改善してほしいポイント
改善を期待したいのは、ネイティブコネクタの設定に関する情報開示です。UIは分かりやすく整理されていますが、実際には個別依頼で設定できる項目もあるため、選定段階では標準機能でどこまで対応でき、どこから追加調整が必要なのか把握しづらい場面がありました。特に試験導入時は、テストユーザー向けにインデックス対象を絞り込むなど構築上の工夫をしたい一方で、考慮漏れが後から分かると手戻りも発生しやすいため、要件を直接満たせない場合は都度問い合わせて確認しています。また、国産SaaSやオンプレミス環境のサービスを利用する場合は個別に開発が基本のため、このあたりの対応がさらに充実すると、より幅広い企業で採用しやすくなると思います。実際、当社でもSansanなど利用者の多いサービスについては、社内の開発チームと連携しながら接続を補っています。Web上のドキュメントや設定項目一覧がもう少し充実すると、導入前の適合性評価や設計判断がしやすくなると思います。
どのような課題解決に貢献しましたか?どのようなメリットが得られましたか?
個人レベルでは、週報や月報のドラフト作成で特に効果を実感しています。日々の活動履歴や関連情報を踏まえて下書きを作成できるため、ゼロから思い出して書く負担が減り、内容の抜け漏れも抑えやすくなりました。加えて、Asana、Box、Zoomなどに分散した情報を横断して確認できるので、事実確認と文案作成を行き来する時間も短縮できています。体感としては、定例的な報告業務の準備時間をかなり圧縮でき、継続的に使うほど効果が大きくなると感じています。
チームレベルでは、毎月の1on1準備や活動報告の質が大きく向上しました。上長側は部下の活動履歴をもとに事前準備ができ、メンバー側も自身の活動を事実ベースで整理して報告しやすくなったため、その場の口頭説明だけで終わらない対話が生まれやすくなりました。普段の記録と根拠のある主張を組み合わせて話せるので、目標管理の納得感が高まり、実際にHBrainのエンゲージメントスコアでも目標への納得感や成長実感の改善が見られています。
検討者へお勧めするポイント
個人向け生成AIに慣れた社員が増える中で、企業としては利便性だけでなく、社内データを安全に活用しながら定着させられるかが重要だと思います。Gleanは普段使っているSaaSとつながり、接続先の権限も踏襲したうえで最新のLLMを活用できるため、現場の使いやすさと管理面の安心感を両立しやすいサービスです。
加えて、Gleanを介して利用するLLMについて、利用者のインプットが学習に使われないことが契約レベルで担保されている点も、導入する側にとって大きな安心材料だと思います。導入後に使われずに終わるAIではなく、日常業務の延長線上で自然に定着し、組織全体の生産性向上につなげやすい点が特にお勧めできるポイントです。

生成AI機能へのレビュー
最新のLLMを含めてGleanを介して活用できること、また普段使っているSaaSのデータをAIで直接活用できることから、自然に使い続けやすく現場へ定着しやすい点が一番大きなメリットだと思います。接続先SaaSの権限を踏襲するので、管理者としてもリリースしやすいと思います。
また、自身の文面や提案の癖に加え、自分の周辺で起こっていることを理解した上で支援が得られるため、従来のやり方を見直すきっかけになり、個人の思考や業務スキルの改善にもつながりやすいと感じています。
一方で、資料生成のようにトークン消費が大きい業務では、慣れたユーザーに限定して開放したくなるのですが、現在のところ初心者と習熟者で利用範囲を細かく分ける運用はまだ難しいため、成熟度に応じた柔軟な権限コントロールが今後さらに充実するとよいと感じています。