改善してほしいポイント
最大の課題は、工数入力そのものがどうしても地道で手間になりやすい点です。適正運用のためには継続的な入力が不可欠ですが、入力コストが現場の負担となり、運用定着のネックになりやすいと感じます。GitHubなど開発の実作業ログとより強く連携し、入力候補の自動提案や半自動入力が進むとかなり使いやすくなるはずです。また、予算を登録してメンバー別・プロジェクト別に予実比較を行う仕組みが弱く、管理会計の観点では物足りなさがあります。さらに、固定残業手当を支給している会社では、システム上で計算されるプロジェクト別労務費と実際の労務費が乖離しやすく、この点は運用上かなり困ります。当社では単価調整で緩和していますが、根本解決には至っていません。
どのような課題解決に貢献しましたか?どのようなメリットが得られましたか?
当社では、まず「誰が、どの案件や業務に、どれだけ時間を使っているのか」を見える化する目的で導入しました。freee人事労務と連携することで、勤怠時間を基準に工数を登録できるため、実態とかけ離れた工数入力を抑制しやすく、最低限の内部管理水準を整えやすかったです。特に、複数プロジェクトを兼務するメンバーの時間配分把握や、案件ごとの負荷の偏りを確認する用途では有効でした。低コストで始めやすいため、まず工数管理を導入したい企業には向いている一方、予算管理や実態に即した労務費配賦まで高い精度で行いたい場合には、運用上の工夫や追加設計が必要だと感じています。
検討者へお勧めするポイント
インスタントに工数管理を行うのであればお勧めできる。精緻な原価計算を行う目的では労務費が精緻に算出できないのでお勧めしない