良いポイント
優れている点・好きな機能
JW_WINとのデータ互換性の良さ
その理由
弊社では私以外はJW_WINを使用しているが、私はJW_WINの操作性に馴染めないため、以前より利用していたDRA-CADを自費で購入して使用している。自社内でのデータフォーマットはJWに統一するために、DRA-CADでデータ作成・編集を行い、保存形式はJWとしている。その際に、設定次第ではあるが、JW_CADでデータを表示・編集した場合とDRA-CADで表示・編集した場合で、ほとんど違和感なく作業できる。以前はJW特有のレイヤグループ毎に縮尺を設定するというものが、DRA-CADでは再現できていなかったが、今はきちんと対応されているので、助かっている。
また、他社とのデータのやり取りで、DXF形式やDWG形式のデータの変換についても非常に再現性が高いことも良い点である。他社に「JW形式やDXF形式に変換して送ってください」とお願いしても、安直に変換して表示が崩れたりなどしたまま受け取り、復元作業をしなくてはいけないケースがあるが、変換前データを送ってもらい、DRA-CADで変換すれば再現性が高いことが多い。
改善してほしいポイント
欲しい機能・分かりづらい点
データ互換性を高めてほしい
その理由
もっとJWを含めた他のCADとのデータ互換性を高めてほしい。バージョンアップのたびにJWとの互換性は高まっていくのだが、まだ、グループレイヤ(およびそれに設定された縮尺)への対応が、私にとっては使いにくい。JWユーザーにとっては、グループレイヤ毎に縮尺は決められているものであって、DRA-CADユーザーのように縮尺は図面上に記されたものを読み取って表示縮尺を変更するというものではない。そのため、時折だが、JWに変換した際に縮尺の変更を怠り(自動寸法機能の影響で)、JWでデータを表示させると誤った寸法値となってしまって、業務に影響することもある。
どのような課題解決に貢献しましたか?どのようなメリットが得られましたか?
解決できた課題・具体的な効果
図面作成速度が向上した
課題に貢献した機能・ポイント
入社した初期は所内ルールに従って、JWを使用していたが、その操作性に馴染めずに、図面作成に時間がかかっていた。DRA-CADの購入を打診してみたが、私しか使う者のいないソフトウェアで、かつ、JWは無料で使えるものに対して、多少たりとも費用が発生することもあって、許可は下りなかった。そこで、思い切って自費で購入して、使用するようになったが、当初はJWとの連携も十分ではなかったので苦労もあったが、今は危うさ(縮尺など)もあるが、業務になくてはならない。
検討者へお勧めするポイント
JW_CADやDRA-CAD以外には、実用レベルでの運用をしたことがないので、比較できないが、データ互換性が許す限りは、自分の感覚に合った道具を使うべきであると思うので、試してみることからおすすめする。