セルフサービスBIのおすすめ10製品(全24製品)を徹底比較!満足度や機能での絞り込みも
セルフサービスBIとは
セルフサービスBI(ビジネスインテリジェンス)とは、業務部門が自らの業務のために自身でデータを加工、分析し、レポートやダッシュボードに可視化できるツールのこと。従来のBIは、経営企画部門などの専門家が社内データを収集、加工、分析し、グラフなどに分かりやすく可視化して経営層の意思決定に役立てていたが、昨今は業務部門でもリアルタイムにデータ分析処理を行い業務に活用しようというニーズが高まり、それをかなえるツールとして登場したのがセルフサービスBIだ。
セルフサービスBIの定義
・コーディングやプログラミングを必要とせずにデータをモデル化したり、データディスカバリーをサポートする
・ファイルのアップロードやDB接続、APIなどを用い、さまざまなデータを取り扱える
・さまざまなグラフ用いてデータを可視化したレポートを作成・表示できる
セルフサービスBIの導入効果
表計算ソフトでは不可能だった分析処理を実現
Excelに代表される表計算ソフトは、業務部門自身がデータを分析するのに手軽なツールだ。しかし表計算ソフトでは、「手作業でデータを収集、分析してからグラフに可視化する」という使い方となる。一方、セルフサービスBIを利用すると、集計作業を自動化して必要なときに分析を実行できるなど、表計算ソフトでは不可能だった分析処理と結果の考察が可能になる。
社内外に散在する大量のデータの分析を迅速に実行
業務部門にとって有益な情報を得るには、社内外に散在する大量のデータを迅速に収集し、分析する必要がある。セルフサービスBIを導入すれば、形式が異なるデータでも手動で整形する必要がないため、大量のデータを分析するプロセスに時間がかからない。
リアルタイムのデータをその場で集計・分析
表計算ソフトのデータ集計はインタラクティブ性に乏しく、グラフを見ながら参照元のデータを変更して新たな分析をすることが難しい。セルフサービスBIを使えば、リアルタイムにデータを変更しながら分析結果をその場で確認できるため、見つけた課題を迅速に解決へとつなげられる。さらに、ダッシュボードを作成し、基幹システムなどのデータソースと連携しておけば、営業データや在庫データなどといった経営データをリアルタイムに把握できるようになるため、わざわざ関係者に情報共有をしなくても、常にそれぞれが最新の状況に基づいた業務を遂行できるようになる。
セルフサービスBIのおすすめユーザー
導入検討、利用ユーザー
・売り上げや販売実績、在庫などのデータをリアルタイムに確認しながら、次の打ち手をすぐに決定したいと考える業務部門
・自社のビジネス状況をつぶさに把握し、迅速な意思決定を行いたい業務部門や経営層
セルフサービスBIの機能一覧
データのインポート
機能 |
解説 |
---|---|
幅広いデータソース対応 | 内部ソースあるいは外部ソースといった幅広いソースからデータをコンパイルできる |
データ変換 | ソースデータのデータフォーマットを、レポートシステム用データに変換できる |
データモデリング | 迅速かつ正確なインサイトを導くことができるようデータを再構築できる |
データセグメンテーション | ユーザーは、産業別や地域別などの切り口で、既存顧客や見込み客のデータをセグメントできる |
データ分析、レポーティング
機能 |
解説 |
---|---|
データディスカバリー | 新しい知見を得るために、既存のデータを深掘り(ドリルダウン)したり、新たなデータを探したりすることができる |
データビジュアライゼーション(可視化) | 高度なグラフィカルテクニックにより、複雑な情報を明確かつ直観的に分かりやすく表示できる |
ダッシュボード | 経営データの推移や社内データの分析結果など複数の情報を1つの画面にまとめて表示できる |
ダッシュボードのカスタマイズ | ダッシュボードのカスタマイズ性が高く、それぞれのユーザーが個々のニーズに合わせて分析結果を確認できる |
管理機能
機能 |
解説 |
---|---|
カスタマイズの柔軟性 | 自社の環境や要望に合わせカスタマイズできる柔軟性がある |
モバイルデバイス対応 | モバイルデバイスでもスムーズかつストレスなく利用できる |
