良いポイント
マインドマップ(MindMeister)と連携して、タスク管理がシームレスに行えるのが最大のメリットです。
マインドマップは「タスクの洗い出し」には便利ですが、そのままマインドマップ上でタスク管理を行うにはやや難があります。なぜなら、マインドマップは「全体像の俯瞰(ふかん)」や「頭の中の整理」に向いたツールであり、
・タスクをソートする
・プロジェクトごとの進捗を管理する
・期日やスケジュールを管理する
…といった、タスク管理に必要な作業はしづらいからです。この問題を見事に解消したのが、MeisterTaskとMindMeisterの連携だと思います。
マインドマップ側からボタン一つでタスクを作成できるだけでなく、逆にMisterTask側から元となったマインドマップのトピックへさかのぼることもできるので「なぜこのタスクを処理せねばならないのか?」という文脈を把握しやすいです。
UIがシンプルかつオシャレなので、あまりタスク管理になれていない初心者の方でも使いやすいと思います。
改善してほしいポイント
マインドマップと連携できること以外の、タスク管理ツールとしての機能は及第点といったところ。操作性やUIがシンプルな分、機能面では他のタスク管理ツールと比べて若干見劣りしてしまいます。
例えば以下のような点です。
・「ビュー」がカンバンとタイムラインしかなく、リスト表示やカレンダー表示ができない
・タスクの一括操作ができない
・レポートがほとんどカスタマイズできない
良いポイントで「あまりタスク管理になれていない初心者の方でも使いやすい」と書きましたが、逆に言えば、タスクやプロジェクトの管理を細かく行いたい方にとっては「機能が足りない」と感じるかもしれません。
複数のプロジェクトをまたいで自分の担当タスクを見ることができる「アジェンダ」や、ビジネスプランで使える「タイムライン」などはとても便利なので、タスク管理ツールとしての今後の機能の充実に期待します。
どのような課題解決に貢献しましたか?どのようなメリットが得られましたか?
年末の繁忙期で「やらなきゃいけない仕事はたくさんあるのに、頭の中が整理できず何も手に付かない」という状況において活躍しました。
まずマインドマップ(MindMeister)で頭の中にある「やらなきゃいけないこと」を洗い出し。ネクスト・アクションを整理したうえでMeisterTaskにタスクを連携し、スケジュール管理。タスクの洗い出し・整理・進捗管理までを一気通貫で行いました。
12月は例年、他の月と比べて残業時間も多くなりがちでしたが、MindMeisterとMeisterTaskの導入後は残業時間が30時間/月→ほぼゼロになりました。
昨今は業務効率化ツールというと「自動化」ばかりに注目が集まりがちです。しかし、そうした機械的な方法にばかり頼るのではなく、「頭の中を整理し、見通しを立てること」の大切さを実感しました。