この製品・サービスの良いポイントは何でしょうか?
2010年から使っています。気づいたらもう8年の付き合いです。
紙のノートを使わなくなりました。良いポイントは、①メモ書きから始まり、あらゆる形式のファイルを放り込める、②スマホ、pc、タブレット等あらゆる端末からアクセスできる、③放り込んだファイルの検索機能が強力、といった点です。
よく使うのは、複数のメンバーでファイルを共有できる「共有ブック」、名刺の取り込み機能、メールでノートを登録できる機能です。またGoogle Chromeの拡張機能のブックマークやEvernote本体を起動することなくクイックにメモを登録できるアプリなどの拡張的機能を提供するプラグインやアプリも豊富です。より便利な使い方を追求すると奥が深いと思います。
改善してほしいポイントは何でしょうか?
使い始めのときは、思いつきのメモからタスクリストやあらゆるブックマークなど、とにかくなんでもかんでも放り込んでいましたが、メモが膨張して整理がつかなくなりました(笑)。またアプリが重くなり、反応が鈍くなり、管理できるノートにも限界があることがわかりました。数年前の出来事ですが、1万ノートを超えたら遅くなりました。今現在ノート数は12,000を超えていますが、動作にストレスありませんので、パフォーマンスは相当改善していると思います。
ただ、そういっても、やはりなんでも放り込むやり方は無駄も大きいと感じます。以後、Evernoteのノートにするのは、後で見返す可能性があるものだけ、という基準を設けています。とはいえノートは増え続けます。増えすぎたノートの整理を楽にできるようになればと思います。
ちなみに現在は、タスク管理はNozbe、思いつきのメモはSlack、Evernoteには上記の基準で必要性のあるノートを保存、としています。
どのようなビジネス課題を解決できましたか?あるいは、どのようなメリットが得られましたか?
デビット・アレンさんの提唱する「GTD(Getting Things Done、仕事を成し遂げる)」メソッドに興味を持ち、Evernoteがそのツールとして使えるという記事を見たのが使用のきっかけでした。
頭の中にあるものを全て書き出すことで、記憶を外部化できます。これが快適です。GTDは、その先のタスク管理、プロジェクト管理、処理の優先度の決定などまで踏み込むものですが、Evernoteは、その第一歩を踏み出すうえでの記憶の外部化のメモリとして、ベストだと思います。
メモ用紙のヤマがなくなる。しまった情報を探す時間を削減できる。確保した頭のリソースは考えることに使う。生産性向上のために、なくてはならないツールです。