良いポイント
以下は、末端の従業員である私の視点によるレビューです。
・社内の役職や、許可の有無に関係なくレビューを投稿できる
「それは当然だろう」と思われると思います。
しかし忘れないで下さい。
ソフトの導入には大なり小なり混乱を伴う事を。
そして、混乱の渦中で必死に対応するのが、実際にソフトを使う末端の従業員であるという事を。
末端の従業員には、ソフトを選定する知識も権限もありません。
そしてどんなに酷い目に遭っても、クレームを入れる先がありません。
某大手通販サイトのように、レビューであれこれ書き殴ることも叶いません。
また残念なことに、口八丁で売った者勝ちという、ソフト会社の営業社員がおられることも事実です。
しかしITreviewは会社名も含め匿名で利用ができます。
多くの企業(特に大企業)において、末端の一兵卒が名前を出してレビューするのは事実上不可能です。
しかしITreviewなら、良い点も悪い点も、建設的な意見として世に公開することができます。
これは本当に素晴らしく感じています。
今まで縦割りの壁で区切られていた、日本中の実働部隊の仲間と協力し合える。
そんな気持ちなります。
改善してほしいポイント
・レビュー投稿後は、社名と名前の公開設定を変えられない
各種イベントとの兼ね合いで仕方ないとは思いますが、公開設定を変えられない点が「怖いな」と感じています。
採用しているソフトの種類や仕様を社外秘にしている企業は多いと思います。
うっかり公開設定を間違ってしまうと、企業もレビュー投稿者も大変な目に遭います。
公開範囲を変えられるようにするのは無理かもしれません。
せめて投稿直前に、しつこく投稿範囲を再確認させるような工程があればと思います。
・同じソフトの項目がある
「これとこれは統合すればいいのに」と思うことが多いです。
その場合、どこに連絡すればいいのかも分かりません。
どのような課題解決に貢献しましたか?どのようなメリットが得られましたか?
・社内で導入されたソフトが「ハズレ」だった場合、広く情報共有ができる
古い言い方になりますが、ハード・ソフトを問わず技術屋には「人柱」という言葉があります。
業務用ソフトは前述の理由で人柱の仕組みが成り立ちません。
しかしITreviewがあれば、不幸にもハズレに当たった場合、改善するべきと感じた内容を広く発表することができます。
今まで「このソフト使いにくいなあ」で終わっていた社内の会話が、建設的なクレームとしてランクアップします。
これによりソフトの改善や、日本中の同じ立場の人間を助けることに繋がると、私は信じています。
以上のように考えることで、今まで嫌々使わされていたソフトに対する怒りが和らぎました。
誤解の無きよう申し加えますが、このメリットは大きなものであると真面目に考えています。
検討者へお勧めするポイント
ここには営業が教えてくれない情報が沢山あります。
営業が「できる」と言ったことは、本当にできるとは限りません。
「できる(理論上できないことはない)」「できる(実はできない)」というケースは日常茶飯事です。
ぜひITreviewを、カタログの裏付けを取るためのツールとして利用いただきたいです。
そしてソフトのユーザである従業員に「カタログに『できる』と書いてあるんだから、できるだろう?」と迫らないであげて下さい。