
Adobe Marketo Engageの製品情報(特徴・導入事例)
更新日:2023 年 01 月 23 日
Adobe Marketo Engageからの製品紹介
Marketo Engageは、あらゆる規模、業種の企業に向けて、デジタルからアナログまで、適切なタイミングで適切なメッセージをそれぞれに合ったチャネルを通して届けるマーケティングプラットフォーム(エンゲージメントプラットフォーム)です。BtoB BtoC問わず、世界で5,000社を超える導入実績のあるマーケターのためのプラットフォームを提供しています。
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Adobe Marketo Engage担当からのメッセージ
ITreviewからの製品紹介
Marketo Engage(マルケト エンゲージ)とは?
Marketo Engage(マルケト エンゲージ )とは、アドビ株式会社が提供するマーケティングオートメーションツールです。Marketo Engageは世界39か国以上の企業で導入されており、ユーザー一人一人に対し最適なタイミング、方法、内容でコミュニケーションをとることを可能にします。
Marketo Engage(マルケト エンゲージ)の機能
Marketo Engageでは、「Webサイトトラッキング」「スマートキャンペーン」「イベントプログラム」「ナーチャリングプログラム」などの機能が利用できます。以下でそれぞれの機能について解説します。
Webサイトトラッキング
WebサイトにMarketo Engageから発行したタグを埋め込むことで、ユーザーのWebサイト上の行動をトラッキングできます。Webサイト外のユーザーの行動データ(メール開封やフォーム送信など)と併せて管理することで、ユーザーの見込み度に応じたセグメント分けをより正確に行え、後述するナーチャリングプログラムなどで活用できます。ユーザーのトラッキングはメールアドレス取得前でも行うことができ、一定の情報をもとにセグメント分けされます。
スマートキャンペーン
スマートキャンペーンでは、Marketo Engageで実施するプログラムを管理できます。例えば、ユーザーに対して行うメール配信などのアクションやスコアリングの状況、自社の社員へのアラートメールなど、あらゆるプログラムを包括的に確認できます。
イベントプログラム
イベントプログラムでは、自社で実施するセミナーやイベントに集客することを目的として招待メールやフォローアップメールのプログラムを作成し、配信日程をカレンダーで管理できます。セミナーやイベントで必要になるユーザーへのアクションは定型化されやすいため、作成したプログラムを複製して対応することで運用の効率化が可能です。
ナーチャリングプログラム
ナーチャリングプログラムでは、ユーザーのカスタマージャーニーに合わせてメール配信などのアクションを設定できます。ユーザーの見込み度によってとるべきアクションは異なりますが、ナーチャリングプログラムを活用することで接点の最適化と自動化を進められます。
メール作成・配信
Marketo Engageでは基本的なメール作成機能に加え、ユーザー毎にメール文を部分的に変更することができます。例えば名前やメールアドレス、企業情報を挿入する場所を指定し、ユーザー別に情報を切り替えられます。メールの配信設定はユーザーのセグメント(属性や興味関心など)毎に行え、複数パターン用意してABテストも行えます。
入力フォームやランディングページの作成
入力フォームやランディングページの作成もMarketo Engageで行えます。ドラッグ&ドロップで直感的に操作でき、HTMLやCSSに関する知識がなくても設定が行えます。テンプレートも用意されているため、フォーマットに従い作成を進められます。入力フォームやランディングページでは、ユーザーのセグメントに応じて要素を変更したり、コンテンツを複数パターン用意し、平行配信しながらABテストを行ったりできます。
レポート・分析
Marketo Engageで設定したプログラムの効果を一目で確認できるよう、豊富なレポートフォーマットが用意されています。効果の高いプログラムや改善が必要なプログラムを見分け、効率的に施策を検証できます。
セグメント、スコアリング
属性や興味関心などに応じてユーザーをセグメント分けし、メール配信の設定やランディングページの表示切替などが行えます。また各セグメントの見込みに合わせてスコアリングを行い、見込みが高いセグメントを一目で確認できます。
注目の出来事・アラート
非常にスコアの高いユーザーやフォーム送信を行ったユーザーなど、特に見込みの高いユーザーが検出された際に、社内の担当者にメール通知を行う機能もあります。これにより早期の対応が望ましい場面で、タイムリーにユーザーとの接点を持つことが可能です。
他ツールとのデータ連携
他のCRM・SFAツールと連携しユーザーの情報を統合的に管理することで、見込み度をより正確に把握できます。
Marketo Engage(マルケト)を導入する企業の業界
Marketo Engageはユーザーの見込み度に合わせて接点を最適化できることから、ユーザーの検討期間が比較的長いB2Bの領域において特に効果を発揮しやすいです。B2Cの領域では、「不動産」「金融」「通信」など、検討期間が長く、営業との連携を重視される業界などで多く活用されています。
ユーザーの声
この製品・サービスの良いポイントは何でしょうか?
