改善してほしいポイント
GoogleAnalytics4は数々の致命的なバグが発生しており、そのために廃止予定バージョンのUniversalAnalyticsの廃止時期を大幅延期となっている。具体的には、(1)参照元などセッション系ディメンション・指標を中心に数値に整合性がない(2)特定時期に集中して、値の入るはずの項目に (not set) というデータ未取得を示す値が計測されている(リカバリーはできない)といったもの。仕様についても、(1)同一レポート内容であっても、GA4標準レポート・データ探索・GA4データ連携先のLookerStudioの3箇所で数値が異なる(2)GoogleAdManegerと連携すると予告なく広告インプレッション・クリックのイベントについて課金される(3)非サンプリングレポートの利用可能リクエスト数がUniversalAnalyticsと比較して大幅削減されている など、致命的なものだけでも挙げ切れないほど問題山積である。
どのような課題解決に貢献しましたか?どのようなメリットが得られましたか?
GoogleAnalytics4は2023年中は実運用では使用ぜず、UniversalAnalyticsを継続利用とした。有償版UniversalAnalyticsの利用期限は2024年6月末まで延期されているので、少なくともGoogle社は2023年度中の不具合解消に自信を持っていない。GoogleAnalytics4に無理に利用してもGoogle社のバグフィックス協力にリソースを奪われるだけなので、GoogleAnalytics4は潔く無視してUniversalAnalyticsを使い続けることを強くお勧めします。