コンバージョン率やライフタイムバリューの向上、ユーザー満足度の向上のためにWeb接客ツールは有効です。しかし、導入する際にはあらかじめ知っておきたい注意点がいくつかあります。

・ツールを導入する目的を明確にする
当然のことではありますが、ツールは導入しさせすればよいわけではありません。ツールを導入する目的は何か、ツールを導入することでどのような効果を期待するのをあらかじめ具体的にしておきましょう。この際に重要なのは「業務を効率化する」「売上を上げる」のような抽象的な目的にしないことです。

現在自社のWebサイトにどのような課題があり、それをどのように解決するためにWeb接客ツールを導入するのかを徹底的に考え抜くことが重要です。


・導入後の運用方法も具体的に決定しておく
また、導入目的と同様に、運用方法も明確にしておく必要があります。たとえばチャット型のWeb接客ツールを実際にスタッフがリアルタイムにやり取りをするのか、するのであればどの部署のどの人物が担当するのか、その間の他の業務はどうするかといった導入後の運用までも検討しておきましょう。

導入したはいいものの、手が空いている人物がいないから使われずに終わってしまったということがないように注意すべきです。

営業・マーケティング目的でポップアップ型のWeb接客ツールを導入する際は、特に注意が必要です。その理由は、ポップアップウインドウはときにユーザーに不快感を与えてしまうからです。

ポップアップウインドウを出すタイミングや頻度によっては、かえってユーザーの離脱を招く可能性も秘めています。

・Web接客に関する1分解説シリーズはこちら

1:Web接客の意味とは?

2:Web接客はどんなサイトに必要なのか?

3:Web接客ツールでどんな課題が解決できるのか?

4:Web接客ツールの基本的な機能とは

5:Web接客ツールによってどんな業務が効率化されるのか?

6:Web接客ツールにはどんな種類があるのか?

7:Web接客ツールを導入する際の注意点

8:Web接客ツールを選定するポイント

9:Web接客ツールを導入して失敗する理由

10:Web接客ツールを採用する企業が増えている理由

11:Web接客の代表的なシナリオとは

この記事の執筆

ITreview Labo編集部

ITreviewの記事編集チーム。ITreviewの運用経験を活かし、SaaSやIT製品に関するコンテンツをお届けします。

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