島田 雅史
日本ノーベル株式会社|ソフトウェア・SI|製造・生産技術|300-1000人未満|ビジネスパートナー|契約タイプ 有償利用
ERPフロント開発を加速できる実践的ローコード基盤
良いポイント
今回、ERPフロントソリューションの課題解決を目指した業務で、intra-martのローコード開発ツールを使用する機会がありました。intra-martの良い点は、ERPと周辺業務をつなぐ「業務フロント基盤」として柔軟に使えるところです。特にローコード開発ツールを利用することで、画面・ワークフロー・マスタ連携などを短期間で構築できるため、ERP本体を過度にカスタマイズせずに現場要件に対応できます。実際に開発を行った際も、IM-BloomMaker、ViewCreator、IM-LogicDesignerなどを活用することで、簡易な業務入力・検索画面やワークフロー申請画面をスピーディに実装できました。また、JavaScriptによる拡張も可能なため、ローコードでは完全に実装できない部分を補完できる点も使いやすいと感じました。現場改善のスピード感と、エンタープライズ向け基盤としての拡張性を両立している点が魅力です。
改善してほしいポイント
ローコード開発機能は非常に便利ですが、IM-BloomMaker、ViewCreator、IM-LogicDesignerといった様々な開発ツールが存在するため、機能ごとの設定箇所が分散しており、開発に慣れるまでは学習コストがやや高いと感じました。
特にワークフロー機能(コンテンツ定義、フロー定義など)や認可・権限設定は、各設定の関連性を理解するまで時間がかかる場合があると感じました。
今後はERPフロント用途に対する需要も高まるはずですので、これをより強化するために、SAPや会計システムなど外部サービスとの標準コネクタやテンプレートがさらに充実すれば、導入ハードルが下がり、より多くの企業で活用しやすくなると思います。
どのような課題解決に貢献しましたか?どのようなメリットが得られましたか?
ERP導入時に課題となっていた「現場独自業務への対応」に対して、intra-martをERPフロントとして活用することで柔軟な業務アプリを構築できました。具体的には、ERPへ直接入力しづらい申請・承認業務や、部門独自の管理機能をローコードで実装し、ERP本体のカスタマイズを抑制しました。その結果、ERPバージョンアップ時の影響範囲を小さくでき、保守性向上にもつながっています。また、従来(Java、JavaScriptでの開発)は数週間〜1か月程度かかっていた簡易業務画面の開発が、数日〜1週間程度で対応可能となり、現場要望へのレスポンス速度も改善しました。業務部門との距離が近い改善サイクルを回しやすくなった点も大きなメリットです。
検討者へお勧めするポイント
ERPを導入している、または今後導入予定の企業にとって、「ERP本体をできるだけカスタマイズしたくないが、現場業務には柔軟に対応したい」というケースに特に相性が良いと思います。単なるワークフロー製品というより、「業務フロント基盤」として活用することで価値を発揮する製品だと感じています。ローコードでスピーディに構築しつつ、必要に応じてJava等で拡張できるため、現場改善とエンタープライズ要件を両立したい企業におすすめです。
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