IT資産管理ツールを選ぶ際にポイントとなるのは「提供形態」「機能」「費用」の3点です。 IT資産管理ツールには、ソフトをPCにインストールするオンプレミス型と、Web上で運用するクラウド型の2つの提供形態があります。クラウド型はベンダー側のサーバーを利用し、自社サーバーを必要としないので、初期費用を抑えて使用できます。ソフトのセキュリティ運用などもベンダー側の業務となるので、実質的に運用がアウトソーシングされる状況になります。コスト面においてはクラウド型が優れています。オンプレミス型は、自社のセキュリティ要件に合った環境下で運用でき、カスタマイズにも柔軟に対応できる点でメリットがあります。 機能については、自社がどんな業務を効率化したいかを考慮すると、必要な機能が明確になってきます。自社にとって不要な機能がたくさん搭載されていてもオーバースペックですし、コスト面でも無駄が発生してしまいやすいです。 費用については、高機能なツールであればその分高価になります。クラウド型の場合は1ユーザーあたりで料金が発生し、オンプレミス型ではパッケージ製品あたりに付与できるライセンス数に応じて料金が発生することが多い傾向にあります。多くのユーザーで使用する場合は、オンプレミス型の方が安価に抑えられることもあります。

IT資産管理に関する1分解説シリーズはこちら

1:IT資産管理とは?

2:IT資産管理を整備する意味や効果

3:IT資産管理ツールとは?

4:IT資産管理ツールの基本的な機能

5:IT資産管理ツールを導入をリードすべき部門や部署

6:IT資産管理ツールを導入前に整理すべきポイント

7:IT資産管理ツールを導入までのスケジュールイメージ

8:IT資産管理ツールの導入で失敗しがちな事例

9:IT資産管理ツールの初期費用と運用費用

10:IT資産管理ツールを選ぶポイント

11:IT資産管理ツールが管理する対象

この記事の執筆

ITreview Labo編集部

ITreviewの記事編集チーム。ITreviewの運用経験を活かし、SaaSやIT製品に関するコンテンツをお届けします。

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