中川 旭
ビラックワーク株式会社|人材|営業・販売・サービス職|100-300人未満|ユーザー(利用者)|契約タイプ 分からない
営業活動に特化!シンプルで使いやすい名刺管理
名刺管理ソフトで利用
良いポイント
前職で利用していたSansanと比較して、SKYPCEは非常にシンプルで直感的なUIが最大の魅力です。Sansanが持つ大規模なマーケティング機能は使いこなせない部分もありましたが、SKYPCEは「名刺を組織で共有し、日々の営業活動に活かす」という目的に特化しているため、現場の負担が少ないと感じています。
特に、名刺情報に「誰が」「いつ」「どんな内容で」接触したかという活動履歴や商談ステータスを紐づけて登録する機能がスムーズで、SFA(営業支援)機能に近い使い方ができています。外出先からスマートフォンで名刺を撮影し、その場で活動メモを残す一連の流れが非常に早く、帰社後の登録作業がほぼゼロになったのは大きな改善点です。また、AIだけでなくオペレーターによるダブルチェックでデータ化されるため、精度が高く、安心して情報資産として蓄積できています。この使いやすさが、社員全員の利用を定着させた最大の理由です。
改善してほしいポイント
現場での名刺登録・共有機能は満足していますが、企業データベースとの連携と活用の幅をさらに強化してほしいです。現在も連携はありますが、競合他社の最新情報や顧客企業の組織図の更新などが、名刺情報と紐づけてよりリアルタイムで確認できるようになると、営業戦略の精度が格段に上がると期待できます。
また、名刺情報を基にした簡易的なリードナーチャリング機能、例えば、登録した名刺リストに対する一斉メールの開封率やクリック率のトラッキング機能が標準で加わると嬉しいです。これが加わることで、名刺情報を「ただ蓄積する資産」から「攻めの情報源」へと進化させられ、マーケティング部門との連携もスムーズになると考えています。より高度な分析機能はSFA/CRMに任せるとしても、ファーストアプローチの改善に役立つ分析機能に期待しています。
どのような課題解決に貢献しましたか?どのようなメリットが得られましたか?
導入前は、担当者個人の名刺フォルダに人脈が依存し、特に退職や異動時の顧客情報引き継ぎに多大な時間と手間がかかっていました。重要なキーパーソンとの過去の接点がブラックボックス化し、毎回ゼロから関係を構築し直す非効率な状況でした。
SKYPCE導入後は、名刺交換後すぐに組織全体で情報が共有され、誰がその顧客と接点を持っているか一目瞭然になりました。これにより、引継ぎなどにかかる時間が30%近く(体感ですが)削減されました。
さらに、名刺に紐づく営業ステータススタンプ機能(例えば、アプローチ中、提案済み、保留など)を活用することで、チームメンバーがリアルタイムで案件の確度を把握できるようになり、情報共有のための社内ミーティングが週に1回分(体感で1時間ほど)短縮されるというメリットも出ています。顧客のパイプライン全体を名刺基点で管理できるようになったことが、営業生産性の向上に大きく貢献しています。
検討者へお勧めするポイント
SKYPCEは、特に営業部門のボトムアップでの効率化を目指す企業に最適なツールです。Sansanのような多機能で高コストなツールを検討しつつも、「そこまでの機能は必要ない」「現場が使いこなせるか不安」と感じている検討者におすすめします。
SKYPCEの魅力は、「シンプルで使いやすいUI」と「オペレーターによる高精度なデータ化」の両立です。導入ハードルが低く、全社員が日常的に利用するため、名刺が「個人の資産」ではなく「会社の共有資産」へと確実に変わります。まずは名刺情報を集約し、組織全体の顧客接点を見える化することに集中したい場合に、費用対効果の高いツールだと断言できます。特に、SFA/CRMと連携させたいが、名刺管理はシンプルに保ちたいという要件がある企業に推奨できると思います。