IT資産管理ツールを導入する流れについて紹介します。スケジュールは、管理するデバイスの数によって変動します。 基本的な流れは、ヒアリング、導入計画作成、導入の3ステップです。 ヒアリング段階では、IT資産管理ツールのベンダーと自社のネットワーク構成についてヒアリングを受けます。次に、ヒアリング内容をもとにシステムの設計が行われ、導入計画が立てられます。 そして操作方法の説明や使用に関するトレーニングを実施しながらツールの導入を行います。導入に関しては、ほとんどの場合、管理対象の機器へ自動でインストールできるツールが配布され、スムーズに全機器に導入できます。 1台ずつ順番にソフトをインストールするわけではなく、同時進行で行えるので、導入からは短期間で運用まで開始できます。目安としては、管理する端末が100台ならヒアリングから運用まで1週間程度、500台なら約2週間、1,000台で約1か月です。 IT資産管理ツールのスムーズな導入にあたっては、導入に必要となる期間だけでなく、ベンダー側のサポート体制も重要になります。使用にあたっての操作説明やトレーニング、導入後のサポートなどが充実している製品を選ぶことをおすすめします。

IT資産管理に関する1分解説シリーズはこちら

1:IT資産管理とは?

2:IT資産管理を整備する意味や効果

3:IT資産管理ツールとは?

4:IT資産管理ツールの基本的な機能

5:IT資産管理ツールを導入をリードすべき部門や部署

6:IT資産管理ツールを導入前に整理すべきポイント

7:IT資産管理ツールを導入までのスケジュールイメージ

8:IT資産管理ツールの導入で失敗しがちな事例

9:IT資産管理ツールの初期費用と運用費用

10:IT資産管理ツールを選ぶポイント

11:IT資産管理ツールが管理する対象

この記事の執筆

ITreview Labo編集部

ITreviewの記事編集チーム。ITreviewの運用経験を活かし、SaaSやIT製品に関するコンテンツをお届けします。

おすすめ記事