アクセス権限管理 | ユーザーや部門、グループなどの属性に基づき、データや機能、オブジェクトなどのアクセス権限を管理できる |
セルフサービスBI選定のポイント
ツールごとの違い
セルフサービスBIのほとんどは、ユーザー自身がデータを分析、可視化する機能を備えているが、「どの機能を重視しているか」によって製品の性格が異なっている。
・可視化や視覚化を重視したツール
GUI(グラフィカルユーザーインタフェース)を利用してデータ分析結果を見栄え良く可視化できる。例えば、Tableauのように独自のクエリ言語を搭載し、より高度なグラフィック表現が可能な製品もある。
・高度な分析機能を重視したツール
データ探索機能や各種統計アルゴリズムを搭載し、データの分析結果から隠れた特徴や傾向を発見する能力に優れた製品。統計解析向けのR言語をサポートする製品もある。
・誰でも使える操作性を重視したツール
統計解析などのスキルのない業務部門のユーザーでも容易にデータ分析できる機能を備え、他の製品と比較して分かりやすさを最優先に作られている。
導入形態
セルフサービスBIには、オンプレミス環境に導入するソフトウェアパッケージ製品と、クラウドサービスとして提供されている製品がある。オンプレミス環境に導入するソフトウェアパッケージ製品は、自社内の閉じたネットワークで運用できるためセキュリティが強固でカスタマイズ性が高いというメリットがある。一方クラウドサービスはハードウェアインフラを用意することなく、初期投資を抑えながら迅速に運用を開始できるというメリットがある。
価格形態・契約形態
セルフサービスBIの価格は製品・サービスによって異なる。オンプレミス環境に導入するソフトウェアパッケージ製品には、クライアントPCにインストールして特定部門の特定ユーザーだけが利用するクライアント型と、サーバにインストールして複数部門、あるいは全社で利用するサーバ型がある。クラウドサービスは1ユーザーあたり月額数千円〜数万円程度で利用できるサービスが多く、一部のクラウドサービスには無料で利用できるものもある。
オプション
セルフサービスBIのオプション機能(別途追加費用が発生する機能)は、製品・サービスによって異なる。例えば、基本機能よりも高度なレポートを生成できるたり、外部のデータソースから関連性の高いデータを入手できる機能、スマートフォンやタブレットなどのモバイルデバイスからアクセスできる機能などをオプション機能として用意している製品・サービスがある。
セルフサービスBIの導入要件、他のツールとの連携方法
導入時に必要なもの
オンプレミス環境に導入するソフトウェアパッケージ製品の場合、クライアント版であればPCにソフトやアプリケーションをインストールすれば利用できる。サーバ版はソフトウェアをインストールして実行するためのサーバ、データベースを格納するストレージが最低限必要となる。仮想マシンに対応した製品の場合、既に稼働している仮想マシンのホストサーバにサーバ仮想化環境を用意し、そこにインストールすることもできる。クラウドサービスの場合は、基本的に用意すべきハードウェアはなく、PCとインターネット環境さえあれば利用できるため、導入のハードルは低いといえる。
導入後の運用方法・サポートの有無
導入後の運用は、導入した業務部門のユーザーが主体となって行うことが一般的。ただし、オンプレミス環境のサーバ版を導入した場合には、情報システム部門がインフラ部分の運用管理を担当し、業務部門のユーザーは機能を利用するだけという場合もある。
保守サポートは、どの製品・サービスも有償で提供されているケースが多い。製品・サービスによっては、設定などのアドバイスを受けるためにコンサルティング契約が必要な場合がある。
他製品との連携方法
セルフサービスBIには、Web APIを通じて他製品との連携を図る製品、データベースに直接接続できるアダプターが提供されている製品がある。また、データソースから必要なデータをCSV形式のファイルとしてエクスポートし、そのファイルをセルフサービスBIにインポートする手法は多くの製品で可能となっている。
さらにCRMやSFAツールなどの製品と連携すれば、リアルタイムのデータを可視化し、各チームが常に最新情報を把握しながら営業活動を行えるようになる。
