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Copilotと開発環境の進化!プログラミング業務に最適化
OSで利用
良いポイント
Windows 11は、Visual Studioを用いたプログラム開発業務を行う弊社にとって、高い親和性を持つOSです。
OSが提供する「スナップレイアウト」機能が、開発者のマルチタスク作業を強力にサポートしてくれます。
これは、コードエディタ、デバッグウィンドウ、
そしてマニュアルや参考資料のドキュメントといった複数の画面を
マウス操作一つで効率よく配置できる機能です。
これにより、煩雑だった画面整理の手間が大幅に削減され、
開発者が本来のコーディング作業に集中できる時間が増えました。
さらに、最大の魅力はCopilotによる応用力向上です。情報検索や文書要約、
簡単なコードスニペットの提案などをOSレベルで受けられるため、
特に新しい技術を調査する際や、既存コードの意図を迅速に把握したい場合に力を発揮します。
システム全体の安定性とこれらの生産性向上機能が、
以前のOSバージョンよりも格段に業務にマッチしており、全体的な生産性向上を実感しています。
改善してほしいポイント
1点目はエクスプローラーの不安定な挙動です。
待望のタブブラウザ化が実現しましたが、アドレスバーへの直接的なコピペ操作を行った際、
特にNAS上のディレクトリへアクセスできないなど、期待した動作をしないことがあります。
この場合、エクスプローラーを再起動する必要があり、作業のテンポが損なわれる原因となっています。
2点目は、新しい右クリックメニュー(コンテキストメニュー)の操作性です。
デフォルトでは「その他のオプションを表示」を選ばないと従来のメニューが表示されず、
ファイルのプロパティ確認などの頻繁に行う操作でワンクリック増えてしまうのがストレスです。
私は利便性を優先し、レジストリを変更してWindows 10時代のメニューに戻して使用していますが、
初期設定状態で、機能が向上されたコンテキストメニューを期待します。
どのような課題解決に貢献しましたか?どのようなメリットが得られましたか?
「スナップレイアウト」機能は、NAS上のいたるところにある重要ファイルを探すときや、
Web会議と業務の並列実行時など、複数のウィンドウを同時に監視・操作する必要がある場面で
画面切り替えの手間を解消しました。
さらに、Windows11の機能としてCopilotが統合されたことによる
「開発サイクルのスピードアップ」がメリットとして得られました。
AIによる文書要約や技術情報のリサーチ支援が常時利用可能になったことで、
開発者が本質的なプログラミング作業に集中できる時間が増加しました。
結果、プロジェクトにおける情報収集とコード実装のフェーズが短縮され、
システム納期の短縮と品質の安定という、具体的な経営メリットが得られています。
AI返答へ不正確さを指摘するフェーズは増えましたが、差し引いてもメリットのほうが大きいと感じます。
検討者へお勧めするポイント
サポートが切れていない間は、
OSアップデートを行わない選択肢が過去にはあったように思いますが、
アップデートしてよかったと感じています。
メリットとしては、 CopilotのOS統合により、 従来の「検索→ブラウザ切り替え→情報読み込み→開発ツールに戻る」という 複数のステップがタスクバーからの即時AIリサーチへと集約されたこと。 情報収集に費やされていた時間が平均で20%短縮されました。 デメリットとしては、 参照している情報源が常に明示されるわけではないことが挙げられます。 最終的には自身で情報の裏付けを取る手間が依然として必要です。