非公開ユーザー
ソフトウェア・SI|開発|300-1000人未満|ユーザー(利用者)|契約タイプ 有償利用
バラバラだった情報が一箇所に集約!年間での工数削減を達成
ビジネスチャットで利用
良いポイント
実際に毎日使っていて感じるSlackの最大の魅力は、「バラバラだった作業がひとつの場所に集約される爽快感」です。GoogleカレンダーやGitHub、Zoomなど普段使うツールからの通知がSlackに集まるため、複数のアプリを行き来する必要がなくなり、情報の見逃しが劇的に減りました。
特にチャンネルのスレッド機能は秀逸で、議論が枝分かれしても話題が混ざらず、後から参加したメンバーも経緯を簡単に追えます。リマインダー機能も地味に便利で、一度既読にしたメッセージでも「後で対応」として設定すれば確実に再通知してくれるため、タスクの対応漏れがほぼゼロになりました。
また、ハドル機能での気軽な音声会話や、絵文字リアクションでの素早い意思疎通など、リモートワークでも同じオフィスにいるような自然なコミュニケーションが取れる点も魅力です。複数のワークスペース間の切り替えも瞬時にでき、社外パートナーとのやり取りもスムーズに行えます。
改善してほしいポイント
最も改善してほしいのは、「後で」機能の使い勝手の悪さです。現在は1行しか表示されないため、何についてのメッセージなのか毎回クリックして確認する必要があり、プロジェクトが増えるとリストが膨大になってカオス状態になってしまいます。メッセージ内容のプレビューや重要度別の分類機能があれば、タスク管理がより効率的になるはずです。
また、スレッド機能の分かりやすさ向上も切実な要望です。どのメッセージにスレッドを付けるべきか、スレッド内でのやり取りがメインチャンネルにどう影響するかが直感的に分からず、新しいメンバーは混乱しがちです。視覚的なガイドラインやチュートリアル機能の充実で、この学習コストを下げてほしいです。
さらに、無料プランでの90日制限の緩和も望みます。過去の議論や決定事項を参照することは業務上不可欠なのに、90日で見えなくなると継続性のある仕事に支障が出ます。せめて重要なメッセージだけでも長期保存できるオプションがあれば、小規模チームでも安心して利用できるでしょう。
どのような課題解決に貢献しましたか?どのようなメリットが得られましたか?
最も大きな効果はメールベースの情報共有からの脱却です。従来は新規プロジェクト立ち上げ時、関係者複数名への状況説明だけでもかなりの時間を要していましたが、Slackのチャンネル機能により、新メンバーは過去のやり取りを遡って確認できるため、説明時間が大きく削減されました。
また、複数ツール間の情報分散問題も解決しました。以前はGitHub通知、カレンダー予定、プロジェクト進捗がバラバラのツールに散在し、情報確認だけで日々30分から1時間程度を消費していましたが、Slackへの連携統合により、情報チェック時間を1日数分まで短縮できました。
緊急対応シーンでの効果も顕著です。システム障害発生時、従来のメール連絡では関係者への周知にタイムラグが発生していましたが、Slackの@channelメンション機能で即座に全員へ通知でき、初動対応時間が大幅に改善されました。
検討者へお勧めするポイント
まずは無料プランから始めて効果を実感してください。Slackの真価は使ってみないと分からない部分が大きく、特に外部ツール連携の威力は導入後に驚くはずです。GoogleカレンダーやGitHubなど普段使っているツールの通知がSlackに集約されると、アプリ間の切り替えストレスが劇的に減少します。
リモートワーク中心の組織には特に効果大です。ハドル機能での気軽な音声会話や、絵文字リアクションでの素早い意思疎通により、物理的に離れていても同じ空間で働いている感覚を維持できます。
情報の属人化に悩んでいる企業にも最適です。チャンネル内の過去ログを新メンバーがいつでも確認できるため、引き継ぎ工数が大幅に削減され、ナレッジの組織内蓄積も自然に進みます。
ただし、チーム全体での運用ルール策定は必須です。@channelの使い方やスレッドの使い分けなど、最低限のガイドラインを決めてから導入すると、混乱なくスムーズに定着できるでしょう。メール文化が根強い組織でも、まず一部署から始めて成功事例を作ることで、全社展開への道筋が見えてきます。