IT資産管理ツールでは、ハードウェア、ソフトウェア、ライセンスの主に3つが管理対象です。 ハードウェアはPCやタブレット、スマートフォン、サーバー、周辺機器といった目に見えるIT機器全般を指します。どの部署の誰がいつハードウェアを使用しているのかを把握するのが、IT資産管理の基本です。 ソフトウェアは会計ソフトやイラストソフト、動画編集ソフトなどのアプリケーションと、WindowsやMacといったOSの2つを指します。 ライセンスは、ソフトウェアを使える権利を指します。ソフトウェアには、一定の期間を経るとライセンスが失効し、使えなくなるものがあります。ライセンスの期間を管理することで、常に最新バージョンでソフトが使用できるようになります。IT資産管理ツールが、ハードウェアだけでなくソフトウェアやライセンスの管理も行うのは、どのPCにどのソフトがインストールされているかを紐づけるためです。ライセンスによってはインストールできる回数やPC台数が定められているものがあるので、それを超えてインストールしてしまっていないかを確認するために、ソフトウェアやライセンスの監視が必要になるわけです。 社内に多数存在するすべてのIT資産について、そのすべてをExcelで管理し続けるのは大きな労力がかかります。業務効率を図るためには、IT資産管理ツールは必要なものであると言えるでしょう。
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