IT資産管理ツールにはさまざまなタイプのものがあり、できることも千差万別です。そのため、ツールの導入前には、「何のために導入するのか」を整理しておく必要があります。 導入前に整理すべきポイントを3つ紹介します。 1つ目は目的の明確化です。 IT資産管理ツールをなぜ導入するのかを明確にしておかないと、ツールの有効活用ができず、結果としてコストだけかかってしまう、といったミスにつながります。導入するにあたって、必要とする機能の洗い出しも行いましょう。 2つ目は担当部署の理解を得ることです。 いくら便利なツールであっても、新たにツールを導入すると「新しい仕事が増える」といったマイナスのイメージを抱かれがちです。ツールを導入することで、何ができるのか、どんな業務が楽になるのかをしっかりと担当部署に伝えておくことは必須です。 3つ目は自社に合った規模のツールを選ぶことです。 IT資産管理ツールによって、管理できるハードウェアやソフトウェアの数は異なります。管理できる上限を超える場合にはオプション料金が発生するものもあります。たとえば100台のPCを管理するのに1000台まで管理可能なものを選ぶと割高になってしまう可能性もあります。自社が所有するIT資産の規模に合わせてツールを選ぶことが重要です。

IT資産管理に関する1分解説シリーズはこちら

1:IT資産管理とは?

2:IT資産管理を整備する意味や効果

3:IT資産管理ツールとは?

4:IT資産管理ツールの基本的な機能

5:IT資産管理ツールを導入をリードすべき部門や部署

6:IT資産管理ツールを導入前に整理すべきポイント

7:IT資産管理ツールを導入までのスケジュールイメージ

8:IT資産管理ツールの導入で失敗しがちな事例

9:IT資産管理ツールの初期費用と運用費用

10:IT資産管理ツールを選ぶポイント

11:IT資産管理ツールが管理する対象

この記事の執筆

ITreview Labo編集部

ITreviewの記事編集チーム。ITreviewの運用経験を活かし、SaaSやIT製品に関するコンテンツをお届けします。

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