非公開ユーザー
医薬品|保守・運用管理|100-300人未満|IT管理者|契約タイプ 有償利用
容量無制限でサーバー不要なのは最高だが、Web UIに難あり
オンラインストレージで利用
良いポイント
オンプレミスのサーバ更新が不要になり、製品サイクルから解放され、管理コストや手間が大幅に削減されました。
データ容量が無制限(プランによるが、1ファイルの上限は15GB)という点は非常に魅力的で、残容量を気にせず運用できます。共有リンクの活用によりメールへのファイル添付が不要となり、受信トレイの容量を気にすることがなくなりました。BOX AIなど、ブラウザUIでのみ利用できる機能も多くありますが、Box Driveを導入することで、従来のWindowsファイルサーバとほぼ同様の操作感で利用できるため、ユーザーへの教育コストを抑えられます(ただし、ランサムウェアに感染した場合、ブラウザUIのみの利用ではクラウド上のデータは暗号化の影響を受けないが、Box Driveを利用しているとPC上で暗号化されたデータが同期され、クラウド上のデータも暗号化されます。ガバナンスオプションを付与すれば99世代まで保持可能)。
移行当時、ブラウザUIではデータを移行した日付が更新日付として表示されてしまい、日付でファイルを管理している利用者からクレームがありましたが、Box Driveで事なきを得ました。
改善してほしいポイント
ブラウザUIの操作性に課題があります。ブラウザUIのみに移行した後のアンケートでは、不満が100件近く寄せられました。中には、以前のファイルサーバに戻せという意見もありました。
ファイルを開くまでに2~3回の操作が必要なため、思考の速い人やせっかちな人にはストレスを感じさせます。ブラウザUIでは1ファイルあたりのアイコン表示がエクスプローラーと比べて大きく、1画面に表示されるファイル数が少なくなるため、1フォルダに大量のデータがあると多くのスクロールが必要になります。そのため、1フォルダ内は多くても15ファイル以内に収めるよう整理が必要になります。また、検索機能やお気に入り(ショートカット)を駆使しないと使いこなせず、ある程度のITリテラシーが求められます。Box Driveは操作性に優れる反面、ランサムウェアの影響を受けやすいなどセキュリティリスクがあるため、別途SOCを含むMDRサービス等による強力な対策を推奨します。
どのような課題解決に貢献しましたか?どのようなメリットが得られましたか?
1. サーバ運用の脱却:オンプレミスサーバの更新手続きやデータ容量など、保守管理の負担から完全に解放されました。
2. メール容量問題の解消:共有リンクの活用により、メールにファイルを添付することがなくなり、受信トレイの容量問題が減少しました。
3. ゼロトラストセキュリティを前提としたデータの安全性確保:ファイルサーバの操作に不慣れなユーザーを想定し、ブラウザUIの使い勝手が悪く利用者からクレームが出ることを避けるため、ランサムウェアの影響を受けにくいブラウザUIのみの利用を強く推奨します。
検討者へお勧めするポイント
当社の場合、利用者の反発が非常に強く、クレームの多かった営業本部長に根回しを行い、本部長とともに社長へ直訴してBox Driveの利用許可を取得しました。
Windowsファイルサーバとほぼ同様の操作性を持つBox Driveは良いですが、ランサムウェアの影響を受けるため、SOC監視やMDRなどのセキュリティサービスを別途導入するとともに、99世代分のデータバックアップを持つBOXガバナンスオプションの導入を推奨します。
生成AIを利用して間もないため、ここで語れるほどのメリットやデメリットはない。また、生成AIは機能検討段階にあり、一部ユーザーにのみ許可しており、全ユーザーにはまだ展開していない。