良いポイント
10年以上、個人事業主として、CD版の弥生会計とやよいの白色申告オンラインを利用してきましたが、今般、取引先からの要請により、合同会社を設立することになりました。そこで、弥生のかんたん会社設立を利用して、無料かつ外注することなく、設立に必要な書類を準備でき、無事、合同会社設立にこぎつけました。さらに、弥生会計Nextを利用し始めましたが、従来の弥生会計や白色申告オンラインに比べて、格段に進歩した便利な機能を活用できています。それは、1)口座連携機能により、銀行口座、クレジットカード、交通系カードの情報が手入力することなく仕訳帳へ自動的に記帳される、2)仕訳帳への間違った入力をエラー指摘してくれる、3)AIが、勘定科目の仕訳をサポートしてくれる、という機能です。税務申告のために会計事務所と契約をしましたが、アカウントを共有することで会計事務所がリモートで入力内容をチェックしてくれるのも、クラウド利用の便利な機能ですが、上記3点の機能によって、会計事務所がチェックする前に、かなりの精度で仕訳が完了できることで、自社、会計事務所双方の手間や時間を短縮できると思われます。
改善してほしいポイント
すでに弥生株式会社へは、製品の改善要望として報告していますが、弥生会計Nextで、総勘定元帳がCSV出力できないことから、立替経費(役員借入金)が発生した場合、別途、立て替えた経費をExcelに入力した上で、さらに、会社に対する立替費用請求書をこれも手入力で発行せねばならなりません。
弥生経費Nextを併用しようと思いましたが、上記会社への立替費用請求書が作成できないこと、請求明細がCSV等で抽出できないことで、別途、会社への立替金請求書を作成しなければならず、また、弥生経費NextでPDFをアップロードした領収書が、弥生会計Nextへは転送されず、再度、弥生会計Nextで、同じPDFの領収書をアップロードするという二重の手間が発生しており、この点を修正するよう、弥生株式会社へ依頼しました。
一人合同会社でもあり、立替経費数がそれほど多くはないので、今回は、弥生経費Nextの採用をやめ、弥生会計Nextのみで運用することにしました。
どのような課題解決に貢献しましたか?どのようなメリットが得られましたか?
やよいの白色申告オンラインでは、入力が間違っていてもエラー表示されることがなく、例えば、経費金額が0であっても、仕訳帳には記載できてしまい、後で、仕訳帳全体を見直す必要がありました。弥生会計Nextでは、エラーメッセージが表示され、入力が完了できないことで、単純な入力ミスを防ぐことができ、仕訳帳を見直す手間と時間を節約できました。
また、領収書のPDFをアップロードできることで、従来は別途電子保管していた領収書を、同一の弥生会計Nextアプリ内に保管でき、かつ、それを外部の会計事務所とクラウド経由で共有できることで、領収書を会計事務所へ送る手間を避けることができました。会計事務所にとっても、領収書と入力内容の確認の手間を大幅に削減することができると思います。
検討者へお勧めするポイント
クラウド型の会計ソフトである弥生会計Nextは、インターネット接続環境があれば、利用する場所や機器を選ばず、会計事務所など本人以外とも最新の会計情報の共有ができるというのが最大のメリットであると言えます。
また、弥生会計Nextは、仕訳処理に精通していない方に対し、AIが適正な仕訳をサポートしてくれます。
さらに、領収書PDFを弥生会計Nextへアップロードすることで、領収書の一元電子保管も可能です。
これから会社を設立する方には、弥生のかんたん会社設立を利用することで、無料で、会社設立書類を準備、法務局への申請方法も丁寧に説明を受けられ、弥生会計Nextの利用へとスムーズに継続することができます。