良いポイント
1. 初期設定が比較的わかりやすい
PRTGはインストール後のセットアップウィザードが丁寧で、監視対象のデバイス検出や基本のセンサー追加が簡単に進められます。初心者でもネットワーク構成の自動検出ができ、すぐに監視を開始できるのは大きなメリットです。
2. センサー単位で柔軟に監視できる
PRTGは「センサー」ごとに監視項目を設定します。これにより、例えばCPU、メモリ、インターフェースのトラフィック、ディスク使用率、HTTP/HTTPSの応答など、細かい項目まで個別に監視ができます。必要な監視だけを選べるため、無駄な負荷やコストを抑えられます。
3. 多彩なプロトコルに対応
PRTGは主要なプロトコルに対応しています。これにより、ルーターやスイッチだけでなく、サーバーやアプリケーションの状態まで幅広く監視できます。
4. 分かりやすいダッシュボード表示
WebベースのGUIは視覚的に見やすく、状況がひと目で分かるダッシュボード機能が優秀です。色分けされたステータス表示やグラフがあり、トラブル発生時の把握と原因分析がスムーズにできます。
改善してほしいポイント
1. センサー数の管理がやや分かりにくい
PRTGはセンサー単位でライセンスを消費する仕組みのため、環境が大きくなるとどの監視がいくつのセンサーを使っているか把握しにくくなります。不要なセンサーを整理しないと、想定より早くライセンスの上限に達してしまうため、その点は改善してほしいです。
2. 高度な設定は慣れが必要
基本的な監視は簡単ですが、
・複雑なトリガー条件
・通知ルールの細かい制御
・依存関係(親子デバイス)の設定
などは初心者には少し分かりにくいと感じました。もう少しガイドやテンプレートが充実すると助かります。
3. 日本語情報がやや少ない
公式ドキュメントやフォーラムは英語が中心で、日本語の情報は多くありません。トラブルシューティング時に英語のドキュメントを読む必要があり、英語が苦手な方には少しハードルが高いと感じます。
どのような課題解決に貢献しましたか?どのようなメリットが得られましたか?
導入前は、ネットワーク機器やサーバーの状態を個別に確認する必要があり、
障害発生時も「どこで何が起きているのか」を把握するまでに時間がかかっていました。
また、トラフィックの増加や機器の異常を事前に検知できず、
ユーザーからの問い合わせで初めて問題に気付くケースもありました。
PRTG Network Monitorを導入したことで、
SNMPやPing、Syslogなどを使ってネットワーク機器やサーバーを一元監視できるようになり、
異常が発生した際には即座にアラートで把握できるようになりました。
これにより、障害の切り分けや原因の特定までの時間が大幅に短縮されました。
また、トラフィックや機器負荷の推移をグラフで可視化できるため、
問題が起きた「その瞬間」だけでなく、
過去の傾向に基づく原因分析や予防的な対応が可能になりました。
結果として、突発的な障害の発生頻度が減り、安定した運用につながっています。
検討者へお勧めするポイント
PRTG Network Monitorは、ネットワークやサーバーをまとめて可視化・監視したいが、運用負荷やコストはできるだけ抑えたいという方に特におすすめです。自動検出機能により、導入初期から基本的な監視をすぐに始められるため、専任の監視担当者がいない環境や、少人数でインフラ運用を行っている組織でも導入しやすいと感じました。