弊社では、購買プロセスとセグメントで顧客を分けて育成シナリオを考えるという設計をしており、Webサイトと外部メディアでの資料ダウンロードと自社セミナーからのフォローを中心に商談を獲得しています。Marketoには”リードライフサイクル” ”セグメント” ”プログラム”などといった機能があり、マーケティングの企画を落とし込みやすい点が気に入っています。また、オートメーションの設定でつかえる条件が豊富です。フィールド、ライフサイクル(ファネル管理)やスコアなどの設置数の制約もないため、実験用もふくめて柔軟に運用できるのが助かります。SFDC連携はシンプルで設定のみで済むため扱いやすいと感じます。製品がメジャーなだけありコネクターの用意されているツールがおおく拡張性が高いです。マーケティングの成長に対応しながら長く使えますし、トータルでのコストやリスクの抑制になっています。
引用:https://www.itreview.jp/products/marketo/reviews/5570MAをメール配信ツールとしてしか生かせていない企業も多いかと思いますが、施策単位で分析をしたり、施策の複製をしたりすることによって、例えば「セミナーを実施する」「セミナーの集客のためのメールを配信する」「セミナーのLPをつくる」といった複数のToDoがバラバラにならず、一連の施策として実行・分析・複製を行うことができる。他社MAでは「メール」「LP」など細かなToDo単位での分析・運用が主となるが、施策の型が決まってしまえば分析も容易で効率的に運用が可能。
Pardotからの切替だが、Salesforceとの連携についてはむしろMarketoの方がより深くできる印象。完全なリアルタイムでないことを除けば、連携に支障は全く無い。
またカスタマーサクセスやコミュニティー運営に力を入れており、手厚いサポートをいただいていると感じている。
引用:https://www.itreview.jp/products/marketo/reviews/5581マーケッターがどういうことをしていけばいいのか、ということがきちんと機能として備わっている。
思想と機能をきちんと理解して使いこなせると、マーケッターにとっての良きツールになる。
引用:https://www.itreview.jp/products/marketo/reviews/5307
どのようなビジネス課題を解決できましたか?あるいは、どのようなメリットが得られましたか?
セミナー運営やフォーム設置など定形業務の工数削減と必要スキルの低減。マーケティング~セールスのプロセスの数値把握(データ取得)。サイトやメールや広告といった”施策”だけではなく、”見込み客(人)”をより意識した議論ができるようになったこと。
引用:https://www.itreview.jp/products/marketo/reviews/5570Pardotを運用していた時代にできなかったこと(過去のアクティビティーを引っ張る、行動スコアと属性スコアを足し合わせてリアルタイム評価するなど)が可能になった。
また、スコアの属性を2種類以上持てるようになり、「見込み客としてHotである」ことと「カスタマーとしてHotである」ことを別軸の計算軸で持つことができた。これによりカスタマー・見込み客双方の分析やセールス・カスタマーサクセスとの連携が柔軟にできるようになった
引用:https://www.itreview.jp/products/marketo/reviews/5581オンラインでの顧客接点をフロー化できたこと。問い合わせやメルマガなど、それぞれが単発だった活動が、きちんと一連の流れとなり、またリードのオンラインでの動きが追えるようになったことは大きい。
引用:https://www.itreview.jp/products/marketo/reviews/5307
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