドについても、単純なキーボード操作や画像認識からのマウス操作だけでなく、複雑な条件分岐、一定の動作まで待機、スケジュールなどの変数設定、繰返し作業など、多様な操作コマンドに対応している点も良い。
他、副産物としてロボパット自動化シナリオの設定過程において、業務を細分化し各工程を繋ぎ合わせる作業が改めての業務の見直し及び可視化に繋がり、自動化と作業スリム化、マニュアル作成(属人化解消)を同時に実現。
単なる自動化に留まらず、業務改善による副次効果が得られた点も良い。
改善してほしいポイント
シナリオを作成する際、豊富なコマンドが用意されている一方、その選択肢が多く、結局どれが一番効率的且つ最善なシナリオの組み合わせか判断しづらいケースがある。特に業種や職種に関係なく使用頻度が高い自動化シナリオについては、パッケージとして予め用意し、必要に応じて個々人がカスタマイズできるといった運用ができると時短になって良い。
また複雑なシナリオを実行しようとすると、その構築に要する時間や運用時の不安定さが増すが、特に使用するPCの動作環境や設定にも大きく影響を受ける為、社内の複数部署で使用するといった横展開を行うケースでは、同様のシナリオを実行する際、オリジナルPCと同様の動作環境が求められ、これらにおいてある程度の柔軟性が備わっていると良い。
どのような課題解決に貢献しましたか?どのようなメリットが得られましたか?
導入当初、業務自動化による労働時間削減効果として、第1段階23種類のルーティン業務(マーケットデータの取得と集計、運営実績の集計及び分析といった計数関連業務全般)にて1,550分/月(3,420分→1,870分)を想定。
業務上ロボパット使用可能な時間的制限がある中で、現時点で5種類の業務を自動化実現。現段階では労働時間削減効果はそれほど大きくはないものの、徐々に操作方法などの知見が蓄積されつつあり、年度内に当初設定した目標+αの導入効果を実現できる見込みである。今後は社内横展開を予定しており、更なる導入効果を得られるよう努めたい。