セルフサービスBIの基礎知識
セルフサービスBI(ビジネスインテリジェンス)とは、業務部門が自らの業務のために自身でデータを加工、分析し、レポートやダッシュボードに可視化できるツールのこと。従来のBIは、経営企画部門などの専門家が社内データを収集、加工、分析し、グラフなどに分かりやすく可視化して経営層の意思決定に役立てていたが、昨今は業務部門でもリアルタイムにデータ分析処理を行い業務に活用しようというニーズが高まり、それをかなえるツールとして登場したのがセルフサービスBIだ。
セルフサービスBIの定義
・コーディングやプログラミングを必要とせずにデータをモデル化したり、データディスカバリーをサポートする
・ファイルのアップロードやDB接続、APIなどを用い、さまざまなデータを取り扱える
・さまざまなグラフ用いてデータを可視化したレポートを作成・表示できる
セルフサービスBIの導入効果
表計算ソフトでは不可能だった分析処理を実現
Excelに代表される表計算ソフトは、業務部門自身がデータを分析するのに手軽なツールだ。しかし表計算ソフトでは、「手作業でデータを収集、分析してからグラフに可視化する」という使い方となる。一方、セルフサービスBIを利用すると、集計作業を自動化して必要なときに分析を実行できるなど、表計算ソフトでは不可能だった分析処理と結果の考察が可能になる。
社内外に散在する大量のデータの分析を迅速に実行
業務部門にとって有益な情報を得るには、社内外に散在する大量のデータを迅速に収集し、分析する必要がある。セルフサービスBIを導入すれば、形式が異なるデータでも手動で整形する必要がないため、大量のデータを分析するプロセスに時間がかからない。
リアルタイムのデータをその場で集計・分析
表計算ソフトのデータ集計はインタラクティブ性に乏しく、グラフを見ながら参照元のデータを変更して新たな分析をすることが難しい。セルフサービスBIを使えば、リアルタイムにデータを変更しながら分析結果をその場で確認できるため、見つけた課題を迅速に解決へとつなげられる。さらに、ダッシュボードを作成し、基幹システムなどのデータソースと連携しておけば、営業データや在庫データなどといった経営データをリアルタイムに把握できるようになるため、わざわざ関係者に情報共有をしなくても、常にそれぞれが最新の状況に基づいた業務を遂行できるようになる。
セルフサービスBIのおすすめユーザー
導入検討、利用ユーザー
・売り上げや販売実績、在庫などのデータをリアルタイムに確認しながら、次の打ち手をすぐに決定したいと考える業務部門
・自社のビジネス状況をつぶさに把握し、迅速な意思決定を行いたい業務部門や経営層
セルフサービスBIの機能一覧
データのインポート
機能 |
解説 |
---|---|
幅広いデータソース対応 | 内部ソースあるいは外部ソースといった幅広いソースからデータをコンパイルできる |
データ変換 | ソースデータのデータフォーマットを、レポートシステム用データに変換できる |
データモデリング | 迅速かつ正確なインサイトを導くことができるようデータを再構築できる |
データセグメンテーション | ユーザーは、産業別や地域別などの切り口で、既存顧客や見込み客のデータをセグメントできる |
データ分析、レポーティング
機能 |
解説 |
---|---|
データディスカバリー | 新しい知見を得るために、既存のデータを深掘り(ドリルダウン)したり、新たなデータを探したりすることができる |
データビジュアライゼーション(可視化) | 高度なグラフィカルテクニックにより、複雑な情報を明確かつ直観的に分かりやすく表示できる |
ダッシュボード | 経営データの推移や社内データの分析結果など複数の情報を1つの画面にまとめて表示できる |
ダッシュボードのカスタマイズ | ダッシュボードのカスタマイズ性が高く、それぞれのユーザーが個々のニーズに合わせて分析結果を確認できる |
管理機能
機能 |
解説 |
---|---|
カスタマイズの柔軟性 | 自社の環境や要望に合わせカスタマイズできる柔軟性がある |
モバイルデバイス対応 | モバイルデバイスでもスムーズかつストレスなく利用できる |
