非公開ユーザー
ソフトウェア・SI|プロジェクトマネージャ|1000人以上|IT管理者|契約タイプ 有償利用
ログ管理システムで利用
良いポイント
この製品は、機能実装にあたりマネージャーとエージェントを構成することなく、操作録画をしたい端末単体に導入するだけで簡単に構成できることが良い点だと思います。
設定についても、GUIで設定する部分は少ないものの、規定のコンフィグファイルの値を設定するだけで簡単に設定することが可能で、独自のポリシー設定にあたりシンプルにカスタムが可能です。
録画した操作ログ(録画ファイル)は、ファイル名にユーザー名と録画した年月日、時間が入っており、録画ファイルはmp4形式で再生可能です。
録画の停止は専用のツールが用意されており、管理者アカウントのみでサービス停止できる仕様となっています。
個人的に好きなポイントは、端末起動時にユーザーへポップアップメッセージを通知する機能で、メッセージ内容によっては録画していることを明確にユーザーへ知らせることが可能なので、悪意のある操作を心理的に予防できる点が好きなポイントです。また録画中はタスクバーアイコンにカメラマークが常に表示されているため、監視されている心理的効果を出せる点も良いです。
改善してほしいポイント
録画ファイルは端末内に保存されるので、端末が故障した場合は操作履歴が全て失われてしまいます。そのため、操作履歴を失わないためには外部記憶媒体へバックアップを取ることが基本となりますが、外部記憶媒体の管理が必要となるため運用面で負荷になることが多いです。
期待したい追加機能として、録画ファイルをクラウドストレージに容易に連携できる機能があれば、独自のバックアップ運用は不要で、端末故障によりファイル参照できなくなってもいつでもどこでもオンラインで参照可能となるため、運用面での負荷軽減が期待できます。
また、クラウドストレージは現在は誰もが世間一般的に使用しているサービスであり、他サービス間の連携ニーズも高く、標準的にデータを各地のデータセンターへ分散して保管しているため、信頼性の担保を求めるユーザーも多いと思いました。
どのような課題解決に貢献しましたか?どのようなメリットが得られましたか?
一番にメリットとして感じた部分は、マネージャ・エージェント構成がいらない部分です。
他製品では小規模利用であってもマネージャ・エージェント構成が必要で、実装にはエージェントをマネージャへ登録し、マネージャ側で録画機能の管理をする必要がありますが、こちらの製品はエージェント側で全て解決することができるので、小規模で利用したい場合に向いています。
設定もシンプルなので導入コストも抑えられ、今まで他製品で導入からテストまでを3人月かけていたものが、1人月で済むほどに抑えられました。
また、運用面でもマネージャ側の運用、エージェント側の運用が必要ないため、マネージャ管理側への登録依頼、録画ファイルの開示依頼など不要となり、人件費のコストも半分に抑えられました。
検討者へお勧めするポイント
導入がシンプルな部分が一番お勧めするポイントです。
それでいて機能はしっかりしていて、独自のポリシーに沿ったカスタムも可能です。
クラウドサービスへの連携面でユーザーニーズが追いついていない部分がありますが、製品側がシンプルなので独自に連携機能を実装することは容易に可能かと思います。