IT資産管理ツールでは、ハードウェア、ソフトウェア、ライセンスの主に3つが管理対象です。 ハードウェアはPCやタブレット、スマートフォン、サーバー、周辺機器といった目に見えるIT機器全般を指します。どの部署の誰がいつハードウェアを使用しているのかを把握するのが、IT資産管理の基本です。 ソフトウェアは会計ソフトやイラストソフト、動画編集ソフトなどのアプリケーションと、WindowsやMacといったOSの2つを指します。 ライセンスは、ソフトウェアを使える権利を指します。ソフトウェアには、一定の期間を経るとライセンスが失効し、使えなくなるものがあります。ライセンスの期間を管理することで、常に最新バージョンでソフトが使用できるようになります。IT資産管理ツールが、ハードウェアだけでなくソフトウェアやライセンスの管理も行うのは、どのPCにどのソフトがインストールされているかを紐づけるためです。ライセンスによってはインストールできる回数やPC台数が定められているものがあるので、それを超えてインストールしてしまっていないかを確認するために、ソフトウェアやライセンスの監視が必要になるわけです。 社内に多数存在するすべてのIT資産について、そのすべてをExcelで管理し続けるのは大きな労力がかかります。業務効率を図るためには、IT資産管理ツールは必要なものであると言えるでしょう。

IT資産管理に関する1分解説シリーズはこちら

1:IT資産管理とは?

2:IT資産管理を整備する意味や効果

3:IT資産管理ツールとは?

4:IT資産管理ツールの基本的な機能

5:IT資産管理ツールを導入をリードすべき部門や部署

6:IT資産管理ツールを導入前に整理すべきポイント

7:IT資産管理ツールを導入までのスケジュールイメージ

8:IT資産管理ツールの導入で失敗しがちな事例

9:IT資産管理ツールの初期費用と運用費用

10:IT資産管理ツールを選ぶポイント

11:IT資産管理ツールが管理する対象

この記事の執筆

ITreview Labo編集部

ITreviewの記事編集チーム。ITreviewの運用経験を活かし、SaaSやIT製品に関するコンテンツをお届けします。

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