良いポイント
最近では Affinity Photo や Paintshop Pro など競合他社の安価な画像編集ツールもあり、Photoshopに肉迫するような性能を有していてこちらでも良いのでは…と思うこともあるのですが、やはり細かい機能であったり、これまでのノウハウの蓄積であったり、操作感のフィーリングといった面で代替にするにはちょっと厳しいなというのが個人的な感想です。カメラで例えるとコンパクトデジカメと一眼レフの違いといった感じでしょうか。
バージョンアップ時にAdobe SenseiというAIを活用した驚きの機能が毎回搭載されるので、Adobeの中でも最も力が入っているツールなのではないでしょうか。特に近年は切り抜き系の機能の進化や超解像技術の搭載など実際の作業で使用頻度の高い使える機能が強化されているのが有り難いです。
改善してほしいポイント
最近のバージョンアップは初心者を意識しているのか画面上にナビゲーションが出てきたりしてちょっと邪魔だなと思います。(オプションで非表示にできるのでしょうが、職場ではPC自体が起動時に毎回初期化されるので、その辺りの設定も全部消去されます)
また、バージョンアップごとに色々な機能が付くのは良いのですが、動作に軽快さがなくなってきていると思います。操作していて靴の上から足を掻いているようなもったり感というか多少の操作のラグを感じます。
その他の点としては、派手な機能の追加が毎回あるのですが、例えば長年の問題点だったブラシのフォルダ管理が最近ようやくできるようになった等、アピールしづらい細かい使い勝手の面にはあまり目が向いていないと思います。
どのような課題解決に貢献しましたか?どのようなメリットが得られましたか?
私は主に3DCGに関わることが多いのですが、テクスチャの編集やレンダリング画像のレタッチなどこのソフトなしでは仕事が前に進みません。競合他社の画像編集ツールでもできないことはないのですが、必要な機能がなかったり、各種画像フォーマットの対応が中途半端だったりとPhotoshopがないと困る局面が多いです。
あと、ネイティブフォーマットの .psd は他社製ソフトでレイヤー構造も含めて対応していることも多く、このソフトウェアがグラフィックス業務の主なハブ的な役割になっていて業務上不可欠なソフトウェアになっています。