非公開ユーザー
ソフトウェア・SI|社内情報システム(企画・計画・調達)|20-50人未満|IT管理者|契約タイプ 有償利用
文章生成AIで利用
良いポイント
複数のAIモデルが用意されており、安価な「GPT-3.5」や「GPT-4o mini」、汎用的に使用できる「GPT-4o」、最新版の「GPT-5シリーズ」等、使用できるAIモデルが非常に多く、また最新版のモデルがすぐに使用可能になる点が良い。
またWebアプリをデプロイするだけで、簡易的なChatGPTのWebアプリも作成可能で、Microsoft Entra ID(旧Active Directory)で社員用のログインユーザを作成すれば、そのWebアプリを社内で使用できる。
Microsoft Entra IDでユーザを作成した場合、Freeプランであっても、多要素認証が必須となるため、セキュリティ面でも安心である(多要素認証はログインする度に毎回求められるわけではなく、初めて使用するデバイスの場合に多要素認証を求められるので、ログインが面倒になるわけではない)。
また費用面においても、クラウドを利用した法人用のChatGPTは他に数多くあるが、それらに比べAzure OpenAI Serviceで作成したChatGPTのほうが安価に済む。
改善してほしいポイント
チャットプレイグラウンドで、最大応答、温度、上位Pなどの各種パラメータが設定できるが、毎回設定画面を開きなおす度に、パラメータの設定がリセットされている。パラメータ設定内容を簡単に保存できる機能を追加してほしい。
どのような課題解決に貢献しましたか?どのようなメリットが得られましたか?
通常のインターネットで使用できるOpenAI社のChatGPTでも、入力した内容を学習データとして使用させないようにオプトアウトは可能だが、全社員がそのオプトアウトを漏れなく実施してくれるかどうか懸念がある。それに比べ、Azure OpenAI Serviceで構築した社内用ChatGPTであれば、学習データに使用される心配がないため、セキュリティ的に安心である。そのため、社内に利用を展開するにあたり、上長の許可も得やすい。
検討者へお勧めするポイント
私はAzureについても、またOpenAI Serviceについても初心者だったため、Webの情報源だけでは情報が足りず、また理解が及ばなかった。
そのため、Azure OpenAI Service関連の書籍を2つ購入し学習したが、もし自信の無い方は、書籍の購入をおすすめする。