良いポイント
勤怠管理だけで完結するシステムではなく、案件情報と密接に連携して時間を登録できる点が非常に便利だと感じました。管理側としては、どの案件に対して誰がどれだけの時間を投入しているのかを可視化でき、プロジェクト全体の工数管理や生産性の把握がしやすくなります。使う側としても、タイムカードとは別に案件ごとの作業時間を登録し直す手間がなく、同じ画面で完結することで無駄が減り、業務効率の向上につながっていると実感しました。
また、承認フローを細かく設定できる点も魅力的です。案件ごとに適切な担当者へ確認・承認を依頼する流れを柔軟に構築できるため、組織の運用に合わせたワークフローが実現できます。結果として、承認漏れの防止や作業プロセスの透明化にもつながり、現場としても非常に使い勝手が良いと感じました。
改善してほしいポイント
ワークフローの管理者側の設定で同じ人を複数の場所に登録したり、設定に独特の癖があるため、初めは戸惑う場面が多かったです。ただ、仕組みを理解してしまえば設定自体はシンプルで、社内の承認ルールに沿って組み立てていくだけなので運用しやすいと感じました。それでも最初の理解に至るまでに時間を要したのは事実で、導入時のハードルはやや高い印象です。
マニュアルやオンラインセミナーなどのサポートは積極的に提供してくれており、参考にはなるのですが、加えて対面で気軽に質問できる機会や、個別の相談に応じてもらえるようなサポート体制があると、よりスムーズに導入が進むと感じました。
どのような課題解決に貢献しましたか?どのようなメリットが得られましたか?
勤怠管理と案件管理が別々のシステムで運用されていた時には、案件ごとの作業時間をタイムカードとは別に二重で登録する必要があり、入力漏れや担当者ごとの工数把握の遅れが課題となっていました。導入後は勤怠と案件が一元化され、同じ画面で作業時間を登録できるようになったことで、入力にかかる時間を従来比約30%削減できました。また、案件ごとの投入工数がリアルタイムに可視化されるようになり、プロジェクト管理者が週次で行っていた手動集計作業が不要となり、週あたり2〜3時間の業務削減につながっています。
複数の担当者が関わる案件において、誰がどの作業に何時間必要としているかがすぐに確認できるため、タスクの偏りや予定超過を早期に発見し、対応できるようになりました。ワークフローの承認プロセスも細かく設定できるため、案件ごとに必要な担当者へ適切に承認を回せるようになり、承認漏れや確認の遅延が大幅に減少しました。
さらに、サポート体制としてマニュアルやセミナーが提供されていることで、システムの理解度が向上しました。対面サポートが追加されれば、初期設定時の理解促進や導入スピードがより高まると感じています。
検討者へお勧めするポイント
勤怠と案件管理が一体化しており工数管理が圧倒的に楽になる
案件ごとの作業時間が自動的に集約され、二重入力の手間がなくなるため、業務効率が大幅に向上します。
柔軟な承認ワークフローで自社に合った運用ができる
案件単位で承認者を細かく設定できるため、承認漏れ防止やプロセスの透明化に役立ちます。
サポート体制が充実しており導入後の定着も安心
マニュアル・動画やセミナーが充実している