笹尾 卓宏
株式会社ポートイット|ソフトウェア・SI|経営・経営企画職|20人未満|IT管理者|契約タイプ 無償利用
同期の状況が明確、手動での再同期も可能で、ストレスが少ない
SaaS管理ツールで利用
良いポイント
さまざまなSaaSのアカウント情報、ログ情報の取得、ユーザやグループのプロビジョニングが可能なサービス。
他サービスでは、同期タイミングが指定できなかったり、最後に同期された日時が不明で、同期待ちなのか不具合なのか分かりづらかったりするところが、本サービスでは前回同期時刻、同期結果がはっきり表示され、再同期もボタン1クリックですぐに実行できる。金融系のアカウントアグリゲーションサービスで得たと思われるUXの方向性が明確で、利用者としてストレスが少ない。
ユーザ作成は、サービスによっては単に作成するだけではなく詳細な設定を同時に実施したいため、自動化は難しく、弊社では今のところ利用していないが、作成済みか否か、または、退職等の場合に適切に削除されているか等を確認するために、とても有用。
1サービスを複数契約していたりする場合も、きちんと扱えて、とても丁寧に作り込まれている。
Google WorkspaceのOAuthログ等を、Googleの管理画面で見るよりもわかりやすく集計して表示してくれる。
改善してほしいポイント
「サービス」と「インテーグレーション」という、ほとんど同じ画面が別のトップレベルメニューとして存在しており、どちらにどの機能があったのか、よく迷子になります。
マウスオーバーでオプションメニューが表示されるUXですが、クリックするものだと思って操作すると、クリックする前に「削除」のオプションが表示されており、クリックで削除確認が出てきて、心臓に悪いです。システム管理のUXでは、あまりマウスオーバーは好まれないように思います。
現状、ロールがグローバルに2種類しかないのですが、サービスの重要度によって管理を任せたい場合があるので、サービス毎に管理権限、閲覧権限等を細かく付与したいです。今後の追加実装に期待します。
Googleグループのアドレスが「システム」のユーザアカウントとして表示される(課金対象にはならない)のを表示から除外したいが、今のところできないようです。
どのような課題解決に貢献しましたか?どのようなメリットが得られましたか?
マルチユーザのSaaSのアカウント作成状況の一元管理に有用です。
これまでは、GoogleスプレッドシートとGAS(スクリプト)で実現しており、初期の実装コストもさることながら、社内での引き継ぎが困難であるという課題がありましたが、一気に解決しました。
ユーザ毎の課金ですが、1ユーザあたりの利用サービス数は制限がないので、10を超えるSaaSを使っているような状況で、コストパフォーマンスが高いように思います。
検討者へお勧めするポイント
50IDまでは無料となっています。
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