良いポイント
弊社ではMobiVoiceを有人受付から無人受付へ切り替える形で活用しております。
MobiVoiceは何よりも、フローや電話番号の追加など、実務のところが手軽で試行錯誤やすい製品です。
例えば、製品内で番号を取得し、その番号に対して音声フローの紐づけを行うのですが、
電話番号の追加も1回線月額880円と安価で、かつ即日追加することが可能です。
フローについても難しい操作は必要なく、発話してほしい文章を入力するだけになります。
弊社は本製品を導入する前に日本語をどの程度聞き取れるのか不安がありましたが、
ご住所やご用件など、修正がほぼ不要となっております。(住所についてかなりの精度驚きました)
弊社は自動音声で聞き取りを行ったあとに文字起こしされたデータをTeamsやCRMシステムとメール連携して、
案件が自動起票するように導入させて頂き、応答率の改善につながりました。
祝日判定なども日にちで設定できたり、単語認識辞書機能(あさいちに連絡ください⇒朝イチに連絡ください)等含めて大きく時間を取られない製品でした。
また、月のデータはデフォルトで活用データが見やすく表示されております。
改善してほしいポイント
基本的には簡易的に利用できる点がメリットと感じているのですが、
トレードオフな話ではありますが複雑な操作が手元でできない点がデメリットです。
例えば、自動発話の音声の音程の修正が手元で直せない、
トークスピードを修正したいなどは手元で行うことができません。
ただ、音程の調整(チューニング)については依頼して対応して頂くことが可能です。
実際に弊社も自社名をチューニング(500円程度)して修正して頂きました。
音声フローについて、吹き込まれた内容についてよろしい方は1を、
訂正する方は2を押してくださいという挙動について、
1,2以外を押すと次の質問に飛んでしまう点は変更希望を出しております。
分析面については、フローの分岐でお客様がどのように分岐したのか、
データを出力して算出しようとすると少し労力がかかります。
期間を絞ったり、フローを絞ったり、必要な情報を出すことは可能なのですが、
出力されるデータがデフォルトでは多すぎるため、
そのデータをもとに分析するときには少し手間かなと感じます。
※出力されるデータもフォーマットデータに整えて出力することは可能です。
どのような課題解決に貢献しましたか?どのようなメリットが得られましたか?
過去すべて人力で受付していた窓口について、自動化できるものを分析し、MobiVoiceを導入しました。
今年度は前年度に比べ、毎日500件以上入電数が増加するイレギュラーがありましたが、
前述した「手軽に使える」点が大活躍し、一部自動受けにしていたものを完全自動化へ切り替え、
電話フローについてもさらに細分化して自動音声で受付するようにしました。
結果として、自動受付した案件をさばく専任を2人置くだけで、
受電10人分の効率で業務をまわすことができ、応答率をすぐに回復させることができました。
引き続き、現在の窓口や自動化するための取り組みを進めて、
少ない労力で最大戦果を出せるように他部署とも連携をしていく予定です。
検討者へお勧めするポイント
現在の窓口の課題の整理と問題となっている窓口のどこを自動化できるのかあらかじめ分析が必要です。
自動受付した案件の連携や案件の処理をどのように進めるのか、そういった目途がたっているのであれば効果を出すのは早いと思われます。