アクセス権限管理 | ユーザーや部門、グループなどの属性に基づき、データや機能、オブジェクトなどのアクセス権限を管理できる |
セルフサービスBI選定のポイント
ツールごとの違い
セルフサービスBIのほとんどは、ユーザー自身がデータを分析、可視化する機能を備えているが、「どの機能を重視しているか」によって製品の性格が異なっている。
・可視化や視覚化を重視したツール
GUI(グラフィカルユーザーインタフェース)を利用してデータ分析結果を見栄え良く可視化できる。例えば、Tableauのように独自のクエリ言語を搭載し、より高度なグラフィック表現が可能な製品もある。
・高度な分析機能を重視したツール
データ探索機能や各種統計アルゴリズムを搭載し、データの分析結果から隠れた特徴や傾向を発見する能力に優れた製品。統計解析向けのR言語をサポートする製品もある。
・誰でも使える操作性を重視したツール
統計解析などのスキルのない業務部門のユーザーでも容易にデータ分析できる機能を備え、他の製品と比較して分かりやすさを最優先に作られている。
導入形態
セルフサービスBIには、オンプレミス環境に導入するソフトウェアパッケージ製品と、クラウドサービスとして提供されている製品がある。オンプレミス環境に導入するソフトウェアパッケージ製品は、自社内の閉じたネットワークで運用できるためセキュリティが強固でカスタマイズ性が高いというメリットがある。一方クラウドサービスはハードウェアインフラを用意することなく、初期投資を抑えながら迅速に運用を開始できるというメリットがある。
価格形態・契約形態
セルフサービスBIの価格は製品・サービスによって異なる。オンプレミス環境に導入するソフトウェアパッケージ製品には、クライアントPCにインストールして特定部門の特定ユーザーだけが利用するクライアント型と、サーバにインストールして複数部門、あるいは全社で利用するサーバ型がある。クラウドサービスは1ユーザーあたり月額数千円〜数万円程度で利用できるサービスが多く、一部のクラウドサービスには無料で利用できるものもある。
オプション
セルフサービスBIのオプション機能(別途追加費用が発生する機能)は、製品・サービスによって異なる。例えば、基本機能よりも高度なレポートを生成できるたり、外部のデータソースから関連性の高いデータを入手できる機能、スマートフォンやタブレットなどのモバイルデバイスからアクセスできる機能などをオプション機能として用意している製品・サービスがある。
セルフサービスBIの導入要件、他のツールとの連携方法
導入時に必要なもの
オンプレミス環境に導入するソフトウェアパッケージ製品の場合、クライアント版であればPCにソフトやアプリケーションをインストールすれば利用できる。サーバ版はソフトウェアをインストールして実行するためのサーバ、データベースを格納するストレージが最低限必要となる。仮想マシンに対応した製品の場合、既に稼働している仮想マシンのホストサーバにサーバ仮想化環境を用意し、そこにインストールすることもできる。クラウドサービスの場合は、基本的に用意すべきハードウェアはなく、PCとインターネット環境さえあれば利用できるため、導入のハードルは低いといえる。
導入後の運用方法・サポートの有無
導入後の運用は、導入した業務部門のユーザーが主体となって行うことが一般的。ただし、オンプレミス環境のサーバ版を導入した場合には、情報システム部門がインフラ部分の運用管理を担当し、業務部門のユーザーは機能を利用するだけという場合もある。
保守サポートは、どの製品・サービスも有償で提供されているケースが多い。製品・サービスによっては、設定などのアドバイスを受けるためにコンサルティング契約が必要な場合がある。
他製品との連携方法
セルフサービスBIには、Web APIを通じて他製品との連携を図る製品、データベースに直接接続できるアダプターが提供されている製品がある。また、データソースから必要なデータをCSV形式のファイルとしてエクスポートし、そのファイルをセルフサービスBIにインポートする手法は多くの製品で可能となっている。
さらにCRMやSFAツールなどの製品と連携すれば、リアルタイムのデータを可視化し、各チームが常に最新情報を把握しながら営業活動を行えるようになる。