良いポイント
移動中、外出先でも出勤、退勤時刻を記録できるのが、やはり便利です。タイムカードを使用していた頃は、クライアントへ訪問後に予定を変更して、引き続き外で打ち合わせや作業をしたり、出社途中に用事が発生して立ち寄ったりいったさいに、社に連絡して打刻を依頼するなど、時間管理における柔軟性にやや欠けていました。打刻の画面も、現在時刻が秒単位で大きく表示されてカウントが進んでおり、また打刻のボタンも目立つように配置されているため、スピーディーな操作で「いつ打刻したか」を把握することが可能です。打ち忘れなどがあれば、「確認をおねがいします」と件数とともに表示されるのも、「打ち忘れを溜め込んでしまう」ことの防止につながっています。
改善してほしいポイント
さすがに数年間、毎日使っているとおおよそ慣れましたが、打刻画面で、自身のステータスが「勤務中」なのか、それとも「勤務中ではない」のか、表示がやや分かりづらいのでは…と感じていました。「まだ押していなかった」と勘違いして押したところ、短時間で出社・退社が記録されてしまったり、「打刻済み」と思っていたら、退勤の時刻に押すと「勤務中」になったりといったことが社内で頻発。修正を承認する管理者の作業が増えてしまった時期がありました。あと、「打刻データ修正」もどのような作業で修正を申請できるのか、画面の表示だけではなかなか理解できない気がします。
どのような課題解決に貢献しましたか?どのようなメリットが得られましたか?
働く場所、時間の柔軟性が増しました。パソコン、スマホともにオンライン上で操作できることで、物理的な制約から解放されたと感じます。管理者にとっても、負担の軽減につながったとのことです。また、出勤簿をPDFでダウンロードしてあらためて見てみると、ある1日の作業に対して適正な時間だったのか、効率化は図れないだろうかと、考えるきっかけにもなりました。
検討者へお勧めするポイント
他のサービスから乗り換えたり、新規で導入したりする場合、ジョブカンの操作に慣れるまでの時間は、シンプルなつくりなので、ごく短期間だと思います。少人数の組織だと周知は容易かと思いますが、一定程度、従業員数が多い場合は、使い方を丁寧につたえ、運用のルールをあらかじめ定めておくと、問い合わせが多発して管理者の負担が増えてしまうといったことを避けられると思います。